7月に急逝されたジャズジャパンの三森隆文編集長を偲ぶ会、赤坂のBフラットに伺いました。ジャズジャパン後継誌となったジャズイン編集部の主催です。


ジャズインの佐藤編集長。

ジャズジャパンの副編集長を担当され、

三森さんが急逝されてから全力でジャズインを創刊されました。








コロナより前にお仕事でお会いしていた方々との再会がたくさんあり、「お久しぶりです!」とずっと言っていました。もと編集の三村慎司さん、ザ・サックスの八田誠編集長、カメラマンの矢部志保さん。誌面でいつも読んでいた落合真理さんともやっと会えました。
ジャパンジャズポップコンペでお世話になったかわさきジャズの担当者さまともご挨拶できました。

クリヤマコトさんRINAさんといったジャズピアニスト、MAYAさんのヴォーカルといった演奏も聴けて豪華絢爛!

そんな中、私も佐藤編集長にお願いして、カプースチンを弾かせていただきました。ライターなのに。

カプースチンを弾き始めたのは、2013年、三森編集長に依頼された山中千尋さんの取材準備でした。山中さんがそのときアルバムで弾いていたので、譜読みして楽譜持参でインタビューに行きました。やっと弾けるようになってコンクールでも入賞できた。

弾くのが面白くなってしまったから好きでやっているだけだけど、三森さんのおかげです、とお礼が伝えたかった。

ジャズとクラシックの越境がひとつの潮流になっていて、私自身がフュージョンを含め、ずっとボーダーレスな場所が好きでやってきた。書くのと弾くのを両方やっているのもその一環かもしれません。

そんな私にたくさんのアーティストとの出会いをくださった三森さんに、心からの感謝を込めて弾いてきました。

ライターはそれぞれ得意分野を磨きながら、地道に書き続けています。私はクラシック曲を譜読みして弾くのが他のジャズライターにはできない特技だから、クラシックとジャズのコラボ系サウンドの解説は任せてほしい。そういう気持ちも込めて、カプースチンを練習しています。そして、カプースチンを契機にジャズに興味を持った皆様をジャズの世界にご案内したいです。


三森さんに預かったバトンを受け取り、私も走り続けていきます。

「ジャズイン」では私はCDレビューをレギュラーで執筆しています。是非ご覧ください。