私ぐらいの年代は逃げ切りで生き残れるかどうか微妙なラインだけど、若い人たちがピアノの先生を選んで希望が持てる業界にするにはどうしたらいいのだろう・・・。



時代が変わってきています。だから、何もしないで同じことを続けていると、ある日突然、「どうしますか」といって選択を迫られてこれまでと同じではいられなくなる。そうなる前に自分から変わり続けていかなければ置いて行かれる。







しかも、なにもかも変えればいいのではなく、変えるべき点とそのままにする点を仕分けしなければならない。この仕分けが非常に難しい。

京都のお寺とか老舗の和菓子屋さんに行くと、変えていない部分と変えている部分をどうしているのか、そればかり観察しています。









現状維持は後退、とかいうのがピンときていない頃もあったのですが、最近あちこちの温泉に行くようになって意味がすごくわかりました。現状維持していたらだんだんくたびれてくるのでリフォームしなきゃ新しいものと比べて見劣りしてくるんです。リフォームするにはお金がかかる。その資金が出せないとだんだん廃業に向かっていく。











どうしても全国の楽器店をまわって先生方と対話しているので、ピアノレッスン業界の現状が気になります。しかし、まずは自分と自分の門下生と自分の読者が生き残らなければ始まらない。それが発信するための土台だから。