【今回見た映画】
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(1968米)
オーメン(1976英・米)
ポルターガイスト(1982米)
青春大統領(1966日)
海の上のピアニスト(1998伊)
子猫の涙(2008日)
推定無罪(1990米)
ワーキング・ガール(1988米)
ファイアーストーム(1998米)
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド ★★★★☆
1968米。96分。ジョージ・A・ロメロ監督・原案。デュアン・ジョーンズ。ジュディス・オーディア。ビル・ハインツマン。
父の墓参りの途中でゾンビに襲われたバーバラは、兄のジョニーを殺され、車も動かなくなり近くの民家へ逃げ込む。
同様に逃げ込んでいた人たち、若い黒人男性のベン、若いカップルのトムとジュディ、クーパー夫妻とケガを負った娘と共にゾンビに対抗しようとする。
有名なホラー映画。
BSで放送していたので久し振りに見た。
8月は毎年、戦争映画とホラーがたくさん放送される。
本作はゾンビ映画の原点だ、とはよく聞くんだけど、詳しいことは覚えてないので改めて検索。
“本作はそれまで「カリブ海の呪術(ブードゥー教)」の奴隷だったゾンビの概念を、「理由なく蘇り、生者の肉を求め、噛まれた者もゾンビになる」という現代のパターンの基礎へと再定義しました。” (Googleで検索)
今見ると、オーソドックスなゾンビものに思える。
逆に言えばそれだけ本作が画期的な作品で、私がこれまで見てきた、この映画の後に作られた映画は本作を踏襲してるから、今改めて見ると本作の方がオーソドックスなゾンビものに見えるんだろう。
映像はインディーズ並みだった。
ゾンビが窓から手を入れてくるところなんて興ざめするくらい安っぽい。
実際に予算は少なかった(1万1,400ドル。当時のレートが1ドル=360円として420万円ほどしかない!!)とか。
白黒なのはチープさを隠す工夫ということだ。
低予算といえば以前に見た邦画の「カメラを止めるな!」が思い浮かぶ。
あの映画もすごい低予算振りだった。一方で、それをものともしないアイデアの良さも光っていた。
本作も同じくらいか、それ以上かもしれない。アイデアの良さも。
映画自体はとても面白かった。
アイデアに加えて、ドラマ要素もきちんとしていた。
ゾンビがのろのろ動くのは予算のせい(=派手なアクションは撮れない、とか)ではなく、死体が素早く動く訳がないというリアリティを追求したためだそうだ。
よく言われることだけど、ゾンビがのろのろ動くせいで主人公たちが何とか対抗出来る。
撃退出来るかどうかハラハラする、この辺りのさじ加減が絶妙だと思う。
まったく、うまいこと考えたものだ。さすが名作だ。
オーメン ★★★☆☆
1976英・米。111分。リチャード・ドナー監督。グレゴリー・ペック。ハーヴェイ・スペンサー・スティーヴンス。リー・レミック。デビッド・ワーナー。ビリー・ホワイトロー。
6月6日午前6時。外交官のロバート・ソーンはローマの産院で死産となった我が子の代わりに、同時刻に誕生した孤児の男子を妻・キャサリンに秘密で譲り受け、ダミアンと名付ける。
夫妻はダミアンを大切に育てていたが、数年後、その子の周囲で不可解な事件が次々に起こる。
ホラー。昔の大ヒット作。
深夜のテレビで見たことがある。
シリーズ作品がたくさんあるので、全部ではないけど。
久々に見て懐かしかった。ダミアンはやっぱり不気味だった。
記憶では、映像がもっと怖かった気がしていた。
改めて見たら、特殊効果みたいなものはなかった。
見る人に怖さを想像させる映画だった。それで、長年の内に怖い想像が膨らんでいたみたいだ。
