高槻にお住まいの先生のことは何度か記事にしている。

 

 

 

長年、小学校の校長先生を務め、退職後も人権擁護委員やよろず相談員、

趣味のハーブの勉強を生かして、ハーブ講座の講師も務めるパワフルな80代女性です。

先生は、誘われたら断らない主義で、遠い奈良の紙芝居劇場の原画展にも

二つ返事で来てくださいました。

 

せっかく郡山までいらしてくださるので、郡山の見どころを案内したい。

赤膚焼窯元の尾西樂斎さんに見学許可をいただきました。

 

赤膚焼きとは?尾西さんとは?  こちらで見られます。


 

(写真が少ないので、過去に見学させていただいたときの記事を貼ります)

(JR郡山下車すぐです)

赤膚焼窯元 尾西楽斎 | 奈良 大和郡山に代々続く 香柏窯

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陶芸には素人の私でもわかる素晴らしい作品ばかりでした。

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この花器の色が素敵でした。↑でもさすがにお値段は・・

この花瓶と下の三つも同じ釉薬を使っているのに、焼き上がりの色が違ったそうです。

不思議ですね!

まさに・・尾西さまのおじい様の作られた歌のとおり・・・。↓

やきものは 我が意のままに ならずして

 天地風水 火の恵みなり。

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徳利にも 花器にもなります

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面白い徳利・・

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こうして徳利を削って、・・・横にして使う徳利

これは注ぎ口が横にあるのでお酒がもれにくいそう・・

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正倉院展で見た酒杯と同じ形の杯

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その他の作品

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この模様は、柔らかいうちに削って模様にするそうで、

繊細さに加えて大変な労力が要るそうです。

もう一点

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こちらは図案に沿って削り、下の色を出したもの

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鶴の食器

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正倉院展で見かけた?と思ったら、やはり正倉院文様でした。

美しくて国宝にみえます。

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絵付けも全て手作業。奈良の方なので、正倉院文様などもよく勉強されています。

 

カワセミ君の止まっている香炉がかわいい^^

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惚れ惚れするような作品をたくさん見せていただき

とても豊かな気分になれました。芸術の力を感じます。

文化の力、芸術の力は素晴らしい。

 

快く作品を見せていただき、丁寧に説明してくださった尾西

ありがとうございました。

 

尾西様ですが、帰宅してネット検索してみると・・

何と!代々続く有名な陶芸家さんでした。

http://akahadayaki.jp/

 

 

やきものは 我が意のままに ならずして 天地風水 火の恵みなり

これは祖父たる 五代楽斎が、やきものを語るとき、好んで口にした和歌です。

やきものは、天地自然の土がおりなすもので、土を見て窯を知り、ひいては作者を知ると言われます。

土が慈しんだ草根木皮、岩石、土をもって釉となし、先人が考え伝えた独特の窯で、その地の薪で焼成され今日に至っています。

しかしその一方、流通の簡素化、陶芸機材の改良、開発がめざましく、作者と作風を前向きにした作品が先行する風潮の今日ですが、

私は、あくまでも赤膚焼に執着しつづけ精進するのが、私の道と信じています。

香柏窯七代 尾西 楽斎

 

 

でも、ここは、案外知られていないのです。

 

 

先生曰く、

こんな立派なものを、見せていただく機会が少ないのはもったいない。

「一流を学ぶ女子の会」でも作って、皆で訪問させていただくようにしたら良いのに…。お友達に声をかけて、そんな会を作ったら?・・と。

 

身近で一流を拝見できて、学ぶ機会が持てるのはありがたいこと。

大和郡山で一流と言えば・・・

マリンバの松本真理子さんもいらっしゃるし、

ふれ藍工房の綿元は城下町大和郡山の藍染めを復活させた工房もある。

友人たちとそんな会を作って、一流と言われる方を訪問して、

お話を伺うのも楽しい学びになることだろう。

先生の提案が素敵に思えた♪♪

 

お昼はこちらキタムラで。

出汁巻き卵も漬物もすべて手作りの家庭料理のお店

一品一品、丁寧に作られたおかずは、どれも薄味で、出汁が効いていて美味。

菜の花の辛子和えは、細かく刻んだ方が味が染みて美味しい

春巻きは英語でスプリングロール。

だから、これはのお料理 ですね (笑)

この写真に、出汁巻き卵と白玉入りぜんざいが付くく

最近は、身体にやさしい和食が好みになってきた。

キタムラさんも、一流の料理屋さんだと思っている。

 

この後、図書館の展示会に出かけるのだが、タクシーで移動・・と思っていたら

先生「15分くらい歩きましょうよ」と言われて、結局、徒歩で図書館に。

先生のお年は84歳なのだけれど、年齢やご病気など、全く感じられない。

 

後半は、紙芝居劇場原画展の様子と郡山城の桜です