『ウエイトスミス版』R死
わたしだって、もっと何かができるはず。
時代的なもの、年齢的なもの、それらがこのままではいけないとわたしを急き立てる。
わたしは何者になれるのか。
その思いでいっぱいになったとき、「わたしとは何者か」というわたしの基礎となるものをどこかに置き去りにしているのかもしれない。
焦るあまり上ばかりを見つめ、根幹となるわたしはほったらかし。
どうなりたいのかという願い、それに対するわたしの感情。
そして心からこうなりたいと思えた時、わたしは勢いよく駆けだせる。
難しく考え込んでしまい、楽しむ心を忘れているのかもしれない。
眉間に寄せたしわが深いしわとして顔に刻まれる前に、だらーんと顔の力を抜いてみよう。