七夕の日。

初めての試みで、堀田先生宅で大人の「絵本と紙芝居の会」を開催させていただいた。

お客様は堀田先生のお友達5名で、先生と私たちも含めて総勢8名。

 

先生のお庭のハーブがあちこちに生けてあった。こんなふうに小さな花瓶に、

庭の香りの良いハーブや可愛い花を飾っておもてなしをされるのって素敵だなぁ。

 

保育士の友人の手作りプログラムも可愛い。短冊は七夕飾り用。

 

🌸私は「おじさんのかさ」を読んだ。

立派な傘を持っているのに、傘が濡れるのが嫌で

雨が降っても、傘を開かないおじさん。

この絵本は次男が大好きで、雨が降ると傘と長靴を履いて 

「雨が降ったら、ぽんぽろろん♪」

「あめが降ったらぴっちゃんちゃん♪」と歌いながら雨を楽しんでいた。

 

雨降りも楽しんでしまう無邪気な子供たちの歌につられて,・・・

ついに、おじさんも傘を開いてしまう。

おじさんの心が開かれたのだ。

「雨に濡れた傘も良いもんだなぁ〜」とおじさん。

「第一 傘らしいじゃないか!」

おとなもクスッと笑える絵本

 

🌸友人は七夕に合わせて「あまのがわのカサッピイ」を。

七夕の晩、織姫、彦星の逢瀬のために、たくさんのかささぎが羽を広げて架け橋を作るというお話。七夕の歌もあって皆で歌う。

百人一首にも「かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける」という大伴家持の歌がある。古くからある中国の七夕かささぎ伝説の紙芝居。

 

🌸堀田先生は宮沢賢治の「どんぐりとヤマネコ」を読まれた。

図書館から紙芝居を借りて練習なさったそうだ。

この紙芝居は絵も印象的。紙芝居は絵も大事な要素。

 

急に参加が決まったHさんは、小学校での紙芝居ボランティアだけでなく、

大人向けの紙芝居を読む名手で、近松の「曽根崎心中」を読んでくださった。

これは歌舞伎や浄瑠璃でもお馴染み、大人向け紙芝居で皆さん喜んでおられた。

 

🌸ティータイムと歓談を…

堀田先生がお庭からハーブを切って来られて、ハーブティーを。

ハーブティは花が咲くまでが良いと、ハーブの効能なども説明された。

庭にハーブがあると、花瓶に挿して花を楽しんだり、切ってハーブティにしたり

、ドライフラワーにしてハーバルバスやサシェにも・・と色々楽しめる。

我が家のベランダも、堀田先生の影響でハーブが増えてきた。

この日のために手作りしたお菓子は、

七夕の晴れた夜空をイメージした星空ケーキと黒豆ゼリー

 

私と友人を除いて、ほぼ全員が80代、90代の方ばかり・・・。

堀田先生のお友達は、高槻市の街づくり委員会の方だったり、長いこと、いろんな形で活躍されてきたお元気な方たちであった。

堀田先生のご挨拶

「皆さん、それぞれの人生を通り過ぎて、色んなものを蓄積した知識の上に立ち、今から、さて何をしようという時期だと思います。 意欲があり、皆さんに尽くそうという気持ちもあり、自分もまだ頑張りたいという方々ばかりです。

お互いの良いものを出し合い、自分もさらに活躍して行けるように・・と、お誘いしました」

堀田先生も元校長先生なので、いつも前向きなお話の内容に感心させられる。

人生の大先輩方のお話は、趣味やボランティアのことなど様々で、高年齢になってもお元気に活躍されている様子を伺い、20年後30年後はこうありたい・・と、逆に私たちの方が元気をいただいた。

 

 

最後に、短冊を書いて、七夕の笹の葉につるす・・・。

 

100歳を目標に人生を楽しもう・・と書かれる方、

体操の良きリーダーができますように・・と書かれる方。

(まだ現役で教えておられるのかも・・??)

新しい明日を信じて 笹飾り (先生作)

皆さんと出会えてラッキーな七夕でした・・と書かれる方。

七夕の短冊など何年ぶり?と仰る方等々。

 

和やかで優しい雰囲気に加えて、

前向きなことを書かれる皆さんがとても素敵で、若々しい。

宝物のような時間を過ごした七夕会

様々なご縁を繋いでくださった堀田先生とそのお友達

生き方のお手本のような方々に出会えて、感謝の1日だった。

次回はお月見会。

紙芝居の他、どんなお話が伺えるやら・・。

 

色々心配ごとの多い現実ではあるが、こうして、

人生100年を目指して、前向きに生きていらっしゃる方々に出会い、

こんな幸せな時間がずっと続きますように…と、

七夕の短冊に願いを込めた。

 

 

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🌸報道されない真実