【今回見た映画】

8番出口(2025日)

アレキサンダー(2004米・仏・独・蘭)

リバース・オブ・ブリッツ(2019米)

ボトムス 〜最低で最強?な私たち〜(2023米)

ニンジャ・ヴェンジェンス(1988米)


ビューティフル・ヴァンパイア(2018韓)

スノーホワイト 白雪姫とドワーフの魔法(2019独・チェコ)

アイドルスナイパー THE MOVIE(2020日)

劇場版ゴードン探偵事務所 はじまりのシュガー(2023日)

THE GREY 凍える太陽(2011米・英)ザ・グレイ




8番出口 ★★☆☆☆
2025日。95分。川村元気監督・脚本(共同)。二宮和也。河内大和。浅沼成。花瀬琴音。小松菜奈。

「迷う男」は地下鉄で、泣く赤ん坊と母親を怒鳴るサラリーマンに遭遇するが、やり過ごしてしまう。

地下鉄を降り、携帯電話で別れ話が持ち上がっている恋人「ある女」と話しながら出口へ向かうが、いつの間にか地下道から出られなくなる。

「迷う男」は同じ箇所を歩き続ける「おじさん」や「少年」と出会う。

「迷う男」は「少年」と合流し、出口を目指す。

2人の前に「ある女」が現れる。「少年」は、この先生まれてくる彼の息子だった。

やがて、「迷う男」は「少年」と別れ、迷路から現実へ戻ることに成功する。

「迷う男」は病院にいる「ある女」の元に向かう。

地下鉄で再び、泣く子と母親を怒鳴るサラリーマンに遭遇する。彼がある決意をしたところで映画は終わる。


原作は同名のインディーズゲーム。遊んだことはないけど、話題になっていたので聞いたことはあった。

映画にも出てきた、以下のルールに従って出口を目指すルール。

・異変を見逃さないこと

・異変を見つけたら、すぐに引き返すこと

・異変が見つからなかったら、引き返さないこと

・8番出口から外に出ること


ゲームにはストーリーはない。

映画は、見たままのあらすじを書いてみたけど、シュールというかなんと言うか。


何となく、松本人志の映画を思い出した。

2、3本しか知らないけど、実験作のようなよく分からない映画を作っていた。

世間でも、最初のうちはあの松本人志が作った映画ということで話題になっていた。

当時は、雑誌(検索したら月刊誌「日経エンタテインメント!」だった)に「シネマ坊主」という映画批評を書いていて人気だった。

かなり辛口でバッサリ切り捨てていたので、そんな松本人志が映画を作ったらどんなものが出来るんだろうと期待されていた。

しかし、出来た映画は難解すぎてヒットしなかった。

同じく難解と言われる北野武監督みたいに評価されることもなく、作る度に酷評されていた。

そして、段々と新作が出ても話題にならなくなっていった。その内、作るのも止めてしまった。

そんな印象。


本作も難解で、よく分からない映画だった。

でも、途中はホラーだけあって結構怖かった。

また、松本人志映画と違うのは、最後は何となく納得感があって、気持ちに折り合いをつけて見終わることが出来た。

(比べるものでもないけど)

時間やお金を使ってくれた分はきちんとお返ししますよ、という感じがした。

そこは、シュールで難解とはいえ、商業映画としてちゃんとしてる。

さすが大ヒット作と言えるのかもしれない。

(wikiを見たら、興行収入は51.7億円だとか)


検索していたら、考察が盛り上がってると書いてあった。確かに、隠された要素はありそう。

色んな楽しみかたがあるものだ。




アレキサンダー  ★★★☆☆

2004米・仏・独・蘭。173分。オリヴァー・ストーン監督・脚本(共同)・製作(共同)。コリン・ファレル。アンジェリーナ・ジョリー。アンソニー・ホプキンス。ヴァル・キルマー。クリストファー・プラマー。


