奈良市民放射能測定所は、皆様に親しみをもっていただきたく「はかるなら」と名称を改めました。時々、ブログにも測定所だよりとして、情報交換をアップさせていただきます。
新年幕開けから、試写会、映画会、スタッフ会議と続き、まだ原発事故が終わってないことを、再認識しました。映画会での紹介の画像です。
 
奈良県、の土壌は汚染がなく、奈良県産の作物から放射性セシウムが検出されることはありません。
しかし・・シイタケからセシウムが!!
 
 
まだまだ油断はできません!
特にしいたけは放射能を吸着しますから、原木シイタケなどは木の安全性の確認が大切。
このシイタケの原木は岩手と長野のものでした。
シイタケの原木栽培が流行しているそうですが、産地の確認が必要です。
震災後、放射能汚染を知らない人たちが、原木でシイタケを作ろうと、関東東北から原木を求めた結果、時々このような汚染が出てきます。
(原木で安全なのは九州産と言われてます。)
 
政府が進める復興完成への道は・・・
避難者の解消(強制移住、住宅資金の打ち切り)
  →つまり、「避難者」という言葉を消せばいいというごまかし。
②「安全」宣伝と「風評被害」という名の被ばく強制。
  →「放射能は安全」という刷り込みのための冊子ができるほど・・
  →福島から聖火リレーをすることで、世界に安全をアピール
しかし、世界の常識から考えて、こんなごまかしが通用するとは思えないのだが・・
 3月から五輪聖火リレーが始まるが、出発点となっている福島のジェイビレッジの空間線量は、<地表1m> 1.79μSv/h、<地表1cm>70.2μSv/h(=615mSv/y)もあり、参加者の被ばくが危惧される 
被ばくの拡散(汚染土壌の活用、汚染水の海洋投棄)
  →汚染土壌の数値を教えずに日本全国に拡散しようとしている
  東北から静岡までの放射能汚染が全国に広がる可能性
  福島だけに被害が増えると原発由来とわかるので、数値を均一に見せるためか?
  →汚染水もこっそり目につかないように、海に流す
政府は汚染水について、「海洋放出」「蒸発させて大気放出」「海洋・大気放出の併用」の3案に絞ることを有識者小委員会に提案
その他の情報交換
・12/14 関電の収賄(原発マネー不正還流)問題で、市民グループ 3272 人が関電幹部ら 12 人に対する告発状を大阪地検特捜部に提出した。
・12/21 関電高浜原発3・4号機が、国が義務付けるテロ対策施設の設置工事が期限に間に合わず、 今年の夏以降に停止することが判明した。停止中の1・2号機も含めて、2020 年秋以降は全 4 基が 停止する公算が大きくなった。
 ・12/24 北海道電力は泊原発が大気に放出している放射性廃棄物量を、1号機の試運転が始まった 1988年 10 月から 31 年間、半分程度に過小報告していたことが発覚した。
はかるなら測定所スタッフの高原さんの講演があります。
今年は、測定所で気づいたことなどをまとめた本を出版しようか?という話も出てきて
楽しみな展開になってきました^^
今年もどうぞよろしくお願いいたします。