【読書記録】180冊目「横山秀夫 ノースライト」
主人公は建築士の青瀬。
バブル期に仕事を干され自暴自棄になっていたところ、友人に拾われ
仕事をこなす日々。
妻と離婚、1人娘とも月に1回の面会時以外は逢えない・・・
と、うらぶれた男の話かと思っていたら壮大な話が隠されていた!!!
青瀬が手がけた信濃追分の新築の家に、誰も入居した形跡がないということが
わかり不安に駆られる。
あんなに新しい家を喜んでいたのに。
「あなたの思うように家を建てて下さい」
その言葉で、ノースライト、建物の中に北側から差し込む光が温かいものに
なるように設計した家が、本に掲載され、今から家を建てようという人たちに
支持され、青瀬の未来も開かれたかと思ったのに施主が住んでいない。
訪れた家には窃盗が入った後があった、しかし住んでいる気配はまるでない。
いったい彼らはどこへいってしまったのか・・・
部屋に1つ置かれていた「タウトの椅子」の意味とは。
青瀬が勤務する設計事務所が関わった入札も、のちに大きな事件を呼び・・・
壮大なドラマが描かれていました。
読み始めたら止まらない・・・・
最後どう着地するのか、一刻も早く確認したい。
その思いにかられページをめくりました。
とても深い作品。
私の心にいつまでも残りそうです。


