愛と憎しみは異質のようで、実は相似形なんですね。


「リミット 刑事の現場2」全5話を見終わりました。


武田さん演じる梅木刑事がすごかった。憎しみと絶望をたたえた眼がすばらしかったです。


憎んで憎んで憎み抜いたがために、実は他の誰よりもその憎しみの相手、黒川の気持ちや性格を熟知・理解してしまう皮肉。


本当に愛と裏腹です。



憎まれた黒川も、本当は愛が欲しいのに、愛情を受けた経験がないために、愛情の受け取り方が分からない。


でも人間は、悲しいことに、他者のエネルギーを受け取りたい欲望を持っている。愛情がだめなら、憎しみというエネルギーでもよいから、与えてもらいたいものなのかもしれません。


黒川は、他者から憎まれることで、愛情を受け取ることにすり替えて生きる術しかなかったんですね。



刑事物でありながら、人間の深いところをえぐりだす、良質のドラマだったと思います。


すごくハードで重くて、見終わるとぐったりするような展開だったけどね。だから5話で良かったのかも。


なんか視聴中は、息止めて見ちゃう・・・・終わると「はぁー」と脱力という感じでした。