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春夏秋冬~にほんの暮らし~

好きな落語や歌舞伎を鑑賞したり着物を楽しんだりするうちに、
昔の日本人の自然の理に即した知恵や感性に改めて驚くようになりました。
二十四節気と七十二候を学びながら四季のめぐりを楽しむ記事を綴ります。

夏至の末候「半夏生」

烏柄杓が生える頃。田植えを終える目安とされる。

(今年の暦で7月1日から6日)

 

前回に続いて、いやそれ以上にややこしい話になります(^_^;)

まずこちらがカラスビシャク…

サトイモ科の多年草です。

船の帆のような部分を「仏炎苞」というそうですが、この形状から「烏柄杓」の名がついたようです。

その球茎の外皮を除いて乾燥したものが、去痰や鎮静作用のある生薬で「ハンゲ」と呼ばれます。

 

「半夏生ず」は七十二候の一つですが、雑節の一つに「半夏生(はんげしょう)」の名で入れられています。

雑節というのは彼岸、八十八夜、入梅など、二十四節気や五節句などのほかに季節の節目に設けられた暦日のことですが、七十二候から取り入れられたのは唯一、半夏生だけです。

 

さて、ハンゲショウといえば…

これじゃないの??

 

と思う方もいらっしゃるのでは…。

そうです、こちらハンゲショウというドクダミ科の多年生植物。

名前の由来は諸説あるようです。

葉が半分白くなって化粧したようだから「半化粧」→「半夏生」となったとか(片白草:カタシログサの名も)、

半夏生の頃に花が咲くからとか…。

でも、半夏生の名前の由来が「ハンゲショウの葉が名前の通り半化粧したようになる頃」だという説もあり、もうニワトリと卵状態…ワカンナイアセアセ!!

 

また、半夏生には天から毒気が降ると言われ井戸に蓋をしたり、この日採った野菜は食べるな、と言われたとか。

 

そしてちょうどこれを書いていた今しがた、凄い雷と共にゲリラ豪雨が…雷

この時期に降る雨を「半夏雨(はんげあめ)」「半夏水(はんげみず)」と言い、大雨になることが多いそうですえっ