一応“教育カテゴリ”のブログとして、東京入試直前に何を書こうか、いろいろ考えたのですが。
たった一度中学受験を経験しただけの私なぞが、2026年組さんにアドバイスなどは烏滸がましいような気がして、なかなか筆が進みません。
とりあえず一年経って思うことを、ダラダラと書いてみます。
良く言われることですが、明日の朝起きて、お子さんを健康な状態で受験校の門の前まで連れて来れたら、それで保護者としてのミッションは達成です。
今、このブログを読んでいるような方は、お子さんのために情報収集をして、ちょっと心配症で。
落ち着かない気持ちで、食欲がなくて。
きっと、子どもの気持ちに寄り添って受験校を決めた方たちばかりでしょう。
ここに至るまでにその学校の受験を諦めた人もたくさんいます。
中学受験自体から撤退した人もいます。
その門の前に立てた親子は、すごいんです。
どうかホッと一息ついてください。
でもそこから先は、子どもだけの戦いです。
一握りの鉄板組以外は、五分五分の勝負と言っても過言ではありません。
あとは、ご縁とか運とかよく分からない力で、学校から呼ばれるように、それぞれの行き先が決まっていきます。
「入学した学校には、似たようなタイプのお子さんが多い」とおっしゃる保護者の声をたくさん聞きました。
小学生で“ちょっと変な子”だったうちの娘は「割とクラスではマトモなほう」(本人談)になったそうです。
第一志望が残念でも、進学した学校にすぐ馴染むのは、この“似た子が呼ばれる力”によるのかな、と思います。
また、いろいろな方のお話を聞いて、仲の良い家族に囲まれている子は、すぐ立ち直っている印象があります。
私は以前は、入試が終わったらガラッと世界が変わるように思っていました。
でも現実は、どんな結果でも、家でご飯を食べて、寝て、また小学校に登校して、なんなら塾にも行って。
その門を通り過ぎても、家族や生活は続いていくんだ、という当たり前のことに気がつきました。
だからどうか、「合格したら一生極楽、残念だったら世界は闇…」のように極端に考えないでください。
どんな学校に入っても、それなりに悩みはあるし楽しみもあります。
中学受験で家族の仲が悪くならないように。
大切なお子さんの良い資質を損なわないように。
あの日、門の前で送り出した娘は、試験休みにお友だちと遊園地に出かけるそうです。
背は伸びたけど。
行動範囲は確かに広がったけど。
まだまだ子どもで家族の一員です。
戦地に赴くわけでも、異国に嫁にやるわけでもない。
ちゃんとした大人として社会に送り出すまでにはまだ時間があります。
その門の前でお子さんを送り出すときに、「また安心して帰ってくる場所」であってほしいと思います。