春夏秋冬~にほんの暮らし~ -2ページ目

春夏秋冬~にほんの暮らし~

好きな落語や歌舞伎を鑑賞したり着物を楽しんだりするうちに、
昔の日本人の自然の理に即した知恵や感性に改めて驚くようになりました。
二十四節気と七十二候を学びながら四季のめぐりを楽しむ記事を綴ります。

大暑

(今年の暦で7月22日。または7月22日から8月6日の期間。)

こよみ便覧には「暑氣いたりつまりたる時節なればなり」とあり、暦の上では一年で最も暑いとされる時期。

…なのですが、大暑に入った途端、涼しいッにやりビックリマーク

どうなっているのでしょう??

小暑の間はあんなに猛暑日が続いていたのにね~うーんはてなマーク

完全に入れ替わってます。

 

さて、どうなってるの?といえば、もう一つひらめき電球

 

そもそも自分が旧暦を学びたくて書いているブログですから、記事を書く時はあれこれと調べます。

当初は不勉強で触れていなかった「こよみ便覧」の記述も途中から引用することにしたので、必ずこちらは確認します↓↓↓

 

『国立国会図書館デジタルコレクション』

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2536637

 

その他暦に関する色々なサイトの記事を参考にするのですが、最もぽ有名なオンライン百科事典もよく見ます。

すると、「大暑」のページの『こよみ便覧』の引用に「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」としてあるのです。

 

先のデジタルコレクションで確認できるのですが、どこをどう見ても「ゆえん」とは書いていない。「時節」「じせつ」ってちゃんと仮名も振ってあります。

まあ、でも一般の人が自由に編集できるのですから間違いもあろうかと思います。

 

問題はそこから先です。

 

他の色んなサイトを見ても、どこもこよみ便覧の引用が上記と同じ文章なのです。

皆が皆、同じ間違いをする訳はないので、恐らくはコピペ!?

どの記事も、独自の視点を持って色んな事が調べてあって凄いな~と感心するのですが、ちゃんと出典をあたっている人は少ないんですね。

みんな人頼みだなぁ~…私が言えた義理じゃないんですが!

こうやって誤情報が拡散されて行くんだなァ~…と、つくづく。!!

 

閑話休題。

村上鬼城という俳人の詠んだ大暑の句に目を見張りました。

 

 念力の ゆるめば死ぬる 大暑かな

 

温暖化など予測する余地もなかった100年も前でも、気をゆるめたら死ぬるって位、暑かったんですね~アセアセあせる