20代、30代のピアノの若い先生にお話していること。
勉強しなきゃと焦っているんだけれども
何をやらなきゃいけないか判断が難しい。
そこで、年間の勉強にかけられる予算の使い方、
月単位ではなく年単位で予算を組むのがポイントです。
毎月5000円なら年間6万
毎月10000円なら年間12万
毎月2万なら年間24万
おススメは、
まず、ピアノ教本や楽譜を揃える。
ピアノ教本はシリーズで1万ぐらいである程度揃います。あとは、レパートリーの抜けを補充します。
ベートーヴェンやバッハ、ショパンは、ヘンレ版、パデレフスキ版、赤い表紙の音友から出ているウィーン原典版などにアップデート。
定番のソナチネやブルクミュラーなどを最新のものにアップデート。昔買ったものが指導者として恥ずかしくないかは気をつけてください。
ポピュラーや邦人作品、ギロックやカバレフスキー、バルトークの小品、連弾の楽譜なども少しずつ揃えましょう。
買った分は全部弾くのが原則です。弾ける分だけ買いましょう。
指導の本も年に最低5.6冊は買いたいですね。
大学までにかなりピアノのレッスンを受けてきたピアノ科なら指導のセミナーに行く。
ピアノ科以外で、ピアノの中上級レパートリーがあまりない場合は、まず大人の生徒として自分がレッスンに通うことが重要。回数は少なくても。
できれば音大の先生に習う方が良いですが、ワンレッスン1万ぐらい必要になるので予算が足りない方もいるでしょう。
そうしたら、通える範囲でコンクールなどで成果を出している指導者で予算内の方を見つけましょう。ワンレッスン4000円や5000円でも、探せば素晴らしい方がいます。
ワンレッスンで回数調整して予算内におさめます。
予算があることを先生に相談して。あまりご近所だと競合になるので少し離れた場所だと良いかと。ピアノの先生であることは隠さずきちんと名乗りましょう。
あまりに予算がない場合でも年に1回でも良いから行くべきですよ。
ステージで演奏するにもお金がかかりますが、年に2.3回は機会を確保したいですね。お金がなければストリートピアノでも良いから。
年間6万とかでも、頭をひねればたくさん勉強できますよ。図書館やメルカリやyoutubeがありますから。
ピティナに入って(6000円)
ムジカノーヴァを定期購読(1万ぐらい)
こちらもなるべくおススメです。
この辺の基本的な勉強をやらないで値段のはる勉強をしても、豚に真珠みたいな、、かなり順番が違うかと思います。
若いって事は
まだ時間がいっぱいあるってことだから、
あれも足りないこれも足りない
これもわからない
そうしたら一番いま必要なものから、1つずつ勉強していけばいいんだと思います。
山本美芽セミナースケジュール
指導者の方に向けた基礎のやり直しレッスンを行っております。