都知事選が終わって一週間。

 

当初の予想では3位だろうと思われた石丸氏でしたが蓋を開けてみれば大躍進の2位。

 

まぁ都知事選なので1位になれなければ意味がないのですが、これに対して「名が売れたのでよし」としているようですが…

 

選挙直後から予想外の躍進に気が緩んだのか選挙の興奮が治まらなかったのか全方向に威嚇しまくってせっかくのイメージアップのチャンスを台無しにし、急速に求心力を失いつつあると言われています。

 

今回はなぜ石丸人気が失速しているのかをコミュニケーション能力の面から解説いたしましょう。

 

 

女性たちが真っ先に逃げ出した理由

選挙直後からその発言が話題になりましたが、その内容ややり取りから離れて行ったのは女性が多くその理由も「怖い」と感じた方が多かったようですね。

 

逃げ出した女性たちが感じた「怖い」はもう女性ならではの勘のようなもので、本能で嗅ぎ分けたと言ってもいいのかもしれません。

 

先ずそれがハッキリと分かった場面はフジテレビ系「Mr.サンデー〝七夕決戦〟都知事選SP」で、元乃木坂46の山崎怜奈さんからの質問に「大変申し訳ないんですが、前提のくだりが全く正しくないと感じました」などと突っぱね、山崎さんが「教えていただけますか。すみません不勉強で」と詫びて再度聞こうとするも距離は縮まらず、それどころかこのやり取りについて後からの言い訳の中にちらほら見える「女性軽視」と「プライドの高さ」そこから醸し出されるDV臭に女性たちはいち早く反応したのでしょう。

 

山崎さんは、一度目の質問で拒否されたので二度目では「教えていただけますか。すみません不勉強で」と、詫びをし、またもう一段遜って「お願い」をしています。

このコミュニケーションの取り方は正しく、非常に丁寧です。

 

以前、こちら下矢印でも紹介したように相手に小さな事でもいいので「おねがいをする」というのはコミュニケーションの第一歩なのですが…

 

これに対して、後に石丸氏は山崎さんが「怖かった」という感想を発信した事に「ちょっとかわいそうだったかな」「真剣勝負で斬ったら相手は竹刀も持っていなかったみたいな。」と上からものをいっていて「ただ、女、子供に容赦をするっていうのは優しさじゃないと思ってるから」「(頭を)ポンポンってやってあげる感じも…それも失礼ですよね、やっぱり失礼じゃないですか。相手もプロとしてあの場にいらっしゃるんだったら」と持論を展開。

 

「女、子供」と「頭ポンポン」が炎上すると「切り抜きで意味が違う」と反論。

「『女、子供』や『頭ポンポン』は時代錯誤で失礼だという意味で言った」と言っていましたが、ならその場で丁寧に説明すればいいのですが、それをせず後になって「こういうつもりだった」「相手に考えさせるためだった」と言うのがこの方の定番。

つまり「察しろ感」が強いのです。

これは「受動的攻撃」で、DV(パワハラ、モラハラ)をする人に多く見られる行動なので女性の多くが反応したのだと思います。

 

上から目線の発言も多い中、12日深夜放送のフジテレビ系「オールナイトフジコ」(金曜午前1時5分)に出演した際には、元HKT48村重杏奈さんから「彼女いるんですか~?」の質問に石丸氏は「ナンパされてる感じですよね」と答えたようで、「彼女がいるか」と聞かれただけで「ナンパされている」と感じてしまう事や今までの態度や発言を総合的に見ると女性慣れしていないんだろうなと感じます。

 

プライドが高く女性慣れしていない人の多くは、自分のプライドが傷つかないようにマウンティングを取って「悪いのは君が僕の次元に届いてないから」という言い方や態度をします。

(つまり「悪いのは君だよね}って事です。)

 

また、14日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に生出演した際には梅津アナの「(地元の)皆さんの言葉の中には“人の話を聞かない”という印象もありました」には、「違うんですよ。聞くんですが自分の中にもう既にある情報はあらためて意味をなさない、それだけです。分かっていてやってんので、それを今さら言われたって変わらないですよね」と自信満々に答えていたようですが…汗

