【今回観た映画】

梅切らぬバカ(2021日)

博士の異常な愛情(1964英・米)

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019米)

フォーリング・ダウン(1993米)

ラチェット&クランク THE MOVIE(2016香港・加・米)


地底の歌(1956日)

名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)(2023日)

ミセス・ダウト(1993米)

レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い(1994米)

ナバロンの要塞(1961英・米)





梅切らぬバカ ★★★☆☆

2021日。77分。和島香太郎監督・脚本。加賀まりこ。塚地武雅。渡辺いっけい。森口瑤子。斎藤汰鷹。徳井優。林家正蔵。高島礼子。


占い師で生計を立てる山田珠子は、自閉症の息子・忠男と暮らしている。


珠子は50歳になった忠男の将来を考え、知的障害者が共同生活を送るグループホームに息子を預ける。


しかし、忠男はホームを抜け出して厄介な事件に巻き込まれてしまう。


タイトルは、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざから。 


意味は、「個性に応じた手の掛け方をすることが大切。」 


桜の場合、枝の切り口から菌が入りやすく腐りやすいためむやみに剪定してはならず、一方梅は無駄な枝を切ってやらないと樹形が崩れてしまいよい花や実がつかなくなってしまいます。(Google検索より)


興味深く、考えさせられる話だった。


加賀まりこ、塚地武雅が上手だと思った。





博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか ★★★☆☆

1964英・米。93分。スタンリー・キューブリック監督・脚本(共同)・製作(共同)。ピーター・セラーズ。ジョージ・C・スコット。スターリング・ヘイドン。スリム・ピケンズ。


アメリカ空軍のリッパー准将は精神に異常をきたし、ソビエト連邦に向けて核攻撃開始の指示を下す。


イギリス空軍のマンドレーク大佐が爆撃機の撤退を進言するが、逆に監禁されてしまう。


一方、アメリカ大統領の連絡を受けたソ連首相は核爆発によって誘発される地球破壊装置の存在を明らかにする。



白黒。


シニカルで皮肉な、ブラックユーモアたっぷりの映画。


邦題は誤訳か意訳か?という話題でも有名。


東西冷戦時代らしい作品。





メン・イン・ブラック:インターナショナル ★★★☆☆

2019米。115分。F・ゲイリー・グレイ監督。クリス・ヘムズワース。テッサ・トンプソン。レベッカ・ファーガソン。リーアム・ニーソン。


地球に生息するエイリアンの監視・取り締まりを任務とする最高機密機関「MIB」のロンドン支局。


新人女性エージェントMは先輩エージェントHと活動を開始するが、内部に情報漏洩者がいることに気付く。


シリーズ第4作。前作メン・イン・ブラック3から7年ぶり。


トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのコンビからキャストが変わったが、世界観は継続している。


映像は本当にきれい。近未来な感じがする。


実際にはこんな風に進化することはないだろうけど。笑


エンドロールが10分近くある。確かに大作だった。





フォーリング・ダウン ★★★★☆

1993米。118分。ジョエル・シュマッカー監督。

マイケル・ダグラス。ロバート・デュヴァル。バーバラ・ハーシー。レイチェル・ティコティン。チューズデイ・ウェルド。


ロサンゼルス。真夏の太陽にさらされた灼熱のハイウェイで交通渋滞が発生。


几帳面で物静かな中年男・ウィリアムの車はエアコンや窓の故障、車内に入り込み飛び回る蝿にイライラを募らせ、遂に車を乗り捨てて立ち去ってしまう。


問いかける他のドライバーに対して「家に帰る」と言い残して。


ウィリアムの暴走が始まる。



サスペンス・スリラー。


シュールな展開だけど、話もテンポも良くてとても面白かった。


評価が高いそうだけど、よく分かる。


マイケル・ダグラスが良かった。最初は誰だか分からなかった。笑





ラチェット&クランク THE MOVIE ★★★☆☆

2016香港・加・米。

ケビン・マンロー、ジェリカ・クレランド監督(共同)。ジェームズ・アーノルド・テイラーデビッド・ケイ。ポール・ジアマッティ。ベラ・ソーン。ロザリオ・ドーソン。シルベスター・スタローン。ジム・ワード。アーミン・シマーマン。ジョン・グッドマン。


レンジャーになったラチェットは、相棒のクランクと共にドレックの惑星破壊を止めようとする。



ゲームが原作の3Dアニメ。


きれいな絵だった。


昔のクレイアニメみたいな質感があって、本当におもちゃか何かがそこにいて動いているみたい。


サイトを見たら、本作はPS4のゲームが元になっているらしい。


私も昔このシリーズは遊んだことがある。 PS4のとは少し違うけど、世界観には馴染みがあった。





地底の歌 ★★★☆☆

1956日。90分。野口博志監督。平林たい子原作。名和宏。石原裕次郎。二本柳寛。坪内美詠子。美多川光子。


山田花子は友人でヤクザの娘、伊豆トキ子と彫物師の見学に行き、ダイヤモンドの冬と知り合う。


花子はその後、びっくり鉄というヤクザに唆されて飲み屋に売られてしまう。


鉄を叱って花子を取り戻しに行った鶴田はイカサマ博打で用意した金を擦ってしまう。


鶴田、冬はヤクザの抗争に巻き込まれて行く。


タイトルに「朝日新聞連載」と大きく表示される。今よりずっとステイタスがあったんだろう。


話は纏まりがなくてさほど面白くもなかったけど。原作はまた違うのかもしれない。


石原裕次郎が若くてスマート。足が長くて、スタイルの良いこと。


昔の錦糸町、成田駅が出てくる。こんな感じだったのかと興味深い。


以前に忠犬ハチ公の映画で見た昔の渋谷駅を思い出した。





名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)

