メラメラ  「人の形をしたもの」 になる前に・・・  メラメラ

 

最近では 「炎上 右矢印 煽り 右矢印 謝罪」 までがパッケージ化されたいわゆる ”炎上商法(マッチポンプ商法)” がSNSで大流行のようで気軽に手を出す発信者も多いようですが・・・汗

 

炎上商法は主にビジネスで使われる手法ですが、一時的な効果はあるもののその効果には見合わないリスキーな手法・・・というよりリスクしかない手法なので、これを使うという事はかなり不安定で追い詰められた焦りと恐怖感があり発信者側の心理を含めた内情はかなりよくない状態という事の現れです。


動機としては登録者数や再生回数が思うように伸びないというのが最も多いようですが、そのために炎上商法を使うのは 「お金がないから強盗する」 や 「お金を増やすために全財産ギャンブルに使う」 というのと同じくらい乱暴な発想です。

 

これらの発想に共通するのは ”一発逆転” です。

 

彼らに抜けているのは 「なぜ登録者数や再生回数が減ったのかという原因を見ようとしなかった」 という事です。

 

中学や高校は3年経てば生徒はそっくり入れ替わります、そこに流行や社会要因などが加わり好調を維持しにくくなったと考えられます・・・というか、経営を考える立場の人間であれば特に悪い事をしているわけでもなくいつも通りの内容で数字が落ちて来たなら真っ先に考える原因の一つだと思いますが・・・現状から抜け出すためなら、数字が稼げるのなら、誰を騙しても、傷つけても、何を犠牲にしてもかまわないという焦りと恐怖に支配された結果 ”悪魔の選択” をしたわけです汗

 

炎上商法は一度手を出すと次から次と炎上させ、また炎上のさせ方も段々と大きくしていかないと気が済まなくなる事からよく薬物依存に似ていると言われます。

 

薬物依存に限らず ”依存する事” というのは心身ともに色々な感覚が麻痺する事でもあり我慢が出来ず繰り返す状態です。

 

そして後から後悔と罪悪感に襲われそれを忘れるためにまた依存する・・・を繰り返し少しずつ ”人間的な思考” を失ってしまいます。

 

人間が他の動物と違う事の一つは想像し予想し回避する手段を考えられるというところですが・・・思考出来ず、何を犠牲にしてもいいと人の心を失っては、それはもう ”人の形をしたもの” でしかないのです。

 

人の気を引くために焚き付けて欺いてもそれは一瞬で終わってしまうでしょう。

 

その後に襲ってくる世間の非難と後悔にメンタルは保っていられるでしょうかはてなマーク

 

後悔は行動の前に現れる事はありません。

 

失うものの大きさが理解出来るうちに想像し予想し回避する手段を考えましょう。

 

クローバークローバークローバークローバークローバークローバー

 

本 身につまされる物語たち 本

 

英語では ”フランケンシュタイン” という名称を 「自ら撒いてしまった呪いの種」という意味の慣用句として使うそうです。

 

『フランケンシュタイン』は、イギリスの小説家、メアリー・シェリーが出版したゴシック小説です。

 

ここで言う ”フランケンシュタイン” とは怪物のフランケンシュタインの事を言ったのではなく、クリーチャー(創られたもの)を創った ”フランケンシュタイン博士” の事です。

 

自在に操れるつもりで創った 「もの」 が ”人間の心を持ったクリーチャー(創られたもの)” でその外見とは裏腹に博士が考えていたよりも遥かに賢かったため博士は恐ろしくなり逃げだします。

 

創ったものに追い詰められヨーロッパの国々を逃げ回る博士と、それを追うクリーチャーの図式で物語が進んでいく、切なく残酷な考えさせられるちょっと大人な映画です。

 

 

 

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こちらは誰もがご存じイソップ寓話の ”オオカミ少年”

 

何度も嘘を付いて村人を翻弄した為に最後は大切な羊(財産)を全て失ってしまうというわかりやす~いお話し。

 

 

 

 

 

 

このお話が誰かの心のヒントになれば幸いです音譜