(うん、それが人の話を聞かないって事なんですがね…汗

 

 

人の話を聞かない人は修正出来ない、したくない人

「何度も同じ注意をされる」や「一人や二人ではなく何人もの人から同じ事で注意をされる」のは修正の必要があると多くの人が考えているからです。

それをしないのは、自分の考えが一番で人の意見を聞く必要が無いからと思っているから。

 

地方だろうが中央だろうが「政治」をするなら人の意見を聞く耳は持たなければなければなりません。

 

人の意見も聞けず自分の考えが一番と言うのは

独裁者の発想です。

 

 

表情の乏しさが恐怖感を倍増

石丸氏の特徴には「表情の乏しさ」というのもあると感じます。

 

石丸氏は非常に表情が硬く、表情のレパートリーが少ないのです汗

殆どが、無表情でたまに笑顔があるくらい汗

(それも直ぐに真顔に戻るので、真顔に戻るのが早すぎて怖いと思われているのではないかと…汗

 

人は笑顔の他にも困った顔やテレた顔、すねたり、驚いたりなど表情に出してコミュニケーションを取るのですが、石丸氏にはそれが少なすぎるので、それでマウント発言をされたら間違いなく女性は「怖い」と思うでしょう。

 

笑顔についてむかーしこんな記事を書いてました。下矢印

見つけて来たのでよろしければどうぞ。

 

 

これもある意味切り抜きでははてなマーク

選挙後から「メディアは嫌い」と言いつつガンガンメディアに出始めた石丸氏ですが、選挙ポスター代「未払い」で最高裁が上告を受理せず石丸氏の敗訴が確定した事は報道しませんね。

 

また、市長時代の言動をめぐる訴訟の控訴審で、広島高裁は控訴を棄却。石丸サイドの2連敗となっており、石丸サイドは上告する意向をみせているものの専門家からは「逆転するのは非常に難しいだろう」と言われているようです。

 

この2件の裁判の事を石丸氏が出演する番組内で聞いているところは無いようで、出演してもらうため気を使ってなのか、要請があって言わないのかはわかりませんが、切り抜き云々でいえばこれも逆の意味の切り抜きなのではないでしょうかはてなマーク

 

 

察してもらいたがる人が出来ない事

察してもらいたがる人は、反対に人を察する事が出来ません。

人を察する事が出来ないという事は、人を見抜けないという事でもあります。

 

自分にとって都合の悪い事を取り上げない相手は心地よいものですが、それに乗せられているととんでもないトラップに引っ掛かるかもしれない事を肝に銘じておいた方がいいのですが…汗

 

これは、察してもらいたがる人に限った事ではありませんが、特に察してもらいたがる人には「調子に乗りやすい」傾向があります。

 

それは、「こうなる『べき』」という「べき思考」が強いあまり、少しでも持ち上げられたり、上手くいったりすると「自分の要求が通っている、思い通りになっている」と思い込みやすく錯覚しやすいためです。

 

「べき思考」が強いという事は「自信家」という事で、おだてられると「上には上がいる」という事を忘れがちになり気づいた時には

「一人ぼっちの裸の王様」という事も珍しい事ではありません。

 

上記のような人は、「反省する事」や「苦手な事」など「自分を振り返って見直す事」が出来ません。(なんせ自分に自信があるので)

 

大元はこれが原因で人が離れて行く事が多いので、ここを注意すればかなり改善されるんですが、やはり高すぎるプライドと自信が邪魔をしてなかなか上手く行かない事が多いようです汗

 

キャッチーな物言いで注目を集めて来た石丸氏ですが、中身が無い事に多くの人が気付き始めたようなのでこれからは戦法を変えた方がよいのではないかと思います。

 

先ずは女性慣れする所から始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

このお話が誰かの心のヒントになれば幸いですラブラブ

 

 

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下矢印 今回のおすすめ動画はこちら 下矢印

石丸氏の古巣、安芸高田市の市長選挙から裁判の話までをサクッと説明してあります。

(凄く分かりやすいと思います。)

 

議員とのかみ合わないやり取りの動画

(本当にヤバイやり取りです汗