『ウエイトスミス版』太陽
傷ついた時、ひとしきり誰かのせいにしたら、今度はその矛先が自分へ向かう。わたしが悪かった、あの時こんなことを言わなければ、あんなことをしなければ……。
どんなに後悔してもしたりない。
心の中は雨ザーザー、でもみんなに心配をかけまいと気丈に振る舞う様が痛ましい。
悲しいときは、自分の悲しみに寄り添おう。
悲しみにフタをしてはいけない。
いつか太陽が昇り、悲しみの雨でしとど濡れた心を乾かしてゆく。
消えることがないかもしれない傷跡を内に宿し、それでも立ち上がろうとする力が湧いてくる。
傷だらけのハートはわたしの勲章。
その時そのときを真剣に生きているわたしの歴史が刻まれている。