BRCA遺伝子検査 | おひとりさま、乳がんなりました。

おひとりさま、乳がんなりました。

・ 2021年10月 48歳で乳がんと診断
・ 2021年12月 左胸部分切除、腋窩リンパ節郭清(転移あり)
  浸潤性乳管がん(硬癌、10mm)、ホルモン受容体陽性、HER2陰性
・ 2022年2〜3月 放射線治療
・ 2022年4月 ホルモン療法(10年)開始

(投稿日時となってるのは出来事のあった頃で、記憶をもとに書いています。)

 

10年近く前に、郵送で簡単に遺伝子検査が受けられるサービスがアメリカで開始されたと聞いて、とても興味を持ちました。

病気にかかるリスクが云々より、自分の祖先がどこから来たか、遠い遠い親戚もこの検査を受けていれば繋がることもできる、なんて、未来だ!と。

 

その頃丁度研修でアメリカに行く予定があったので、唾液を採取して郵送、結果はオンラインという検査だから、ホテルから送ればいいやと申し込みました。

 

しかし運悪く、アンジェリーナ・ジョリーが遺伝子検査の結果から乳房の予防的切除手術を受けたというのが大きなニュースになって、渡米する直前に食品医薬品局(FDA)から遺伝子検査禁止!のお触れがガーン

ホテルには既に検査キットも届いていたのに!(お代は取られませんでした)

 

 

あの時大問題になっていたものが、今や日本で保険適用。

予防的切除も問題どころか推奨され、再建含めて保険適用だとは、時代は変わったのですね。

 

 

なんて好奇心はあったにしても、自分が遺伝子変異ありと判定されたらどうする…?

がんに罹っていると知っても症状が無くて他人事みたいな左胸を全部摘出して、元気な右胸も?

更には卵巣なんて体の中まで?

 

 

頂いた資料にはこんな表がありました。

だから、予防切除を勧めます、と。

 

でもでも、これって「かかるリスク」であって、再発や二つ目が発生するリスクじゃないですよね。

私はもう、9%、57%、49%のどれかの中に入っているわけです。

二度目のリスクについてのデータは無いのかと先生に聞いてみたけれど、研究ごとに結果が異なっていて、決定的なデータは出ていないそう。。。

 

 

医師としては少しでもリスクは低減しておきたいので、全摘出を勧めます、と言われても、じゃあ取って!と即答はできず。

返事は持ち越しです。