嫉妬心は誰かと何かを比べた時に
「負けた」
と思った時に生まれる感情です。
そして、それは見下していた相手であればあるほど強くなります。
「これは何かの間違いだわ」 と思い 「そうだ
あの子がこれ以上調子に乗らないように思い知らせなければ
」 と勝手に正義の味方を名乗り 「あなたの為、みんなの為」 と言い訳をしながら 「嫌がらせ」 という行為に走ります。
しかし、嫌がらせやイジメは人間として疑われるので
これは嫌がらせじゃないしイジメじゃない
あの子の為に、分からせてあげているのよ
と言い訳して
自分は正しい正義の行為をしている
と思いたいだけなのです
そもそも嫉妬心が生まれた時点で負けを認めているのに納得できないのです
なので嫌がらせをして相手を引きずり下ろし、立場を逆転させ安心したいのです。
私の所にはある時こんなお悩み相談がありました。
地元で中高と同級生で社会に出てからも仲良くしていた相談者は親友だと思っていた相手。
自分達も結婚適齢期になりそれぞれに婚活をしていたところ相談者に同じ会社の方からお誘いがあり、そこからお付き合いをしてめでたく結婚が決まったのでその報告と結婚式に出て欲しいと連絡をしたところ 「あんたあたしが婚活してたの知ってるよね
よくもそんな事言えたわね
絶対に許さないから
」 とまくし立てられたと言うのです。
それからは、グループで集まってもラインでも彼女は相談者だけ無視し、のけ者にし現在もそれは続いているというのです
相談者は長年の友達だし他の友達の関係もあるので 「気を悪くしたのならごめんね」 と言ったけれど段々と理不尽な事を言い出して 「じゃ破談に出来るの
」 と迫られこのままいくと何をするか分からない
という相談でした
相談者には私が救えるのは相談者だけである事、お友達は残念ながらカウンセラーではなくドクターが当たるのがいいと思うが本人では行かないだろうから、これから先は相談者は絶対に関わらない事などを、なぜそうするのかの説明をしながら一つ一つ納得してもらいました。
相談者は最後まで悩んでいましたが
もう、手を放していいんですよ。
貴女が出来る事は全てやった結果です。
これから先、彼女に付き合うと貴女が共依存や執着などの負の感情に飲まれてしまう
これから先はプロに任せましょう。
貴女は旦那さんになる方と全力で幸せになる事だけを考えて下さいと声をかけると 「苦しかった・・・」と言って声を上げて泣かれました。
このような婚活での話はよくある事ですが、満たされない思いと言うのは嫉妬をどこからでも生み出してしまいます。
嫉妬の塊にならない為に、満たされない思いを人を変える事で満たそうとしたり誤魔化そうとしたりせず 「悔しい」 と思った事も自分の気持ちだと認めて、そんな醜い事を言うのも、するのも自分でそれは、決して正義ではない事だと認めてあげましょう。
そして自分は何を必要として、何を求めているのかを考えてみましょう。
このお話が誰かの幸せのヒントになれば幸いです