ポルターガイスト ★★★☆☆
1982米。115分。トビー・フーパー監督。スティーヴン・スピルバーグ脚本(共同)・製作(共同)。クレイグ・T・ネルソン。ジョベス・ウィリアムズ。ビアトリス・ストレイト。ドミニク・ダン。ヘザー・オルーク。
新興住宅地に引っ越してきたフリーリング一家を怪奇現象が襲う。
次女のキャロル・アンが行方不明となり、霊媒師のタンジーナは恐ろしい霊が連れ去ったのだと告げる。
やがてその新興住宅地は元々墓場で、死体が移されていない事が判明する。
こちらも有名なホラー映画。
スピルバーグは監督ではないんだけど(「E.T.」で多忙だったため製作と脚本の一部だけ担当したとか)、本作はとてもスピルバーグらしい雰囲気が感じられる映画。
なんと言うか、ホラーなんだけど幻想的でファンタジーらしい雰囲気がする。
キャロルが連れ去られてしまったり、家の下は墓場だったとか、怖い話ではあるんだけど。
おかげで、ホラーにしては楽しく最後まで見られてしまった。
トビー・フーパー監督の方は、「悪魔のいけにえ」を撮ったホラーの名手だそうだ。
この監督の映画は見ていないので、どんな作風なのか分からない。
本作の製作はスピルバーグ主導だったので、監督の特徴はあまり出てないのかもしれない。
「悪魔のいけにえ」についても検索してみた。
とても怖い、真っ当な(という書き方も変だけど)ホラーらしい。
青春大統領 ★★★☆☆
1966日。93分。江崎実生監督・脚本(共同)。石原裕次郎。あおい輝彦。浅丘ルリ子。二谷英明。飯野おさみ。真家ひろみ。中谷良。佐野浅夫。
日本貿易振興会のシドニー出張所に勤める峰岡鷹志は親友・大村から彼の会社が扱う輸入薬「ソルビチン」が消えたとの知らせを受けて急遽帰国する。
しかし、帰国したところ大村も失踪していた。
大村と親しかった園田京子の協力を得て峰岡は調査を開始する。
痛快な青春・アクション映画。
裕次郎は魅力的。
若手の男性俳優がたくさん出てくる。
以下、検索してみた。
本作は石原プロモーションとジャニーズ事務所が提携して制作された。
当時としては珍しいスタイル。
あおい輝彦、飯野おさみ、真家ひろみ、中谷良の初代「ジャニーズ」が出演している。
ヒロインの京子(浅丘ルリ子)はマネジャーを務めている。
その他にも当時の「ジャニーズジュニア」メンバーが出演している。
時々、ダンスシーンがある。今見ても結構楽しい。
海の上のピアニスト ★★★☆☆
1998伊。125分。ジュゼッペ・トルナトーレ監督・脚本。ティム・ロス。プルイット・テイラー・ヴィンス。メラニー・ティエリー。ビル・ナン。クラレンス・ウィリアムズ3世。ピーター・ヴォーン。
1900年。大西洋上の豪華客船ヴァージニアン号で機関士ダニーはダンスホールのピアノの上に置き去りにされた赤ん坊を見つける。
生まれ年にちなんで「ナインティーン・ハンドレッド」名づけられたその男の子は、船内のダンスホールのピアノに親しんで育ち、やがて驚くべきピアノの才能を発揮し始める。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督作品ということで見てみた。
「ニュー・シネマ・パラダイス」と同様にじっくり味わいたい映画。
最後は考えさせられる。見た人の賛否は分かれるらしい。
子猫の涙 ★★★☆☆
2008日。97分。森岡利行監督・脚本。武田真治。藤本七海。広末涼子。鈴木砂羽。宝生舞。山崎邦正。赤井英和。喜味こいし。紺野まひる。黒川芽以。市川美織。
メキシコ五輪でボクシングの銅メダルを獲得して華々しくプロへ転向した森岡栄治。
しかし、たった3戦で右目の網膜剥離が判明、25歳という若さで引退を余儀なくされる。
