第3回合不合判定テストの”お疲れさ漫画”は『SPY×FAMILY』14巻。

表紙はヘンリー・ヘンダーソン先生。


娘は、新しい漫画が家に来ると、読む前にすぐ皮をはぎます。表紙のカバーを外して、本体の絵を見るのです。

今回は、若き日のヘンダーソン先生らしき人物。これは楽しみ目がハート


最新刊を読んで、娘は「今までで一番面白かった」と言っていました。

アーニャとダミアンのダンスからの、若き日のヘンダーソン先生とベッキーの教育係・マーサの話への流れもお見事。

ヘンダーソン先生の「教育こそが人格を養い、争いを止めるのだ。小さなケンカも、世界の紛争も」という言葉が沁みます。

アーニャが、「古語を学ぶ環境にいたのでは?」というロイドの疑惑は謎のまま、次巻に続く。この漫画がどう終わるのか全く見えなくて、楽しみ過ぎる!


娘が今巻を楽しめたのは、中身はもちろんですが、本人の成長もあると思います。この漫画を理解する社会科の素地が出来てきた。


我が家は7時と21時はNHKニュースを見ているのですが、「最近、ニュースで言っていることがだいたい分かるようになった」と言います。子ども新聞もまだ読んでます。


日曜日の合不合判定テストの社会は(もう事後受験もいないかな?)割と時事ネタが盛り込まれていて

・ロシアのウクライナ侵攻

・ロシアの包括的核実験禁止条約批准撤回

・イスラエルのガザ地区攻撃

・能登半島地震

・SNSや報道の自由と犯罪加害者被害者の家族の権利

など、ニュース好きっ子には身近な話題で、とても解いていて楽しかったそうです。


『SPY×FAMILY』は東西ドイツ冷戦を下敷きにしていますが、どうも娘はウクライナをイメージしながら読んでいるように見えます。

またSNSの怖さは『推しの子』でかなり学んだと言っています。

漫画は中学受験では脇道かもしれませんが、志望校の社会は、こういう『予習シリーズ』外の時事ネタや世界史をぶっ込んでくるので、意外に役に立つこともあるかな?と思いつつ、自分も読みたいから漫画を与え続けます!単なる息抜きでもよし。


ところで、アーニャの古語の話で、伊藤計画の『ハーモニー』って小説を思い出しました。

知ってます?面白いよ。