私は高齢出産だったので、友人の子どもには、そろそろ大学生になる年の子もいます。

そのうちの一人は、小さい頃から機械や電車が好きで、例えば水族館に行っても、魚には目もくれずにモーターや排水設備をじっくり見ている男の子でした。好きなテーマパークはもちろん鉄道博物館。幼少期には、会うといきなり東西線のリサイクルアルミ車両の話などをしてきました。母である友人は「まず挨拶する!そのあと天気とか体調の話をしてから電車の話をしないと、普通の人には受け入れられないよ」と注意していましたが、懲りずに毎度、電車の話から入る子でした。

友人の子育てはそれなりに苦労もあったようですが、無事大学に入学出来て、おばさんもうれしいよ泣き笑い

娘は鉄道ファンではないのですが、保育園時代から、仲良しの男の子は鉄ちゃんが多いです。

保育園のお迎えに行くホールで、いつもプラレールしてるみたいな子。何でだろう?娘もオタク気質なので、好きなことを突き詰めている子を、否定しない感じが合うのでしょうか?

早稲アカの娘のクラスにも鉄道好きな男子がいるようで、先生もかなりイケるようです。総じて理系科目に強く、優しいお子さんが多いように思います。

 

私が今まで聞いた中で一番素敵な鉄ちゃんエピソードは、JR九州の方から伺った「或る列車」の話です。

鉄道界隈では有名な話なのかも知れませんが、私は詳しくなかったので、このエピソードを初めて聞いたときには震えました。

原鉄道模型博物館のリンクを張ってよいのか分からなかったので、ご興味のある方は「原信太郎 或る列車」で検索してみてください。少年時代に操車場でこっそり見た豪華列車をスケッチし、それを模型に復元した原信太郎氏。100年の時を経て、JR九州がこの列車を蘇らせました。いつか乗ってみたいな、と思っています。

 

我が家の夫は「自分は鉄道オタクではない」と言っていますが、こんなことがありました。

私が娘に「日本の鉄道の最高地点は小海線の野辺山駅」という話をしていた時、夫が「小海線の最高地点は野辺山じゃない、なんかカタカナの名前の駅だ」と言い出したのです。私は「小海線に乗ったことがあるけど、カタカナの駅なんてなかった」と言いましたが、「いや、あった。俺は昔、そこで写真を撮った」と言い張ります。

 

この話のオチが分かる方は、かなり物知りさんなのですが。

 

1986年の夏休み期間だけ、国鉄小海線・野辺山駅と清里駅の間の最高地点に「フォトデッキ駅」という臨時駅が開設されていたそうです。少年時代の夫は、親に頼んでその駅に連れて行ってもらい写真を撮影した、というのが答えでした。確かにカタカナね。ちなみに長野県民ではありません。

 

…立派な鉄ちゃんじゃん??