【読書記録】245冊目「西條奈加 隠居すごろく」
糸問屋の主 嶋屋徳兵衛。
長男に跡を継がせ、待ちに待った悠々自適な隠居生活に入る・・・はずが(笑)
全く自分が予想だにしなかったことに巻き込まれ、慌ただしい日常を送る
ことになる。
徳兵衛に無理難題を持ち込むのは、可愛い孫 千代太なんですよね~
捨て猫・捨て犬は拾ってくる。
困っている人がいたらほっておけない。
生活がままならない子供を助けて欲しいと、千代太が徳兵衛に助けを求めたから
徳兵衛の生活が目まぐるしいものにかわっていきます。
文句を言いながらも、懸命に知恵を絞りだす徳兵衛は、もともと隠居生活は
むいてなかったんだろうなあ(笑)と思います。
根っからの働き人なんですよね。
千代太が連れてきた子供たちや、その親との交流で、後半の人生がどんどん
彩り鮮やかになっていく。
徳兵衛、千代太たちを取り巻く人たちが生き生きと描かれており、作品の
奥深い世界観に感銘しました。


