レベル7 宮部みゆき

マンションの一室で目覚めた彼と彼女は記憶を無くしていた。

なぜこんなことになったのか。

謎を解き明かす内に、隠された秘密が明らかになる。


最初はまたSF要素が入った話なのかと思ったら正統派なミステリーだった。

初期の傑作と何かで読んだけど、確かに良かった。




殺人現場は雲の上 東野圭吾

新日本航空の客室乗務員、早瀬英子と藤真美子は通称“エー子”と“ビー子”と呼ばれている。

連作短編。

軽い読み物で、昔の赤川次郎みたいな雰囲気。

何度も混同しそうになった。笑




ラプラスの魔女 東野圭吾

赤熊温泉で硫化水素中毒による死亡事故が発生した。

地球化学の青江教授は警察に協力して調査するが、事件性は見出だせなかった。

そんな中、数日後に今度は苫手温泉で同様の事故が起きる。

再び調査に向かった青江教授は、自然現象を予見できるという女性・羽原円華と出会う。

2つの温泉街は100kmも離れていた。しかし、被害者2人は知人同士だった。

青江教授は、隠された秘密に巻き込まれて行く。


以前に映画を観た。小説を読んで、改めてうまく2時間にまとめていたと思う。

小説は長編なだけあって、設定も凝っていて面白かった。

推理小説だけど、「超能力」が出てくるSF要素のある話。

ただ、その力は簡単に言えば「すごく頭が良い」という程度なので、ストーリー上の理不尽さを感じることは少なくて良かった。

これは、映画の方でより強く感じた。小説の方が「特殊な力」みたいな感覚が強かった。