御伽噺 | 戯言+~プラス~

御伽噺

或る所に、嘘つきな少年がいました。

嘘つきな少年は、村の人たちに嘘をついて、慌てる姿を見て楽しんでいました。

或る日、嘘つきな少年は、狼に襲われました。

嘘つきな少年は、必死に村の人たちに助けを求めました。

村の人たちは、またいつものことと、嘘つきな少年の言葉に耳を貸したりはしませんでした。

しかし、或る一人の村人は見ていました。

嘘つきな少年が、狼に襲われている姿を。

その村人は、怖くなってその場から逃げ出しました。

村人が何処へ行ったかは誰もわかりませんが、嘘つきな少年が狼に襲われたことを、村の人たちが知ったのは、それからずっと後になってからだそうです。