【今回見た映画】

カッコーの巣の上で(1975米)

ウィズ(1978米)

胸が鳴るのは君のせい(2021日)

共喰い(2013日)

アヒルと鴨のコインロッカー(2007日)


GO(2001日)

劇場版 Spy x Family Code: White(2023日)

リロ・アンド・スティッチ(2002米)

地球が静止する日(2008米)

ザ・コンサルタント(2016米)





カッコーの巣の上で ★★★☆☆

1975米。133分。ミロス・フォアマン監督。マイケル・ダグラス製作(共同)。ジャック・ニコルソン。ルイーズ・フレッチャー。マイケル・ベリーマン。ウィリアム・レッドフィールド。ブラッド・ドゥーリフ。クリストファー・ロイド。ダニー・デヴィート。ウィル・サンプソン。


刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装い、精神病院に入ったマクマーフィ。


彼はそこでラチェット婦長の管理方法に反発する。


管理に従順だった患者たちも徐々にマクマーフィの影響を受け始める。



第48回アカデミー賞作品賞をはじめ主要5部門を独占。


これは1934年に受賞した「或る夜の出来事」以来41年ぶり。



今見ると冗長。よく言えばゆったりしている。悪く言えばだらだらしている。


最近の映画や動画に親しんでる人が同じ様に楽しむのは厳しいかも。


1975年の映画だから仕方ないとは思う。やっぱり50年って長い。


個人的には、(面白いかどうかは個々の作品次第だけど)見ていて「古いなあ!」って思うかどうかは大体2000年くらいが分かれ目だと感じている。


CGが一般的になった頃か。


それより前だとやはり古さを感じる。



本作の話に戻ると、テーマは普遍的で古びていないと思うけど、ラストはいかにも昔の映画だと思った。


最近の映画(に限らないけど)はアンハッピーな結末でももう少し、緩い気がする。



とはいえ、やはり名画。余韻の残る、考えさせられる映画だった。


マクマーフィ役のジャック・ニコルソン、ラチェッド婦長役のルイーズ・フレッチャーは素晴らしかった。


患者の一人、テイバー役のクリストファー・ロイドは後に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで「ドク」を演じている。





ウィズ ★★☆☆☆

1978米。134分。シドニー・ルメット監督。ダイアナ・ロス。マイケル・ジャクソン。レナ・ホーン。リチャード・プライヤー。


クリスマスの夜、雪の竜巻に飲み込まれたせいで魔法の国に飛ばされてしまったドロシー。


故郷に帰るためには、エメラルド・シティに住むという魔法使いのウィズに会わなければならない。


ドロシーは途中で出会ったカカシ、ブリキ男、ライオンと共にエメラルド・シティを目指して旅をする。



…というあらすじは「オズの魔法使い」なんだけど、ストーリーを楽しむというよりはオズの世界を舞台にした音楽とダンスを楽しむ映画。


ミュージカル。


と言うより、「ミュージックビデオのようだ」と書いてるサイトがあったけど、まさにそんな感じだった。





胸が鳴るのは君のせい ★★★☆☆

2021日。104分。髙橋洋人監督。紺野りさ原作。浮所飛貴。白石聖。板垣瑞生。原菜乃華。箭内夢菜。入江海斗。浅川梨奈。RED RICE(湘南乃風)。


キュンキュンする映画。楽しいのと同時に、どこか懐かしい感じがする。


ちょっと構成が雑な気もしたけど、原作(未読)のダイジェスト版だからか。推測だけど。


ヒロインの子もアイドルなのかと思ったら、今度永野芽郁の代わりに大河ドラマ(2026年度「豊臣兄弟!」)に出る女優だった。


これからブレイクしていくんだろう。


今見るとこの映画、浮所飛貴、原菜乃華といい結構豪華なメンバーだった。





共喰い ★★★☆☆

青山真治監督。菅田将暉。木下美咲。篠原友希子。光石研(出演・ナレーター)。田中裕子。


1988年、昭和63年夏。


17歳の男子高校生・遠馬は父の円(まどか)、愛人の琴子と三人で川辺の一軒家で暮らしていた。


円との性交のたびに殴られたり首を絞められたりするせいで、琴子の顔には痣ができている。


遠馬は、円の血をひく自分も恋人の千種に同じことをしてしまうのではないかと不安を抱いている。



昔の暗い邦画の感じを意識的に取り入れているような印象を受けた。


食事シーンも荻野直子作品なんかと違って全然美味しそうじゃない。


(比べるようなものでもないですが)


