私のこのブログでは度々コレコレさんの放送に出た人を心理分析してお話しする事があるのですが、最近では酷く拗らせている人が多いようなので、カテゴリーの一つにコレコレさんの放送に上がって相談している人の枠を設けようかと思います。
取り敢えず、今日のところはまだカテゴリー分け出来ていないのですが気になった内容をお話しいたしましょう。
その相談は、以前に相談して来たある母親からの相談の続きでした。
事の始めは、ある日家から娘が何も言わず出て行ってしまった、自分としては娘が出て行く心当たりはなく、前日まで普通に会話し接していた。という事だったようですが、娘さんは既に成人しており現在は彼氏と同棲中の様子との事で、このお母さんは同棲先まで突き止め郵便物を漁って置手紙をしたようですが、娘さんからの返事はなく、この時点でコレコレさんもリスナーも「親と接触したくないと思っていると思うのでほっといた方がいい」という意見が大半を占めたのですが、母親は心のどこかで諦めが付かないのでしょう「お金の事とか、これからの事とかを話さないといけないので」と、絶対に今決めなくてもいい事を引き合いに何とか娘さんと接触しようとしていました。
コレコレさんも再三説得しますが、その度に自分のサクセスストーリーや友達にこう言われたから等、無意識に説得される事を拒み、また「娘に接触しなければならない」というところに話を無理くり戻してしまいます。
これには、コレコレさんもリスナーもうんざりしてしまいますが、こういうところが娘さんも嫌だったのではないかと思います。
自分(子供)が「こうしたいあーしたい」と何かを望んでも、親がそれを気に入らなければ、それを誤魔化しながら遠回しに、遠回しに話を引っ張り気が付くと元の場所に戻ってしまう…
こういう経験を子供が何度も何度もすると、自立心が高く自分という者をしっかりと持った子どもであれば「逃げよう、親とは距離をとろう」と考えます。
しかし、この手の親が厄介なのは非常にしつこい事、しかも「自分(母親)は、もう放っておこうと思うんです」と言いながら何かしら用件を作っては「相手がこれをしないから」と言って、あたかも相手が自分を放さないのだという形に持ち込んで、それを周りに風潮してまわりそれを真に受けて出しゃばって来る「正義感が強くやる気のあるお馬鹿さん」が参戦し巻き込まれ収拾がつかなくなるんです
こういう人は恋愛関係でもよくいます
これもコレコレさんの放送で相談して来た女性の話ですが、以前にお付き合いしていた男性との間に浮気問題が浮上し金銭問題も残したままお別れし、その後この男性に突撃した事で警察も出動しストーカー扱いされ接近禁止を言い渡されたのでお金を返して貰えないとの相談だったのですが、突き詰めていくと女性が振込先を教えない事が原因と分かり、振込先が分からなければお金の返しようがないよねと突っ込まれますが、そこは不安だの、怖いだの、信用できないだのと言ってどうやってもお金が返って来ないように(返せないように)していました。
今回の母親もこの女性も非常にプライドが高いため「自分に原因があるとは認めたくない」という思いと「この私が拒否られるなんてありえないわ」という思いと「人に自分の行動を咎められたくない」という思いと「『未練がある』という事を認めたくないし人にそれを指摘されたくない」という複雑な思いが絡み合った結果、言っている事とやっている事がちぐはぐになり、それをまた指摘されるので解釈を捻じ曲げて周りに理解してもらおうと躍起になって疎まれるような事を繰り返してしまうので嫌がられるのですが、本人たちはそこには気付けません
この思考は、ストーカーやDVをする人物と非常に似ており「自分は好意があるのに相手がそれを受け入れないのは相手に問題があるからだ」と…つまり相手のせいだという思考で「だから自分は傷ついた責任取ってよ責任取るまで一生放さない」という「無理くり離れなくていい理由」を作り上げるわけです。
これが恋愛間であればまだ解決方法はあるのですが、今回のように親子間だと非常に厄介なのです
今回のこの状況でよく似たディズニー作品があるのですが皆さん分かりますか
答えは「ラプンツェル」です。
(ディズニーのラプンツェルは原作のラプンツェルとは違うので混同しないようにしてくださいね。今回の問題と似ているのはディズニーのラプンツェルの方です。)
ディズニーのラプンツェルでは、髪に魔法の力を持つ王女を赤ちゃんの時に誘拐し、自分を母親だと教え込ませ育てますが、思春期になり自由を欲しがるようになると「外は危険」「私(母親)の言う通りにするのが正しい事」「私が一番あなたの事をわかっているのよ」と言いながら、言葉の端々や態度に自分を不愉快にさせる(自由を望む)事を言うラプンツェルをチクリチクリといじめるところが度々出て来ます。
