見て、と打てば、損はない、と出てくるけど
ネガティブワードはなるべく使いたくないので。
coloring musicalと銘打って世に出た小林香さん作演出のオリジナルミュージカルは、タカシの共感覚を私たち観客の目に映るように表現された作品でした。
今回本当に申し訳ない詰め込み観劇しかできなくて、2日間でマチソワマチソワするっていう馬鹿なスケジュール組んでて、
題材が題材なだけにつらかったり、オリジナルで万が一自分に合わない感じだったらどうしよう
とか何とか不安に思っていた過去の自分に優しく声をかけてあげたいです。
ということで、まだあと3回見られるのです(*´-`)
初回で思ったことをばつらつらと。
「でない!」とテレビ出演を拒否するところと、マモルをお母さんのいない子にしてしまった自分を責めるところ。
心の悲鳴がつらかった。
発する言葉がナイフのようで、濃い青が濃い青で塗りつぶされて黒になってくような。
全部なんだけど、もっと見たい。
ちょこちょこ小ネタが入るけど、嫌な感じじゃないから好き。グリングリンとか(*´-`)
終盤、あやさんが中心でタカシを導くようにみんなで踊るところのタカシのダンスが好き。
壮一くんとしての踊りじゃなくて、タカシとしての表現。
ゴージャス出演1発目で、五朗さんに言われたって言ってたこと。
「お前だけ、住人になってないぞ」
バリバリにガッチガチにダンス決めてるのもかっこいいけど、やっぱり役としての表現が好き。
歌も同じで。
タカシの心の中の感覚を歌ってる時は、のびのび、スラスラ、壮一くんのいつもの歌い方に近い感じ。
現実として話している歌の時は、伝えるのが苦手なタカシの感じ。
なんて表現したらいいかわかんないけど、この違いが…(*´ω`*)♡
髑髏であれだけ潰した喉をここまで高めてくれて…!
サヴァン症候群を題材にすると聞いて、ダニエルタメットの「僕は数字が風景に見える」を読みました。
結構、ダニエルのというか、タカシの感覚を理解するのに役立ったなぁと。
パンフはとりあえず、香さんのところと壮一くんのところを読みました。
香さんがすごく壮一くんのことをかってくれてて…!
素直に嬉しい!
演出家に、脚本家に愛されるってすごくないですか!
嬉しい……好き!
壮一くんのページは、いつもよりもっと壮一くんでした。
人によるんだけど、壮一くんの場合、本当に壮一くんがしゃべってる言葉が聞こえてくるから不思議。
しゃべったのをそのまま文字おこししたような。
役作りのためにいろいろ調べたり、どこに重きを置くか考えたり。
普通のことかもだけど、台本以外を膨らませる作業って本当に尊敬する。
障がいを題材にすると、強調すれば個性が目立ちすぎて嘘っぽくなりがちだけど、本当に自然にタカシとして生きてくれて。
平間壮一すごい。
素敵。
最後は感謝を忘れないところも、壮一くんらしくて好き。
もう好きしかないよー。
さて、残りのパンフも読んで、ソワレ行ってきます!