【今回観た映画】

K.G.F: CHAPTER 1(2018印)

K.G.F: CHAPTER 2(2022印)

アベンジャーズ・オブ・ジャスティス フォース・ウォーズ(2018米)

ビー・バップ・ハイスクール(1985日)

オケ老人!(2016日)


決戦は日曜日(2022日)

グリーン・ランタン(2011米)

刑事ジョー/ママにお手あげ(1992米)

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016米)

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998米)





K.G.F: CHAPTER 1 ★★★☆☆

2018印。155分。プラシャーント・ニール監督・脚本。ヤシュ。ラーマチャンドラ・ラージュ。シュリーニディ・シェッティ。ヴァシシュタ・N・シンハ。

スラム街で生まれた孤児のロッキーは裏社会で働き、巨大金鉱(Kolar Gold Fields=KGF)を支配するマフィアでのし上がる。

ある時、ロッキーは組織のボスからKGFの実質的支配者であるスーリヤワルダンの息子を暗殺するよう命じられる。





K.G.F: CHAPTER 2

2022印。168分。プラシャーント・ニール監督・脚本。ヤシュ。サンジャイ・ダット。シュリーニディ・シェッティ。プラカーシュ・ラージ 。ラオ・ラメシュ。ヴァシシュタ・N・シンハ。

コーラーラ金鉱(Kolar Gold Fields=KGF)の支配者となったロッキーの前に、死亡したと思われていた前支配者スーリヤワルダンの弟アディーラが現れる。

アディーラはロッキーへの復讐を開始、ロッキーは窮地に追い込まれていく。


アメリカ映画がお手本なのか、似たところは多々あるんだけど、独自の演出も結構あって、そういうのは観ていて楽しい。

やっぱりエンタメは個性が一番。

その意味では、先日観た「タイガー」シリーズより本作の方が個性的だった。


しかし、このダラダラした長さは何とかならないのかと思うんだけど、そういう需要があるんだろうな。

色んな要素がごった煮で入った、長い長い大作。大作にありがちな展開の遅さ。

昔の洋画も多かれ少なかれこういう要素はあった。




アベンジャーズ・オブ・ジャスティス フォース・ウォーズ ★★☆☆☆

2018米。87分。ジャレット・ターノル監督。スティーブン・ラナジージ。エイミー・スマート。サイモン・レックス。トニー・カバレロ。ジャスティン・キャスター。ショーン・マイケルズ。


かつてスーパーヒーローだったスーパー・バットは、今では平和に暮らしている。


ダーク・ジョークスターの地球冷凍計画を知ったスーパー・バットは、地球の平和を守るために昔の仲間たちと動き出す。



パロディ。


テレビ番組のコントみたい。


アメリカではこんなものを映画館で上映していたのか。


テレビか配信で十分な気がする。


これを87分見るのはキツかった。せっかくなので最後まで見たけど。





ビー・バップ・ハイスクール ★★★☆☆

1985日。90分。那須博之監督。仲村トオル。清水宏次朗。中山美穂。宮崎ますみ。小沢仁志。地井武男。


 かつては進学校だったが、今は見る影もない私立・愛徳高校。


留年した問題児2人組・トオルとヒロシは相変わらずケンカに明け暮れ、クラスメートになった1年下の泉今日子は振り回される。


実写映画。

 

当時、「ビー・バップ・ハイスクール」と「湘南暴走族」(吉田聡)は、ヤンキーマンガを好む人以外にも受け入れられて、大ヒットしていた印象だった。


クラスの不良くんに借りて何冊か読んだ記憶がある。


「ビー・バップ・ハイスクール」は実写映画もヒットした。


シリーズ化して、何と6作も作られたそうだ。(wikiより)


改めて観ると、ほとんどトオルとヒロシが暴れてケンカしてるだけのストーリーながら、とても懐かしい。


仲村トオル、清水宏次朗が若くてイケメン。


小沢仁志が出ていたとは知らなかった。というか、当時は認識してなかった。こんなに似合う役者もいない。





オケ老人!(2016日) ★★★★☆
2016日。119分。細川徹監督・脚本。荒木源原作。杏。黒島結菜。坂口健太郎。笹野高史。左とん平。小松政夫。石倉三郎。萩原利久。光石研。

梅が岡高校に赴任してきた数学教師・小山千鶴は
地元のアマチュア・オーケストラ「梅が岡フィルハーモニ」の素晴らしい演奏を聴き、入団を希望する。

しかし、誤って老人ばかりの素人オーケストラ「梅が丘交響楽団」に入団してしまう。

やがて、千鶴は経験のあるバイオリンでなく指揮者を務めることになってしまい…!?