紀元前4世紀。マケドニアの王子・アレキサンダーは父王の暗殺により20歳で即位して以来、遠征を続けて領土を広げていく。


最強のペルシャを倒した後も野心は止まず、更にアジアへと進む。しかし、アジアの国バクトリアの王女ロクサネを第一夫人に迎えたことに将軍たちは激しく反対。


インドでの悲惨な戦いの後には厭戦気分も広がり、軍内部に不満が蓄積する。


兵士たちの要望を受けてバビロンに戻り、新たな遠征計画に取り掛かっている最中に32歳で亡くなる。



アレキサンダー大王の生涯を描いた映画。戦術・戦略の天才で、戦争で負けたことは一度もなく約10年の大遠征で広大な帝国を築き上げた。


映画は内面の孤独や苦悩について焦点を当てている。


長期間の遠征で、厭戦気分が広がるのは分かる。


世界征服というアレキサンダー大王の夢は、兵士たちにとっては終わらない悪夢に過ぎなかった。


映像で見ると、随分と遠くまで行ったのだと実感する。


2000年代の映画だけあって映像はきれいだった。


戦闘シーンも迫力がある。インドの戦いは悲惨な状況が一層伝わってくる。すごい映像だった。



171分は長かった。


興味深い題材だけど、話にはそれほど意外性もなく真っ直ぐな展開で、テンポも良くないのでさすがに疲れた。





リバース・オブ・ブリッツ  ★★★☆☆

2019米。76分。ジュリアン・リチャーズ監督。ケイリー・ギルバート。バーバラ・クランプトン。マイケル・パレ。レイ・ドーン・チョン。モンテ・マーカム。


16年前に死産となった赤ん坊は落雷を受けて奇跡的に生き返り、居合わせた作業員がこっそり監禁して「テス」と名付け、育てていた。


テスは電気を操る能力を持っていた。


16歳のある時、作業員からイタズラされそうになったテスは能力で殺害、まだ見ぬ母を探しに出る。



ホラー。


見るからにB級映画なんだけど、面白かった。


悪くない映画だったので、もっと予算があったらと思ったけど、予算がないからホラーにしたんだろうし(想像ですが)仕方ないか。



スティーブン・キング原作の「キャリー」や「炎の少女チャーリー(ファイアスターター)」を思い出した。


検索したら、以下のような記述が出てきた。


ラストシーンで、テスが地面から手を出すのは映画「キャリー」(1976米。ブライアン・デ・パルマ監督)へのオマージュ。


また、ジュリアン・リチャーズ監督は「キャリー」、「ファイアスターター」をリスペクトしている。



予備知識なく見たけど、この2作品が頭に浮かぶ訳だと思った。



その後の、「撮影だった」というオチは頂けない。


本作以外でも時々見るけど、個人的にはやるべきでないと思う。


76分と短めの映画ではあるけど、ここまで見てきた観客に対して誠実な姿勢ではないと感じる。創作は創作として完了させた方がいい。





ボトムス 〜最低で最強?な私たち〜  ★★★☆☆

2023米。91分。エマ・セリグマン監督・脚本(共同)。アヨ・エデビリ。ダグマーラ・ドミンスク。ハバナ・ローズ・リウ。カイア・ガーバー。マーショーン・リンチ。


PJとジョシーはロックブリッジ・フォールズ高校の同級生で親友。2人とも、誰も相手にしないスクールカースト最底辺でレズビアン、処女。


お互いが想いを寄せるチアリーダーのイザベルとブリタニーの気を惹くために、護身術を教える名目で「護身クラブ」を立ち上げ、女子生徒にレッスンを行う。


計画は思いの外うまくいき、PJとジョシーはイザベル、ブリタニーと親しくなることに成功する。


しかしある時、裏の企みがバレてクラブは解散。2人も仲違いしてしまう。


また、ライバル・ハンティントン高校のアメフト部がロックブリッジ・フォールズ高校のアメフト部を殺害しようとしていることが発覚する。



ちょっと変わった学園もの、だと思って見ていたら、後半になるほどすごい話になっていった。笑


かなり変わってる。珍味。


紹介では「ブラック・コメディ」となっていた。ドタバタ(スラップスティック)な要素もあると思う。


エンタメ映画が好きな人なら楽しめる。かな。私は楽しく見られた。


あと、男女ともルックスのいい俳優が結構出ているので目の保養目的でもいいかも。





ニンジャ・ヴェンジェンス  ★★★☆☆

1988米。87分。カール・アームストロング監督・脚本(共同)・製作(共同)。デヴィッド・ポール・ロード。クレイグ・ボイエット。ジャネット・K・パウラク。スティーヴン・K・ヘイズ。


