25年経っても時は解決してくれないこと
昨日、気づいたこと。親しくさせていただいているメンターであるビジネス書作家の方と話していて、あることに気づいたんです。私は25年前に離婚しているのですが、いまだに私の中で“離婚”した当時と、同じ感情を持ち続けているんですね。その頃感じていた苦しみや辛さ、悲しみ、怒りがまだ消えていない。10年間の結婚生活で思い出すのは、辛かったことや悲しかったことばかり。他に楽しいことや嬉しかったこともあるはずなのに、出てこないんです。今さら当時のことを思い出すこともほとんどなかったけれど、昨日問われるままに答えていると、私の口から出てくるのはネガティブなワードばかり。「もう終わったこと」としてフタをしていたけど、その感情にちゃんと向き合っていなかったから、まだ消えていない。こういう感情は、“時”が解決してくれるわけではありません。日常は何事もないように暮らしていて、自分でもすっかり忘れているけど、ずっと心の奥底には密かに残っています。それが、ちょっとした時に表に出てきます。今回の私もそうでした。昨日、信頼しているメンターから聞かれたからこそ、本音が出てきたんですね。自分が発しているネガティブワードを、もう一人の自分が聞きながら、「ああ、私はまだこんなに傷ついていたんだ」と思いました。25年はとても長い年月です。でもどこかで自分の中にあるドロドロした感情に向き合わなければ、自然と消えることはないんです。人によっては親に対する感情だったり、愛する人を亡くした悲しみだったり。どこか思い通りに進まない現実があったら、外側に原因を探すよりも自分の内側を見た方が答えが見つかります。自分の中にどんな感情があるのか。辛いけれど、これからジックリと向き合います。「あるがまま」を受け入れれば、また別の世界が見えるかもしれませんね。