【読書記録】396冊目 「辻村深月 かがみの孤城」
友達からの言葉の暴力により、学校に行けなくなってしまったこころ。
学校に行きたい、でも行けない。
葛藤を抱え日々過ごしていた或る日、こころの部屋にある鏡が
輝き始めた。
何気なく手を伸ばしてみると鏡の中に吸い込まれ・・・
こころがたどり着いた場所は豪華な城の中だった。
城の中で出会う、こころと歳が近い少年少女たち。
そして狼の面を被った可愛い少女・・・
心に傷を負った彼らが、城の中で見つけ出すものとは。
本屋大賞を取っており、アニメ化もされていて
気になっていた作品。
ようやく読むことができました~~
ページをめくるたびに、続きが気になり読むのが止まらない
深く傷ついた気持ちを和らげてくれるのは、その痛みが
わかってくれる人の存在。
十分戦っているんだから、これ以上頑張らなくていいよと
優しく気持ちを包んでくれる人の存在なんだと、改めて
感じました。
すばらしい作品です。たくさんの方に読んでいただきたい。
折に触れ読み返したい1冊になりました。