ジェシーは現代のニンジャ。カリフォルニアからヒューストンへ旅をする途中でテキサスの小さな田舎町に立ち寄る。


そこは人種的偏見を持つ悪徳保安官と秘密結社KKK(クー・クラックス・クラン)が支配する恐ろしい町だった。


無抵抗の黒人学生が暴行され殺される現場を目撃したジェシーは、彼らを成敗する戦いを開始する。


ニンジャの技を駆使して悪党どもを壊滅されたジェシーはバイクに乗って次の目的地へ向かうのだった。



低予算なのが伝わってくる。B級の中のB級映画。


設定もものすごい。今では作れないだろうな。


ストーリーはシンプルだった。


珍味。





ビューティフル・ヴァンパイア  ★★★☆☆

2018韓。78分。チョン・ウンギョン監督。ソン・ガン。チョン・ヨンギュ。パク・ジュンミン。ホン・ビラ。イ・ヨンニョ。


ビューティサロンを経営するランは500年前に19歳でヴァンパイアになり、長い年月を生きてきた。


ある時、俳優志望の青年ソニョンと出会ってお互いに惹かれ合う。


ソニョンの血が欲しくてたまらないランに、ソニョンは次の芝居の練習相手として「ヴァンパイア役」を頼み込む。



ロマコメ。


韓国映画だけに分かりやすくてキャッチーな設定。


内容も、確実に楽しませてくれると期待していたんだけど・・ちょっと残念な出来だった。


だらだらとした印象。もう少し、事件でも起こして楽しませてよ、という感じ。


ソン・ガンがイケメン。彼を見たい人なら楽しめるかも。





スノーホワイト 白雪姫とドワーフの魔法  ★★★☆

2019独・チェコ。93分。ニヨ・テ・チャウ監督。ティジャン・マレイ。ナデシュダ・ブレニッケ。ヴィクター・シェフェ。ルートヴィヒ・シモン。ミック・モリス・メナート。


美しく成長した白雪姫は継母である王妃から狙われ、深い森へ逃げる。


そこで出会った魔力を持つ7人のドワーフたちと共に、白雪姫は魔法の鏡や毒リンゴを使って追跡・攻撃してくる王妃に立ち向かう。



ベースはおとぎ話の白雪姫。


自ら剣を手に取って戦ったり、性格はアクティブになってる。


原作は受け身すぎるとの判断か。他にも細部では多少のアレンジがある。


映像は割とチープで、予算は少ないと思われる。


白雪姫役のティジャン・マレイがきれいだった。





アイドルスナイパー THE MOVIE ★★★☆☆
2020日。68分。稲葉司監督・原作。遠藤三貴。瀬野ユリエ。前田けゑ。福山理子。稲森美優。

地下アイドルグループ「ディスティニー」の紅レイは、凄腕スナイパーという裏の顔を持っていた。

憧れのリーダー・香坂瑠璃(稲森美優)の卒業ライブに闇組織「シガラ」の殺し屋たちが潜入し、ライブ会場は戦場になる。

更に、シガラのバトルロワイヤルを勝ち抜いた日本刀の使い手・五条みゆきが復讐のために現れ、壮絶な死闘が始まる。


稲葉司監督のインディーズ映画「アイドルスナイパー」シリーズの劇場版。


シリーズ通じて初めて見た。

インディーズらしい、低予算なことが感じられる映画だった。

タイトルに「アイドル」と入っているだけあって、女優はきれいな人が多かった。

テーマは万人受けしないけど、好む人は好みそう。

ターゲットは狭そうだけど、インディーズだし正しい戦略だと思う。




劇場版ゴードン探偵事務所 はじまりのシュガー★☆☆
2023日。34分。川井田育美監督・脚本。矢崎希菜。すみぽん。西村直人。

名探偵ゴードンの一番弟子・エリーと探偵見習いのレイラが探偵事務所分室でのんびり過ごしていた昼下りに、失踪した恋人の捜索依頼が入る。

一方、ゴードンの元には別なルートから5年前に起きた強盗殺人事件で逃走中の犯人を捜索する依頼が。

やがて2つの事件は密接に関係していることが明らかになる。


You Tubeで配信されている短編Webドラマシリーズの劇場版。

低予算は仕方ないとして、ちょっと分かりにくかった。

話自体は悪くないと思うんだけど、これでは辛い。




THE GREY 凍える太陽 ★★★☆☆
2011米・英。117分。ジョー・カーナハン監督・脚本(共同)・製作(共同)。リーアム・ニーソン。フランク・グリロ。ダーモット・マローニー。ダラス・ロバーツ。ジョー・アンダーソン。ノンソー・アノジー。ジェームズ・バッジ・デール。

石油採掘場に雇われた射撃のプロ・オットウェイは飛行機事故でアラスカの山中に墜落する。

オットウェイを含めて7人が辛うじて助かったが、そこは深い雪に覆われたマイナス20度の野原。さらに、野生のオオカミの縄張りだった。

オットウェイたちは救助を待つより逃げた方が良いと考え、必死の移動を開始する。


それほどリアルではない。実際、ストーリーは実話ベースではなく創作。

でも、創作にしては悲惨すぎる。

創作なら助かって欲しいなあ…と思わせる映画だった。

オットウェイ(リーアム・ニーソン)をはじめ、みんな悪いやつじゃないし。