桜  季節と情報に振り回される心  桜

 

春は ”木の芽時(このめどき)ともいい実は1年で一番メンタルに変調をきたす人が多い季節です。

※場所によっては ”きのめどき” というところもあるようです。

 

この時期は体が冬眠期から春の活動期に変わる時で気温の寒暖差にも慣れず、また季節の変わり目で天気も変わりやすいため気圧頭痛などを起こしたり花粉症で体調不良になったりと体に負担が多い時期ですね。

 

身体に負担が大きい時に1年の終わりと始まり、別れと出会い、新しい環境での生活、人間関係・・・などなどわずか1か月の間に周りが別世界になって戸惑う人も多いでしょう。

 

これは勿論、女性も男性も関係ありませんが、ただ、普段から気圧の変化や月経前症候群(PMS)、生理痛など定期な体調不良に悩まされる女性にとっては軽視出来ない季節です。

 

このように定期的に訪れる心と身体の変調、それに加えコロナや侵略戦争の話題で鬱々としまう人も多いと思います。

 

コロナや侵略戦争の話題は誰もが予期しなかった事でしかもインパクトのある事です、こういう突然の大きなニュースや事件などに対しては元々の適応能力の差が大きく表れるので ”何だか気分が沈んでしまう汗” ”元気が出ない汗” ”何もする気が起きない” など気分が晴れなかったり、もやもやする感じがある方はコロナや侵略戦争のニュースや警察が介入するような事件のニュースから離れましょう。

 

と言うと 「ニュースに乗り遅れているような気がするから」 とか 「知っていないと人から冷たい人だと思われそうだから」 とか 「何だか自分が逃げているような気がする」 からなどと言う人がいるのですが・・・

 

あのですね・・・

気持ちが沈んだり、元気が出なかったり、暗い気持ちになったりというのは既に心にかなりの負担がかかっているわけです汗

こういうのを心理学では ”サバイバーズギルト” っていいます。罪悪感や自責の念に囚われる精神状態の事で早い話、自分で自分を追い詰めているって事です。

 

”自分で精神的にどうこう出来る状態ではないから物理的にそういう情報から離れましょう” というお話なんですが発端が ”罪悪感や自責の念” から始まっているので ”知らない事はいけない事だ” と、また具合が悪くなる情報を集めては”罪悪感や自責の念”を募らせる・・・を繰り返す人の事です。

 

この”罪悪感や自責の念”を打ち消すために ”出来ないから知らなければ” ”知らないからわからなければ” と消化できない情報を集めて自分を責めるのではなく、”今” または ”今から” 自分の出来る事を探して始めてみる事がおすすめです。

 

例えば、英語やその他の言葉を勉強して将来的に会話で人を助けられるように目標を持つ事や衛生管理を勉強するために大学のオープンカレッジからはじめてみるなど少し時間はかかるけれど ”付け焼刃ではない自信” に繋げる事がよいでしょう。

 

どうしても ”今すぐ” に我慢できないのであれば無理にならない範囲で寄付を続けるなどする事で ”自分は貢献できている” としながら同時に時間をかけて助けになる事を進めましょう。

 

大切なのは ”個人(自分)でどうこう出来ない事(問題)に振り回されないようにする事” です。

 

情報から離れる事はいけない事ではありません。

 

やってはいけないのは ”自分の出来る事、出来ない事の区別や整理、理解が出来ていないのに情報の海の中に入っていく事” です。

 

それは、泳げないのに溺れている人を助けるつもりで海に飛び込むのと同じ事。

 

先ずは、心も行動も焦らない事です。

 

ひとまず静かに心を落ち着けてから周りを見るように心がけましょう。

 

 

このお話が誰かの心のヒントになれば幸いですラブラブ