原作は未読。

コメディ。期待してなかったけど、これは良かった。

ストーリーは予想がついたけれど、基本的に心暖まる気持ち良い話なので、先が見たくなる。

千鶴が等身大の親しみの持てるキャラなので、失敗したり落ち込んでも応援したくなる。

杏がキャラに合っていて良かった。





決戦は日曜日 ★★★★☆

2022日。105分。坂下雄一郎監督・脚本。窪田正孝。宮沢りえ。赤楚衛二。内田慈。


とある地方都市。


谷村勉は、ベテラン衆院議員で地元に強い地盤を持つ川島昌平の私設秘書として働いている。


衆議院解散のタイミングで川島が病に倒れてしまったため、後継候補として娘の有美が担ぎ出され、その補佐役を谷村が務めることになる。


世間知らずで自由奔放だが熱意だけはある有美に振り回されながら、谷村は彼女を当選に導くべく奔走する。



これも期待以上だった。


世間知らずででワガママな川島有美のキャラが強烈で、映画全体を引っ張っている。


演じる宮沢りえが良かった。それを受ける谷村役の窪田正孝もうまい。


穏やかに話ながら、所々で政治への皮肉も効いている。





グリーン・ランタン ★★★☆☆

2011米。114分。マーティン・キャンベル監督。ライアン・レイノルズ。ブレイク・ライヴリー。ピーター・サースガード。マーク・ストロング。アンジェラ・バセット。ティム・ロビンス。


米空軍テストパイロットの青年ハル・ジョーダンは、リング(指輪)に選ばれ、宇宙警察機構「グリーン・ランタン」の一員となる。


当初は戸惑うハルだったが、幼なじみで恋人のキャロルや仲間たちを守るため、宇宙の平和を守る壮大な戦いに身を投じていく。



アベンジャーズのシリーズなのかと思って観たら、これは違うみたい。


こんなヒーローもいるのか。


アメコミが原作だけど、アベンジャーズのマーベル・コミックとは違う会社だそうだ。


DCコミックス。スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンなど。そういえば、この辺はアベンジャーズにはいなかった。笑


本作「グリーン・ランタン」はマイナー?な作品のようで、映画はシリーズ化されていない。


ヒットしなかったのか。確かに、そこまで面白くはなかった。悪くはなかったけど。





刑事ジョー/ママにお手あげ ★★★★☆

1992米。87分。ロジャー・スポティスウッド監督。シルヴェスター・スタローン。エステル・ゲティ。ジョベス・ウィリアムズ。


タフでヤリ手なジョー・ボモウスキーの元に息子を溺愛する母親のトゥッティが押し掛け、どうきょする羽目になる。


超過保護なトゥッティは、事件現場にも現れてジョーを振り回す。



コメディ。


ビルから飛び降り自殺しそうな男性を止める、つかみのエピソードが良かった。


これで一気に引き込まれた。



アイデア勝負の映画なので、長くなるとどうしても飽きる。


それを見越してか、87分と短く収めているのはうまい。


もし邦画でリメイクするなら、スタローンの役は舘ひろしが似合うんじゃないかと思った。


でも年齢的に無理か。今なら誰だろう。





バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 ★★☆☆☆

2016米。152分。ザック・スナイダー監督・原案(共同)。クリストファー・ノーラン製作総指揮(共同)。

ベン・アフレック。ヘンリー・カヴィル。エイミー・アダムス。ジェシー・アイゼンバーグ。ダイアン・レイン。ローレンス・フィッシュバーン。ジェレミー・アイアンズ。


何度も人類の危機を救ってきたスーパーマンだったが、その能力や戦いの被害によって「地球外から来た脅威、異星人」として地球から追放すべきという世論が強まっていた。


そんな中、ゴッサム・シティを守り陰ながら正義を貫いてきたバットマンが、スーパーマンに戦いを挑む。



アイデア的には思いつきレベルだと思うんだけど、ここまでの映画にしてしまうのはすごい。


と、素朴に思った。でも面白くはなかった。これはファン向けだろう。


長くて理屈っぽいのはクリストファー・ノーラン監督(本作ではプロデューサー)の影響があるんだろうか。想像に過ぎないけど。





パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー ★★★☆☆

1998米。115分。トム・シャドヤック監督。ロビン・ウィリアムズ。モニカ・ポッター。フィリップ・シーモア・ホフマン。


生きる目的を失い、自殺未遂をした果てに自らの意志で精神科に入院した、Dr.ハンター・"パッチ"・アダムス。


彼はそこで同じ患者に癒され、“心”の医者を志す。


2年後、ヴァージニア大学の医学部に入学したアダムスは、“ユーモアこそが最良の薬”と信じて、自ら道化となって患者を楽しませていた。


規則違反を繰り返す彼に冷ややかな視線を向ける学部長や同僚を後目に、やがて彼は恋人カリンと共に、夢に見ていた無料治療院を開設する。



実話ベース。


笑うことは病気治癒に良い影響を与えると言うし、これもひとつのアプローチだと思った。


うまく行かなかったエピソードも描かれている。それでも、めげないで続けるのが素晴らしい。


ただ、少々やり過ぎにも感じるし、学部長の言うことも分かる。


ケース・バイ・ケースとか、程度問題と言ってしまえば簡単だけど。



無料治療院の備品が切れて、大学病院から持ってくるのは窃盗だ。


理想は立派だけど、こんなことをしてるんじゃしょうがない。



良い話なんだけど、美談や感動だけではない、考えさせられる映画だった。