子どもをほめるときに、ちょっとだけ気を付けたいことがあります。


それは、

----------------------------------
「それ、本人がどう思っているか?」
----------------------------------

と、いうことです。



例えば、子どもがテストで80点をとってきたというとき。

親や大人であれば「すごいじゃない!」と喜びたくなるような場合でも、
本人としては「まだまだ。こんなものじゃない!自分はもっとできる!」
というように考えている時があります。


こういうときやりがちのが「せっかくほめているのにひねくれているんだから」と、腐したり
本人の感情とは関係なく浮かれてしまうことです。
自分とは関係なく喜んでいる姿を見ても白けるだけです。
それこそ、せっかくほめているのに、対話がそこにはないのです。
だから伝わらない。


このように考える子どもには、ぜひ「すごい!」ということを知ってほしい。
多分、この子は「これくらいはできて当たり前」と思っているのでしょう。
ただ、この「当たり前」がすごいのです。

スランプになった時や自分の強みを再発見しなくてはならなくなったとき、
この「当たり前」が大きな武器になります。
だからぜひ知っておいてほしい。


心底「すごい!」とほめつつも、
本人の「もっとがんばらなきゃ」という感情も認めてあげましょう。


「なるほど~。まだまだって思っているんだね。ただ、私はすごいと思うよ」
という感じです。


これで伝わるかどうかはわかりませんが、
対話がないよりは伝わるでしょう。


もちろん、相手の考えを気にしすぎて、素直に喜べない・ほめられない
というのは本末転倒です。親は親、子どもは子どもです。
感じ方は違っていいのです。ただ、

----------------------------------
「それ、本人がどう思っているか?」
----------------------------------

これを気にしているかどうかで伝わり方は変わります。
ぜひ試してみてください。

人に何かを教えるのって、実は結構ふしぎです。


ものすごく教え慣れている人、例えば「先生」から聞く話より、
今わかったばかりの「同級生」から聞く方がわかったりします。


こんな経験みなさんにもありませんか?
これって何でおきるのでしょう?

------------------------------



それは「先生」が、あなたが何をどうわかっていないかを
考えずに話しているからです。


一斉授業だとこういうことは多少は仕方がないですよね。
授業ではわからなかったけど、質問して応答してたらわかった、なんてこともあると思います。


しかし、質問したけど「結局全然わかんない!」
なんて悲しいこともあるはず。


これもやっぱり「教える人」が、
あなたが何をどうわかっていないかを考えずに話しているからなんですね。


「教える」のに慣れる、もしくは「教える内容」に慣れると見落としがちなのは、
「教わる人」の頭の中を知らなくてはいけない、ということなんです。


ここを勘違いしてしまう人が結構多いのです。
自分は「教える内容」がよくわかっているから、わかってるつもりで
べらべら話しまくっちゃうんですよ。
さらには内容がわかっていない人を見下したりしがちなんですよね。



質問されたとき、本当に知らなきゃいけないのは
その質問者の頭の中なんです。


ただ、これが実は難易度が高い!
特に相手が子供の場合、意外な勘違いをしていたりするんです。
なぜわからないか本人自身がわかっていないことも多いのです。

そして使っている言葉も違います。
単純に「先生=大人」が使っている言葉よりも、
「同級生」の使っている言葉の方があなたの言葉に近いので、
わかりやすく感じるということもあります。



大人と子供、先生と生徒、だからといってあんまり上から目線だと、
教え下手になっていくのは必然です。


もしあなたが教える立場になったら気をつけてください。
教える側に「あなたのことが知りたい」という謙虚な気持ちがないといけません。


つまり、
------------------------------
「教える」のも「対話」である。
------------------------------

このことを忘れなければ大丈夫です。