11月になると 思い出すのは愛犬Cocoちゃんのこと。

 

 

私はオーストラリアで双子のラサ・アプソという犬種を購入した。

 

買うかどうか1週間迷った。ちょうど日本に帰ろうかと考えていた頃なので

 

犬を連れて帰国する場合どういった手続きが必要で、

 

費用はいくらか調べる必要があったからです。

 

わかったことは 

 

3回の予防接種をした証明書、獣医の健康診断書、

 

オーストラリアの農林水産省からの出国許可書、

 

航空会社で決められている大きさのケージ、

 

ペットは貨物扱いで二頭でAUS$750くらいが

 

必要ということがわかった。

 

これくらいなら 問題ないだろうということで

 

購入に至ったのです。

 

現在は死亡事故などが数件あったため、

 

短頭犬種(鼻ぺちゃの犬)の搭乗は航空会社では禁止している。

 

長時間のフライトに耐えられたのは、生後9か月

 

と若かったこと、一つのケージに姉妹2頭入って

 

心強かったからだと思っている。

 

日本に帰ってからは母がいたので、できてなかっ

 

たトイレトレーニングを徹底して教え込んでくれた

 

ので、粗相もしなくなっていた。

 

愛玩犬なので、他の犬に攻撃的になったり、

 

人を噛まなければ問題ないと考え、かなり甘やかした。

 

CoCoちゃんはとにかく散歩の好きな犬で、手を抜こうとしたとき 外に脱走し 

 

警察沙汰になったことが二回ありました。

 

「お腹すいたよ」

 

そんな活発なCoCoも12歳になった時 右目の虹彩に腫瘍ができ、

 

いろいろ頑張って治療したのですが、

 

眼球摘出術を受け 片目になります。 

 

虹彩腫瘍と診断される2年くらい前から、トリミングの度に 

 

右目少し充血しているので非ステロイド性の目薬が出されていた。

 

眼圧が高くなるので、目薬で下げたり、痛み止めの薬飲んだり、いろいろしましたが、

 

それは気休めにすぎず、結局 角膜が感染し 白く魚の目のようになったので 摘出しようと決心に至りました。

 

しつこい結膜の充血は 眼科専門の獣医に見てもらった方がいいです。

 

結膜炎以外の理由が考えられます。

 

虹彩腫瘍と診断された場合、目薬 内服は気休めです。 

 

さっさと手術した方がいいかと思います。

 

片目になっても犬は嗅覚 聴覚などが優れているので動きにそんなに問題ないものです。ちなみに 腫瘍はメラノーマ(黒色腫)でした。

 

 

その2年後の9月に また同じ症状がでて、左目は失明し、耳も遠くなり 

 

食欲も落ちてきたので内科的な検査をうけました。

 

アジソン病と脾臓あたりに腫瘍があるようだと診断されます。どんどん食べなくなり、体を冷やすため玄関の土間で寝るようになっていきます。

 

 

私の母も玄関の土間に布団敷いて一緒に寝てました。認知症のためか 

 

夜徘徊したり、全盲なのでトイレに行くときも付いて行かなければならならないので

 

その度 高齢の母も起きてまいってきたので 獣医さんに頼んで 眠れるようにと痛み止めの注射をもらい 毎晩打つようにしました

 

下世話な話ですが 亡くなる前の2ヶ月間は毎月20万円 医療費に飛んできました。

 

これから 犬や猫を飼う方、最後まできちんと看ようと思うと本当にお金かかります

 

それが またモチベーションとなり 仕事を頑張るようになるのですが。

 

CoCoちゃんは本当に外の空気が好きだったので死ぬ二日前まで乳母車にいれて散歩をしてました。

 

助からないとわかっていても 自分がいないとき死なれるのは耐えられなかった。14年間一緒にいて 最後は私の腕の中で逝ってほしかったので

 

CoCoちゃんが亡くなる2日前の満月の夜 抱っこして近所を散歩し、最後の会話をします。

 

CoCoちゃんが 逝くべきかどうか迷っている感じがしたので、

 

「CoCoちゃん 何を恐れているの もう行くべき場

 

所にはミミちゃんやりりちゃんが待っているんだよ 

 

あんたはもう食べれない 見えない 歩けないしょ。

 

こんなんで楽しいかい?みんないつかは死ぬんだよ 

 

ママは働いているから 

 

もしかしたら最期の時会えないかもしれない。

 

でも ママがCoCoのこと大好きなの忘れないで」

 

CoCoは私の言うことわかってくれていたはず。

 

その翌日の夜からほぼ昏睡となり 朝方 Coco

 

ちゃんの荒い呼吸を見ていると 前足を私の方

 

に伸ばしてきたので抱っこしようとしたら口から血

 

吐いて まもなく亡くなった。きっと脾臓の血管

 

腫が破裂したんだと思う。

 

火葬したとき 腹のあたりが真っ黒の灰になっていました。

 

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あれから2年たった。もう 家に犬はいない。全員逝ってしまった。

 

クリスマスツリーも飾らなくなってしまっている。

 

 

 

      Cocoちゃんをチョークアートで描いてみました。 下のロゴ画像をクリックしてください。