源氏物語に登場する女性のいわゆる「女房装束」は十二単が

 

通り相場ですが、衣が多くの色を重ねてミルフィーユのように

 

艶やかなので、比較的多色をフレームに使用しても違和感なく

 

おさまります

モチーフは平安絵巻のちりめん和紙、フレーム中央は大正時代の

 

木版短冊、サイド及び下部のフレームは京友禅千代紙と

 

なります。仕切られた柄や折り重なったウェーブ、モザイクの

 

ように折り重なる模様が衣裳との相性良さを感じます

逆にすると羽ばたく鶴がお目見え

 

単体

次の作品は、同じモチーフの色違いを使い、より絵巻物の

 

風情に寄せたテイストになります

 

サイドに使用した金彩の波模様が、絵巻の象徴的な表現を

 

より深めております。色調も前の作品よりも抑えて、より

 

古風な印象を与える仕上がりにしております

 

ダイナミックな風景の中に女性が溶け込んでいるようで

 

スケール感が出ますね

 

単体

最後が、フレーム自体により風景色の強い部材を用いる事で

 

モチーフの衣裳が全体的に広がっていくような印象を与える

 

作品になります

 

フレーム上部に用いているちりめんの柄が、モチーフの衣裳の

 

持つ流れをくみ取って押し広げて見えるように工夫しております

 

また、こちらの配置ではサイドの柄が衣裳の一部のように見えますが

 

逆にすると建造物の屋根や雲である事が分かります

 

絢爛な衣裳の広がりが孔雀のようで、程よくアイコン化

 

しやすいデザインである事が分かりますね

 

下部の風景デザインも衣裳との親和性を優先しています

 

下部の鱗模様も、モチーフの模様やサイドの網目と相性良く

 

収まっています