2023日。109分。立川譲監督。青山剛昌原作。高山みなみ。林原めぐみ。池田秀一。古谷徹。山崎和佳奈。小山力也。山口勝平。沢村一樹。


八丈島を訪れたコナンたち。


そこで、ユーロポールの職員がドイツのフランクフルトで黒づくめの組織・ジンに殺害されたと知らせが入る。


コナンは事件の真相を追うため海洋施設「パシフィック・ブイ」に潜入する。


アニメ。


最新作「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」も好調みたいだし、最近ますます人気が上がっている印象を受ける。


今や「ドラえもん」や「ポケットモンスター」にならぶ定番か。


そういえば「ドラゴンボール」「ワンピース」も定番と言えるか。


「クレヨンしんちゃん」もあった。


他にもあるかもしれない。やっぱりヒット作は続けたいんだろうな。


ハリウッド大作と同じか。





ミセス・ダウト ★★★★☆

1993米。126分。クリス・コロンバス監督。 ロビン・ウィリアムズ主演・製作。サリー・フィールド。ピアース・ブロスナン。ハーヴェイ・ファイアスタイン。


離婚によって子供たちと引き離されてしまった彼は売れない役者のダニエル。


友人の特殊メイクで老婦人に変身し、その姿で家政婦として家に潜入する。


コメディ。


開始30分ぐらいで、ロビン・ウィリアムズが女装して“ミセス・ダウト”が誕生する辺りから俄然面白くなる。


絵的には、テレビドラマの「家政夫のミタゾノ」を思い出す。


本作の方が古いけど。


あと、こちらの方がミタゾノより更にゴツい。



ロビン・ウィリアムズが上手。


カトゥーン的なドタバタなギャグも、つい笑ってしまう。


家庭訪問員のセルナーさんが来た時、ミランダの誕生日用に服を選ぶ所、スチュワートの料理に唐辛子を入れる騒動とか。


他にも、「ビール運搬車に轢かれて」っていう会話にはクスッときた。


その誕生日と、ダニエルと社長の約束が重なってしまう。


ありがちな展開なんだけど、テンポも良くてよく出来てると思った。


徐々に家族の絆が戻って行くのが良かった。


ピアース・ブロスナンはジェームズ・ボンドの時はそれほどに思わなかったんだけど、さすがにイケメンだと思った。


本作は、他にイケメンがいないから際立つのかも。





レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い ★★★☆☆

1994米。132分。エドワード・ズウィック監督・製作(共同)。ブラッド・ピット。アンソニー・ホプキンス。エイダン・クイン。ジュリア・オーモンド。ヘンリー・トーマス。


戦いの記憶から逃れる為に深い山奥の牧場で暮らす元騎兵隊の父・ラドロー大佐と3人の息子アルフレッド、トリスタン、サミュエル。


彼等の穏やかな生活は第一次世界大戦の勃発を契機に大きく変わっていく。



第一次世界大戦から禁酒法の時代を背景に物語が進む。


父親のラドロー大佐が息子たちの軍への志願を止める理由が南北戦争に従軍した自らの記憶であったりと歴史的な話だ。


アルフレッドとトリスタンの関係は、神話のカインとアベルを思い起こさせる気がする。


本作のジャンルは西部劇になるらしい。


壮大な話だった。





風とライオン ★★★☆☆

1975米。119分。

ジョン・ミリアス監督・脚本。ショーン・コネリー。キャンディス・バーゲン。ジョン・ヒューストン。


1904年、仏領モロッコのタンジールで、アメリカ人女性イーデンとその子供たちがリフ族の首長ライズリによって誘拐されるという事件が起こる。


彼は自治国であるモロッコから列強の介入を排除したいと考えていた。


アメリカ大統領ルーズベルトは政治的思惑から母子救出のために大西洋艦隊のモロッコ派遣を決定。 戦闘が始まる。


一方で、苦しむ民衆を救うために誘拐を図ったライズリとイーデンは次第に心を通わせていく。


そしてライズリとルーズベルトの間にも尊敬の念が生まれる。


ライズリは実在の人物で、モデルになる話はあったそうだ。


血生臭さもあるんだけど、どこかロマンを感じる話だった。


ライズリのキャラが魅力的。演じるショーン・コネリーがとても良かった。


この人は声も良い。





ナバロンの要塞 ★★★☆☆

1961英・米。157分。J・リー・トンプソン監督。グレゴリー・ペック。デヴィッド・ニーヴン。アンソニー・クイン。アンソニー・クエイル。イレーネ・パパス。


第二次世界大戦中、1943年。イギリス軍の将兵2,000名が、ギリシャのケロス島で孤立してしまった。


脱出にはナバロン島に据えつけられた2門の大砲を破壊するしかない。


6人のメンバーからなる特殊部隊が結成され、400フィートもの絶壁のため見張りの歩哨がいないナバロン島南側から侵入を開始する。



大作。


エーゲ海の景色が美しい。映像はアナログで粗いけど。


会話シーンが多く、今の映画と比べるとカット割なんかもシンプルなので単調に感じる。


逆に、今の映画が進化してると実感した。


南側の絶壁から侵入するシーンでは台詞なしの映像が続く。


10分ぐらいかと思って後で調べたら13分もあった。