アングラなアート~♪ | とろみの部屋

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オリジナルアクセサリー・MIMICのファッション通信!


お久しぶりです・・・

今回は、こんなアートな世界もあるよって感じで、
劇画、イラストレーターの丸尾末広氏を紹介しまぁーす(*^ー^)ノ

 
 
丸尾末広: 1956年1月28日~
国内外で活躍する、ちょっとシュールな劇画、イラストレーター。
15才で東京に出て、独学で絵を描き、17歳の時に
『週刊少年ジャンプ』に絵を持ちこみましたが、彼の描くモノが
週刊誌と合わないと不採用になり、その後ポルノ雑誌などで
デビューし、数々の小説の挿絵を描いたりしてました。
1983年に結成された劇団『東京グランギニョル』の宣伝
ポスターや美術を担当し、自身も役者として舞台にも立って。
『東京グランギニョル』は数あるアングラ劇団の中でも、
同性愛、サディズム、エロチシズムのような耽美主義な
シュールな世界の作品を発表しましたが、結成されてから
わずか4本の作品を公演しただけで解散しちゃってます。
そんな劇団でしたが、数ある劇団の中でも特別な存在で
一目おかれ、今でも伝説的に語りつがれてます
劇団からは、個性的な俳優、嶋田久作が今では映画や
テレビ、舞台などで活躍してます。
 
 
 
レトロな雰囲気の丸尾末広の世界。
夢野久作や江戸川乱歩に影響をかなりうけたようです。
この『少女椿』は、丸尾氏の代表的な作品で、お芝居に
なったりもしてます。私は漫画とか見ないのでわからない
ですが、この主人公の『みどりちゃん』は、エヴァンゲリオン
の『綾波レイ』のモデルになってるらしいですー。
私の知らないアニメの世界はいろいろあるんだなぁー(笑)
この少女椿の絵、iPhoneカバーにもなってましたぁー


こちらはドイツ版~  
みどりちゃん、ちょっと大人びて見えますねー(〃∇〃) 
  

去年、紀伊国屋ホールで夢野久作の『ドグラマグラ』の
朗読劇公演のポスターを丸尾氏が手がけましたぁー
夢野久作文学の世界と丸尾の世界がよくマッチしてます。
好みかどうかは抜きにして、いろんなアートがあることを感じ
させてくれます・・・(*゚ー゚*)
 
 

丸尾氏の作品は、欧米でとても人気があり、海外では
いろんなイベントなどで行列が出来るほどです。
これは江戸川乱歩の『芋虫』のフランス版の本ですが、
丸尾氏の絵がとても美しいと称えられた作品のひとつです。
子供の頃に江戸川乱歩の本も沢山読みましたが、四肢を
無くした男と妻の話しも、素晴らしい形で外国で出版されてる
ことがとてもうれしいです・・・
ね―――っ、これは美しいでっしょー
 


 
 

 
  
 
シュール・シュール~ 
  
 
で―――――――っ!
そんなシュールな丸尾氏の絵を外国の女性の方が
タトゥーで入れちゃってましたぁー (;´▽`A`` ヒャーッ
もうビックリです(笑) 転写したみたいによく彫られてるタトゥー。
うーん、見事だけど痛かっただろうなぁー(笑)
タトゥーの世界、私はわからないですが、このぐらいすごいと
それはそれで美しいですね・・・(●´ω`●)ゞ
 
  
 
趣味、嗜好、国によってもさまざまで、これもひとつの文化、
アートなんだなぁーって・・・
 15才の少年が独学で人真似をしないで、自分のスタイルを続け
あきらめず描き続けたこと、ほんとに素晴らしいなと思います。
私もそんな風に仕事をしていきたいです・・・
 
 今回のBGM、久しぶりにBondの『Viva』で
お届けしましたぁー 

ブログをごらんになっていただいてるみなさん、
お疲れさまです・・・

寒い日が続いていますので、
お身体に気をつけてお過ごし下さいね。

毎日、沢山の幸せを感じられますように・・・

ありがとうございましたぁー