もうねこれが、子離れ出来ない親の典型パターンで「ディズニーも凄い難しいところを上手に表現したなぁ、それも親子で見る事が多いプリンセスシリーズに入れて来るとは…」と初めて見た時に思いました。
私自身、母の下から見つからないように逃げ出したけれど探し出され、母親が寂しいと言ってみたり、怒ってみたりと飴と鞭を使いながら親子という鎖を手繰り寄せて近づこうとするのを何度となく回避して来たので、この娘さんがここまで拒否するのにはよっぽどの理由があるのだと感じるのですが、このお母さんは、そこのところは全スルーだし、何なら「何か男に騙されて身を売っているんじゃないか」などとあらぬ妄想を膨らませてしまうようなので、とにかく娘さんが話をしてもいいと思えるまで待つことが一番なんです。
その回の放送では、一旦コレコレさん預かりとなり娘さんから連絡があれば伝えるという事で終了したんです。
と…その後、娘さんからコレコレさんのところに連絡があったようで「ほっといてくれ」という事だったと伝えられたのですが、またそこから愚痴がはじまり…しかし、これをコレコレさんはぶった切り「お母さん、自分のやりたい事しましょうよ」と母親に母親自身が夢中になれる事を探すように提案します。
これはカウンセリングの方向としてはいい流れ…と、思ったらここでお母さんがとんでもない事を言い出します
コレコレさんの放送内では、どうしてもお金に困っている人がその理由を話して支援をお願いする「マネーのコレ」というシステムがあるのですが、その日も何人かの「支援をお願いしたい」という人たちがいたのですが、それに自分は支援をしたいと言ってみたり、支援がダメなら自分はPCやスマホに疎いのでそれを教えてくれたり、旅行にも行きたいのでそれをマネジメントしてくれるような人がいればお金を出して…と、テンションアゲアゲで話が止まらないところをコレコレに「そういう事はダメです」と止められます
この流れにハラハラして聞いていた私はホッとしました。
これって結局、娘さんの代わりをお金で探そうとしている行動なんです
「自分のために使いましょう」と提案されたのに「誰かを助けたいから」と言うのは一見高尚な感じに聞こえますが、実は自分が主導権を握りつつ娘さんにやって欲しかった事、娘さんとやりたかった事をお金に困っている人に身代わりをさせようとしている事なんです。
つまり自分のために細々とした事もやってくれる都合のいいマネージャーや秘書、話し相手でお世話係が欲しいのです。
娘さんなら気兼ねなく言えますからね、ただ現状娘さんからは拒否られているので、ただ言い方を変えて娘さんの代わりを募集しようとしているって事です。
(怖い事にこれ全部無意識です。)
自分のために使うなら習い事でいいのです、旅行なら代理店に頼めばいい事、なのにこんな事を言い出すのは心のどこかに「困っている人にお金をあげれば称賛もされてその人は私に気を使ってちやほやしてくれるんじゃないか、そしたら何だか親子みたいな関係を作れるんじゃないか」という思いを心のどこかで夢見ているからでしょう。
お金を出せば上下関係が出来るので、そこから親子のような接し方は出来ません。
これが出来るのは、寂しい老人や話し相手が欲しい寂しがり屋さんなどに取り入ってお金を引っ張る詐欺師です。
つまり、このお母さんって「お金を出すのだから自分が上に立つ事が当然」と無意識に思っていて、その思考も歪んでいて健全ではないのですが、詐欺師から見ると鴨がネギ背負って片手に土鍋、片手にガスコンロ持ってウロウロしているようにしか見えないんですよ
自分の考えを話している時にテンションがアゲアゲで制止されるまで止まらないって事は、自分の考えに酔いしれているって事で、それ以外の考えはないのだという事が分かります。
詐欺師はこういうところを見るのが上手いので「このお母さんが望む娘」のポジションにしっかり納まりしっかりお金や財産を持って行くでしょう
こういう方はあっさり詐欺に騙されて後で色々な人に指摘されて気付く事が多いのですが、その時にも「自分が騙されたのは○○がいなかったから」と責任を自分から離れて行った相手のせいにしてしまう事がよくあります。
子供がある程度育ったら親は自分の事に一生懸命になれるように準備をしなくてはいけません。
そして、その一生懸命になれるもの(事)には極力、子どもや孫など自分がお世話をする人やお世話をしたい人などを持ち込むのはやめて「自分だけの空間」で「自分だけの時間を自分だけで使う」事をやりましょう。
これが子離れのコツです。
無意識に依存先(執着先)を探さぬように今から少しづつ「自分だけの空間」で「自分だけの時間を自分だけで使う」をはじめてみませんか
このお話が誰かの心のヒントになれば幸いです
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