友人が亡くなり
気分もブルーな話し声ボイストレーナー、
ジャズシンガーのMIMIです。


友人が数日前亡くなりました。
彼は普通に運転していたのですが、
道路でレースをしていた車が
あまりのスピードに宙を浮き、
隣を走っていた友人の車を
宙に浮きながら上半分を
ヒットした感じです。

ニュース画像を
見たら、車は配車同然。
屋根は吹っ飛んでました。

友人は、サックス奏者なのですが、
その日のGIGに行く途中でした。

一瞬のことで、彼も何が
起こったかわからないまま
たぶん天に召されたと思います。

奥様はタイ人。
タイが大好きで、休暇には
長期でタイに滞在していました。

おととし、一緒にバンコクのバーで
演らせていただき、昨年の末には
深夜のレコーディングに同席していました。

今年は、外国でのジャズフェス、そして
タイでのイベントにも出演が決まっていたそうです。

タイにも友人、生徒さんがたくさんおり
ほんとにみんなから愛されていたベニ―。

私の誕生日には、わざわざメッセージと
サックスでハッピーバースデーを
私だけのために吹いてくれたものを
FACEBOOKのウォールにアップしてくれ、
物凄くカンゲキしたのを覚えています。

ベニ―の誕生日は1月のはじめ。
サックスを吹いているねこちゃんの
写真を送り、喜んでもらったところなのに。


人間の人生ってほんとにはかない。
未来に何が起こるのか、誰も予測できない。

いつか、ガンを克服したお医者さんが
おっしゃってた一言。

ガンで死ぬのは、幸せな死に方。
何故ならば、自分の余命を把握したうえで、
やるべきことを計画的にやり遂げられるから。



事故で、自分のやりたいことを
やり残したまま死んでしまうのは
悲しいですね。


明日、事故で死んじゃうかもよ
これは、私たち全員に言えること。



いつ死ぬかわからない、
という危機感を持って生きれば
もっと毎日を丁寧に
生きられると思います。

まだ、考えることが途切れたときに
ベニ―のことを思い出してしまいます。
もっと沢山やりたいことがあったはずなのに。

その分、今生かされている私たちは
生かされていること自体に感謝し、
誠実に毎日を生きなければいけませんね。

1,000人の患者さんを看取ったお医者さんが
書いた本の中に、亡くなった方たちが
後悔していたことのリストがあります。

①健康を大切にしなかったこと
②たばこをやめなかったこと
③生前の意思を示さなかったこと
④治療の意味を見失ってしまったこと
⑤自分のやりたいことをやらなかったこと
⑥夢をかなえられなかったこと
⑦悪事に手を染めたこと
⑧感情に振り回された一生を過ごしたこと
⑨他人に優しくなれなかったこと
⑩自分が一番と信じて疑わなかったこと
⑪遺産をどうするかを決めなかったこと
⑫自分の葬儀を考えなかったこと
⑬故郷に帰らなかったこと
⑭美味しいものを食べておかなかったこと
⑮仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
⑯行きたい場所に旅行しなかったこと
⑰会いたい人に会っておかなかったこと
⑱記憶に残る恋愛をしなかったこと
⑲結婚をしなかったこと
⑳子供を育てなかったこと
㉑子供を結婚させなかったこと
㉒自分の生きた証を残さなかったこと
㉓生と死の問題を乗り越えられなかったこと
㉔神仏の教えをしらなかったこと
㉕愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと



後悔しない人生を送るために
やりたいことは、躊躇せず
どんどんやったほうがいい。

躊躇している時間が
勿体ないですね。

今回のベニ―の死で
沢山考えることがありました。

こんなときにも
ずっと唄っていなきゃいけないのが
ちょっと辛かったのですが、
少なくとも、唄っている間は
気が紛れていました。

土曜日、ベニ―のために
一曲唄いました。

R.I.P、ベニ―。