折本(折りたたまれて掲載されている版画作品)の画集は

 

画の中央にガッツリと折り目が発生してしまい、切り離して

 

飾ったとしても和紙に確り刻まれた折り目が目立ってしまうので

 

ディスプレイに適していない版画作品でした

 

その弱点を解消する為に、中央の折り目に沿って切り離しフレームに

 

添わせる事でフレームの持つ凹凸を活かし、疑似的な3D作品

 

へと昇華させたのがこちら

 

モチーフがフレームと連続してダイナミックな表情を作り出し

 

光の加減で立体的な風合いを生み出します。ただこの作品を

 

成立させる為には「同じ折本」を2部用意する必要がある

 

のがネックではあります。中央のフレームを取り付ける

 

折り返しが5㎜、モチーフの余白として5㎜、計1㎝のゆとりを

 

要する為です

また、中央にモチーフが集中する為、逆にした時にモチーフ

 

自体が分裂するのもネックではあります

特に人物は単体にした時の違和感が強いので、ディスプレイの

 

工夫が必要ではあります。これはこれで面白いとは感じます

 

次も同じ折本からの作品

こちらは人物でない分、左右でスッキリとした印象を受けます

 

逆にした時でも空間の広がりを感じるような、ダイナミックな

 

構図が展開されます

彩色バランスを整える事で非常に味のある印象

 

人物よりも単体でのおさまりが良いです

 

続きます