引退した栄治は荒れた生活を続け、愛想を尽かした妻の和江は子供たちを残して出ていく。
栄治はクラブで出会った裕子と付き合い始める。
そんな父親・栄治の姿が娘・治子の視点から描かれる。
実話ベース。
方言だけじゃなく、とても大阪らしい映画だと感じた。
武田真治が良かった。広末涼子がきれい。
推定無罪 ★★★☆☆
1990米。127分。アラン・J・パクラ監督。スコット・トゥロー原作。ハリソン・フォード。ブライアン・デネヒー。ラウル・ジュリア。ボニー・ベデリア。ポール・ウィンフィールド。グレタ・スカッキ。
首席検事補のラスティが、同僚の検事補・キャロライン殺害事件を担当することになる。
実はキャロラインはラスティの不倫相手だった。
捜査を進める内に現場からラスティの指紋やDNAなどの決定的な証拠が見つかり、一転して彼自身が容疑者として裁判にかけられる身となってしまう。
法廷劇。
話が二転三転して緊張感がある。
ラストのどんでん返しも良かった。
ワーキング・ガール ★★★☆☆
1988米。115分。マイク・ニコルズ監督。メラニー・グリフィス。ハリソン・フォード。シガニー・ウィーバー。
ウォール街の投資銀行で働くOLのテスは頑張り屋だけど、うだつが上がらないでいた。
テスがM&A部門の新任女性重役・キャサリンに大型投資企画を相談したところ、キャサリンはアイデアを横取りしようとする。
しかし、キャサリンは休暇中のスキーで骨折、長期入院することに。
上司の裏切りを知ったテスは、キャサリンの愛人で投資ブローカーのジャックと共に、投資企画の成立に奔走する。
ロマコメ。
話もテンポも良くて、楽しい映画。
最後もハッピーエンドで、スッキリ終われる。
80年代後半のウォール街は好景気で、M&Aブーム。
オフィスファッションも、今とは全然違っている。
そんな背景も見どころ。
ファイアーストーム ★★★☆☆
1998米。89分。ディーン・セムラー監督。ハウイー・ロング。スコット・グレン。ウィリアム・フォーサイス。スージー・エイミス。
森林火災の際に上空からパラシュートで現場に降りたち消火・救助を行う消防士「スモークジャンパー」のリーダーとなったジェシー。
ある時、囚人のシェイらが森林火災を利用して4人の仲間と脱獄。消火に駆けつけたジェシーは、人質となった鳥類学者のジェニファーを救うためにジェシーとの死闘に挑む。
そして周囲はついに、凄まじい熱風と炎がすべてを焼き尽くす最悪の現象「ファイアーストーム」に包まれる。
期待以上だった。
自然災害に極悪な脱獄囚、信頼する上司・ウィントの裏切りと次々に危機が襲いかかる。
1時間半とコンパクトにまとまっていて面白かった。
ガン・ファイター ★★★☆☆
1961米。112分。ロバート・アルドリッチ監督。ダルトン・トランボ脚本。ロック・ハドソン。カーク・ダグラス。ドロシー・マローン。ジョゼフ・コットン。キャロル・リンレイ。
お尋ね者のブレンダン・オマリーは昔の恋人・ベルが夫・ジョン、娘・ミッシーと暮らすメキシコの牧場に会いに来る。
彼を追う保安官・ダナ・ストリブリングも加えて一行はテキサスへ牛追いの旅に出る。ストリブリングは法の届くテキサスへ入ったらオマリーを逮捕すると宣言する。
旅の途中でジョンが死亡。ストリブリングはベルと、オマリーは娘のミッシーと愛し合うようになる。
しかし、その事を知ったベルからオマリーに、ミッシーに関する秘密が明かされる。
テキサスへ入り、オマリーとストリブリングの決闘が開始される。
西部劇。
牛追いや撃ち合いなどオーソドックスな要素に加えてギリシャ神話のオイディプスのような悲恋話も入ってる。
(オイディプスは母子の話ですが)
これはどうしようもない。ラストシーンが切ない。
カーク・ダグラスが良かった。