ただ、内容の割に湿っぽさはそこまでなかった。


行為の時に暴力を振るう話は他でも見たことがある。渡辺淳一だったかと思う。


原作は第146回(2011年下半期)芥川龍之介賞受賞作。20万部も売れたそうだ。


原作の方がそういう昔の文学を意識した作品なのかも。


原作は未読なので、そのうち読んでみないと。





アヒルと鴨のコインロッカー ★★★☆☆

2007日。110分。中村義洋監督・脚本(共同)。伊坂幸太郎原作。濱田岳。瑛太。関めぐみ。松田龍平。大塚寧々。なぎら健壱。岡田将生。


大学入学にともない仙台で一人暮らしを始めた椎名は、隣に住む河崎から書店を襲って広辞苑を盗む計画を持ちかけられる。


この計画の裏には2年前に起こった河崎とドルジ、そしてドルジの彼女で河崎の元恋人・琴美をめぐる事件が隠されていた。


2年前の事件と本屋襲撃が次第につながっていく。



伊坂幸太郎原作と知って、なるほどと思った。


話の展開や雰囲気などが独特なので、言われてみればという感じ。


この小説は未読だけど。


本作も、特に後半はとても面白い。





GO ★★★☆☆

2001日。122分。行定勲監督。宮藤官九郎脚本。金城一紀原作。窪塚洋介。柴咲コウ。大竹しのぶ。山﨑努。


在日韓国人である高校生の杉原は、父に習ったボクシングを武器に喧嘩ばかりしていた。


ある日、彼は同級生でヤクザの息子である加藤のバースデーパーティーで桜井という少女と恋に落ちる。


しかし、自分が在日であることをなかなか打ち明けられずにいた。



原作は第123回(2000年上半期)直木三十五賞受賞。未読。


宮藤官九郎が脚本を担当していたとは知らなかった。


この頃の窪塚洋介はとても人気があった。


アイドル的な人気もあったので、しばらくは恋愛ものとかでルックスを生かした売り方をしていくのかと勝手に想像していた。


こんなメッセージ性の強い映画に出演して、ちょっと驚いた記憶がある。


「冬のソナタ」が日本で放送されたのが2003~2004年(wikiより)なので、いわゆる韓流ブームはまだ来ておらず、韓国に対するイメージも今とは違っていた。


映画は今みても古びてなくて、改めて考えさせられる内容だった。


窪塚洋介、柴咲コウが当たり前だけど若い。きれいで、魅力的。





劇場版 Spy x Family Code: White ★★★☆☆

2023日。109分。片桐崇監督。遠藤達哉原作。江口拓也。種﨑敦美。早見沙織。


偽装家族を続ける西国(ウェスタリス)のスパイ“黄昏”ことロイド・フォージャー、東国(オスタニア)の殺し屋“いばら姫”ヨル・ブライア、エスパーのアーニャ。


3人はお互いの利益のため正体を隠している。


ある時、アーニャの通うイーデン校で調理実習が行われることに。


“星(ステラ)”を獲得するため、ロイドたちフォージャー家は審査員である校長の好きなお菓子メレメレを調べようとフレジスへ週末の家族旅行に出かけるのだった。



原作マンガは10巻くらいまで読んだ。テレビアニメは数回見たことがある。


映画も面白かった。絵がきれい。





リロ・アンド・スティッチ ★★★☆☆

2002米。85分。クリス・サンダース、ディーン・デュボア監督・脚本。ダヴェイ・チェイス。クリス・サンダース。ティア・カレル。


エルビス・プレスリーが大好きなカウアイ島の孤独な少女・リロは、事故で両親を亡くして姉のナニと暮らしていた。


ナニは友達がいないリロのために保健所から犬をもらおうとする。


その頃、悪の天才科学者・ジャンバ博士は違法な遺伝子実験によって銀河連邦に逮捕され、「試作品626号」は地球のハワイに不時着していた。


リロは青いコアラに似た626を連れて帰り、「スティッチ」と名付けて可愛がるのだったが。



ディズニーアニメ。


2D。ハンドメイドの暖かみが感じられて、こういうのも良い。





地球が静止する日 ★★★☆☆

2008米。106分。スコット・デリクソン監督。キアヌ・リーブス。ジェニファー・コネリー。ジェイデン・スミス。キャシー・ベイツ。


ニューヨークのセントラルパークに、宇宙から巨大な球体と宇宙人がやって来た。


クラトゥと名乗るその宇宙人は、地球外生物学者のヘレン・ベンソン博士に自分は地球を人間たちから救うためにやって来た、人類が滅亡すれば、地球は生き残れると語る。



「地球の静止する日(1951米)」のリメイク。


「地球の~」は以前に見た。ブログを読み返してみたら、


“映像や、クラトゥの警告内容など時代を感じる。


今観ても面白かった。 


 当時の技術でうまく作ってる感じ。テンポも良かった。”


と書いていた。



リメイク版は1951年の作品をあまり変えずに作っているようで、2000年代の映画としてはいささか地味。


単調に思える。もっとアクションを入れてもいいのに。


それでも、wikiを見たら日本での興行収入は24億円とヒットしていた。





ザ・コンサルタント ★★★★☆

2016米。128分。ギャヴィン・オコナー監督。ベン・アフレック。アナ・ケンドリック。J・K・シモンズ。ジョン・バーンサル。


クリスチャン・ウルフは田舎の平凡な会計士。しかし、彼には裏社会の顧客を持ち、その上年収10億円を稼ぎ出す命中率100%のスナイパーというもうひとつの顔があった。


ある時、クリスチャンは大企業の依頼で財務調査を実施し、不正を発見する。


しかし、なぜか依頼は一方的に打ち切られ、彼は命を狙われることになる。



ありふれた安手のスーパーマンもの…なんて言われそうな設定だけど、これは面白かった。期待以上。


スーパーマンなところが良い意味でスカッとする。


あえて独創的なところを探すと、表の顔が会計士というのはあまりないかも。


一作で終わらせるのは惜しい気がする。


B級エンタメに徹して、シリーズ化したらファンは付いた気がする。私も見ると思う。