少しずつ「毒親」という言葉の波紋が拡がって行っているように感じます。
いろいろ考えることはいいことだと思います。
「親を許すことなんてできない!」
この気持ちよーくよーーーーーくわかります。
私がそうでしたから。
首がもげるほどよくわかります。
昔の私だったら「気づきを与えてくれた親に感謝してます」だなんて聞いたら
「チッ キレイ事言いやがってこの偽善者が」の一言で終わってました。
順序が違うんです。
まず最初に自分を許すんです。
自分を許すっていざ本気で考えてみると
自分を・・・?許す・・・・?どういうことなんだろう???
ってなると思います。
そう思っていると、自分に許してない部分にだんだんとスポットが当ってきて
無理してる自分だったり、抑圧しまくってる自分だったり、
そういう自分で素直に認められない自分の姿が浮き出てくると思います。
そしたら、その困った自分をどうするか。
「変えられることは変える努力をしましょう。変えられないことはそのまま受け入れましょう。おきてしまったことを嘆いているよりも。これからできることを皆で一緒に考えましょう。」
これはニッポン放送(周波数1242MHz)の人気番組『テレホン人生相談』の名パーソナリティー加藤諦三先生(加藤諦三先生ホームページhttp://www.katotaizo.com/
)の冒頭の決まり文句である。
↑ここに来たんです。
んで、変えられることは変えて行き、変えるのが難しいことは、段階的に分けて時間をかけて変える。
変えられないことは受け入れてその上で対策を考えるんです。
そしたら、今の現状の自分自身にまるっとOKを出すことがようやく出来るようになりました。
そしたら、自然と自分を許せるようになってました。
んで、ここでやっと親のことが許せるようになるんです。
済んでしまったこと、取り戻せないこと、変えられないこと、
ぜーんぶまるっとひっくるめてOKが出せるようになるんです。
だから、親のことが許せない!ムキー!!ってなってるうちは
親が憎くて全然いいです。
親のことは横に置いといて、まず自分をよしよししてあげて
いろいろ変えれる所は変えて、変えられないことは受け入れて
まずは感情が絡まってぐちゃぐちゃになってる自分の中を整理して
修繕して、補強して、満たして、満足できてから、
そこで初めて親を許す段階に入るんだと
私は自分を省みてそう思います。
ちょっと道は長く険しく感じてしまうかもしれませんが
それも受け入れて楽しみながら人生の上書き修正をしていって欲しいです。
そして自分自身の本来の人生をめいっぱい全うして楽しんでいただきたいと思います。
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