ここ数日ネットニュースではeスポーツの女性プロゲーマーの発言で大騒ぎしていますね
今はオリンピック中という事もあり地上波ではまだ扱われていないようですがオリンピックが終われば一気に地上波層の炎上ネタとしてワイドショーが取り上げる事が考えられネットニュースを見ない地上波中心の年代層が飛びついてくるでしょう
今回の引き金は低身長の男性に対しての暴言でしたがネットには過去から続く彼女の衝撃発言が次々とアップされ私もさら~っと見ましたが・・・もうね・・・なんていうか・・・色々と衝撃的でした
発言内容の凄まじさはスポンサーと所属チームがあっという間に彼女との契約を解除し謝罪文を出す事態をみれば納得だと思います
今回は女性蔑視する男性に対しての発言に対しての反論が引き金だったようですが、もともと過激な発言をする傾向にありプチ炎上を繰り返していたのであれば、それはチームが対処法を教育し監督する必要があった事なのだと思います。
しかしながらネットにはその指導、監督する立場にある人物も差別発言をしていたという嘘か本当か画像付きで報じているところもあり、こうなるとチーム自体の存続も危うくなる可能性がありますね。
※このブログを書いている間にももう一人契約解除になったようです
【”~は嫌い” を連発する人の深層心理】
”あれが嫌いこれが嫌
” を連発する人や ”無言だけれど明らかに不機嫌な態度” をとる人というのは ”自分の機嫌を取って
” を無意識にアピールしていると言われています。
あなたの周りにもいませんか会社の飲み会やサークルなどのカラオケなどで一人面白くなさそうな態度を取る人や面白かった番組の話を始めた途端に ”あぁ~あたしあの司会者嫌いなんだよね~” などと言って場の空気を悪くする人・・・
そしてそういう場には必ずその空気にいたたまれずに ”どうしたの” と聞いてくれる人が一人はいるのですが、だいたいこの人一人では機嫌は直りません
なぜならそこにいる人全員に機嫌を取ってほしいから
もしこれが赤ちゃんならそこにいる全員があれこれ手を尽くし機嫌を取るでしょうが、相手がいい年の大人ならほとんどの人は気が付かないか気が付いても気が付かないふりでその場をやり過ごすでしょう。
しかし、もしこの不機嫌さんが会社のリーダーだったり権力者やその子供だったり人を従わせる事が出来る立場だったらどうでしょう
諫(いさ)める事が出来ずイエスマンしか周りにいない状態になれば ”調子に乗った不機嫌さん” の出来上がりです
【調子に乗った不機嫌さんとは・・・】
以前こちらのブログでも紹介したように
『 ”調子に乗っている” とは 「今現在、物事が自分の思い通りになっていてこの先も自分の望むまま思う通りになる」 と信じて疑わない状態って事です。』
※上記ブログからの抜粋
しかしこれに ”不機嫌” が付くわけですね。
この ”不機嫌” は不安からくるもので ”自分より運がよく、実力もあり、周りに慕われ、みんなに凄いと思われている人は沢山いるからいま自分にチヤホヤしてくれている人もいつ自分を見放すかわからない” という不安です。
調子に乗っていながら心の奥底では全く逆のこんな不安を持っていると人は ”自分は大丈夫心配ない
” と思いたいので不機嫌になってみて周りがどれだけご機嫌を取ってくれるのか、無理難題を押し付けて忠誠心をためしてみたり、過激な発言で注目されるようにしたりと、より危険で不安定な方向へ行ってしまうわけです
これを今回の事に当てはめれば、ただでさえ数少ないプロゲーマーという世界で、日本で二人目の女性プロゲーマーという事で諭す人も、諫(いさ)める人もいないまま ”自分の言動は間違っていない、だから皆に受けている” と学習してしまった結果、人の生死に関わるような発言で死をそそのかしてみたり ”見に行ってやるよくやった
といってやる
」 という信じられないような過激な発言をするようになったと考えられます。
”あれはゲーム上のスラングだ” ”ゲーム上ではよく使われている” と言っている人もいるようですが、ゲーマーの最大の理解者で支援者のスポンサーが ”NO” を突き付けたわけで、これが全ての答えでしょう
”いやいやオンラインサロンで攻略法を教えたり自分のグッズ販売したり実況解説などもあるから大丈夫ですよ” と楽観的な見解の業界の方もいらっしゃるようですがここには ”本人のメンタル” は考慮されてないんですよ
今回の騒動でこれからの活動幅の縮小、収入の大幅なダウンは避けられないでしょう。
過去の発言から低収入や低所得を揶揄したり嘲笑したりするところがあるので ”自分はそこに該当しない” という自信と優越感があったのでしょうが、これからはこの武器だったものが弱点としてターゲットにされ攻撃されるのです。
それだけではありません。
彼氏が出来れば彼氏の事を、結婚すれば結婚相手の事を、子供が出来れば子供の事を、また親や兄弟たちの事を過去の言葉に絡めて引き合いに出してくるでしょう。
気のいいスポンサーが見つかっても ”俺、170ないんだよ” と言われるような事はこの先いたるところで出てくるでしょう。
低身長が何よりも許せないと言っていたその相手に愛想笑いを向ける事が出来るでしょうか
その時、彼女のメンタルはどうなのでしょう・・・
数年もすれば若手の女性プロゲーマーが出てくるでしょう。
今回の騒動を踏まえスポンサー達は道徳や倫理観の教育を各チームに求めその時々で適切な振る舞いや言動が出来る子が増えてくると過去との比較対象の色物、際(きわ)物として扱われるでしょう。
食うに困らないお金は稼げるでしょうが、今からのメンタルは削られる一方だと思います
『”調子に乗っている時のミス” というのは心配したり、気を付けたり、何かに配慮したりする必要が無いと思っているから起こった時には大事故という事が多いものです。
大騒ぎの後、冷静に思考と行動を信用と金銭とで差し引きしてみて手元に残ったものが真実で現実です。
彼らの手元に残ったものは果たして莫大な信用損失、金銭損失に値するものだったのでしょうか』
※「後悔の経済心理学~計算できないお猿さんにならないために~」 より抜粋。
彼女は謝罪文の中で ”高身長が好きって言いたいだけでした。” と言っています。
そう、それを素直に言えばよかったんです。
”私は高身長の人が好き” と言えばこんな大問題にはならなかったんです
”好き” を分かってもらうために ”嫌い” を選択して周りに忖度を求めてしまうあたりに彼女の心の奥底にある闇を感じます。
このお話が誰かの心のヒントになれば幸いです
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