【今回観た映画】
赤い波止場
夜の牙
逃亡者(1993米)
ホワット・ライズ・ビニース
ミラベルと魔法だらけの家

天と地を駈ける男
何か面白いことないか
夜のバラを消せ
黄金の野郎ども
昭和のいのち




赤い波止場 ★★★☆☆
1958日。99分。舛田利雄監督。石原裕次郎。北原三枝。大坂志郎。岡田真澄。二谷英明。

東京でヤクザを殺し、神戸の松山組に身を寄せていた富永二郎は、神戸港で麻薬取引のいざこざでレストラン店主の杉田が殺される現場を目撃してしまう。

その後二郎は偶然知り合った杉田の妹、圭子に惹かれていった。

そんな二郎に東京から殺し屋が差し向けられる。

また、二郎を追う野呂刑事は、圭子を囮に誘き出そうとしていた。


裕次郎の華やかさと爽やかさが溢れていて、影など微塵もなく、ヤクザには全然見えない。笑

演技としてはうまくないのかもしれないけど、存在感は正にスターだと思う。

この頃の裕次郎に、ヤクザ役はミスキャストだったかも。

それでも、ラストでおとなしく野呂刑事(大坂志郎)に従うシーンは切なくて良かった。




夜の牙 ★★★☆☆
1958日。102分。井上梅次監督・脚本(共同)。月丘夢路。石原裕次郎。浅丘ルリ子。白木マリ。岡田真澄。

銀座に近いガード下で診療所を開いている杉浦健吉はチンピラ達をカタギになる事を条件に無料で治療していた。

ある時、弟分の三太に戸籍を貸してほしいと頼まれ、区役所へ行くと行方知れずの弟・忠夫によって自分の戸籍が抹消されていることを知る。

健吉は謎を解くために弟を探すことにする。

カラー。

若き日の裕次郎が格好良い。話も結構面白い。

弟分のルックスがやけに良いと思ったら、岡田真澄だった。

これは、今出てきても売れる人だと思った。




逃亡者 ★★★★★
1993米。130分。アンドリュー・デイヴィス監督。ハリソン・フォード。トミー・リー・ジョーンズ。ジェローン・クラッベ。セーラ・ウォード。

シカゴ記念病院の有能な血管外科医リチャード・キンブルは、妻殺しの容疑で逮捕される。

リチャードは帰宅時に、家から逃げ出す片腕の男を目撃していた。

しかし、無実を証明することが出来ず、死刑判決を受けた彼は、護送中の事故に乗じて逃亡する。

サミュエル・ジェラード連邦保安官補とその部下達がリチャードを追跡する。

リチャードは逃亡の傍ら真犯人を探し出そうとする。

(以下、wikiより)
1960年代のテレビドラマ・シリーズ『逃亡者』をベースとしたリメイク作品。

トミー・リー・ジョーンズは第66回アカデミー助演男優賞を受賞。

この「濡れ衣を着せられた無実の主人公が警察などの追っ手から逃げつつ、真犯人捜しの旅を続ける」という形式には人気があり、これ以外にも様々な「逃亡者」が作られ、逃亡者という題名を付与されずとも似たような形式の作品は多い。
(ここまで)

確かに、この形式はよく見る。よく出来たフォーマットだと思う。

そのため、本作は新鮮味こそ無いものの、一方でストーリーはとても面白く、演出は細かい所まで行き届いている。

ハリソン・フォードの逃亡とトミー・リー・ジョーンズの追跡はハラハラする。

また、どちらのキャラも感情移入出来るので面白さが一層増している。

トミー・リー・ジョーンズは冷徹に追跡する一方で、ハリソン・フォードの言い分も聞いて再捜査も行っている。ワクワクする。

これまで、寡聞にして本作の存在を知らなかったが、これは傑作だと思う。

たぶん、テレビドラマの蓄積も大きいんだろうな。




ホワット・ライズ・ビニース ★★☆☆☆
2000米。130分。ロバート・ゼメキス監督。ハリソン・フォード。ミシェル・ファイファー。

娘を大学へ送り出したノーマン・スペンサー教授と妻のクレアは、美しい湖畔の家で幸せに暮らしていた。

しかし、クレアの周りでは奇妙な出来事が起こりはじめる。

ノーマンに何度も相談するものの、取り合おうとしない態度に不自然さを感じるのだった。


ホラー&ミステリー。ホラー要素が強め。

ミステリーは理詰めのトリックが好みなんだけど、本作はそうではないので、個人的にはミステリーでなくホラーとして観た感じ。




ミラベルと魔法だらけの家 ★★★☆☆
2021米。102分。ジャレド・ブッシュ、バイロン・ハワード監督。

魔法の力に包まれた家に暮らすマドリガル家では、5歳の誕生日を迎えると、家族の誰もが魔法の才能を家から与えられていた。

しかし、ミラベルには魔法が与えられなかった。

そんなある日、家に大きな亀裂が発生。世界から魔法の力が失われようとしていた。

ミラベルは、自分が原因ではないかと考えるが…。


3Dアニメ。

こういう絵もすっかり定着した。

話は分かりやすい。当たり前だけど。笑




天と地を駈ける男 ★★★☆☆
1959日。94分。舛田利雄監督。石原裕次郎。沢井杏介。武藤章生。北原三枝。芦田伸介。二谷英明。

パイロットの鉄男は日本空輸に入社。

父の教え子である飛行課長・尾関、講師のヘンリー立花から猛特訓を受ける。

想いを寄せる慧子はヘンリーの婚約者だった。

結婚式の日、台風が東京を襲った。北海道へ救援物資を運んだ尾関を鉄男が羽田から誘導する。

ウエディングドレスのまま、鉄男を想って雨の中に立ちつくす慧子の後姿を、ヘンリーはじっと見つめていた。


これは、裕次郎だけでなくパイロットにも憧れてしまう。そんな映画。

データはないけど、本作を観てパイロット志望の学生が増えたりしたんじゃないだろうか。

木村拓哉の「GOOD LUCK!!」を思い出した。




何か面白いことないか ★★★☆☆
1963日。115分。蔵原惟繕監督。石原裕次郎。浅丘ルリ子。武内亨。川地民夫。

踊り子の典子は、とある事情で父の持っていたセスナを売りに出すことになった。

パイロットの早坂という青年が自分の生命保険証書を担保にして応札してきた。

自分の腕で身体を張った生き方をしてみたいという早坂に、典子は惹かれていく。


青春映画。

今で言う中二病とか、ちょっとスカした感じが入ってる。

当時の流行りなんかを反映してるんだろうと思うけど、それもまた興味深い。

終わり方は裕次郎らしい爽やかな感じで良かった。




夜のバラを消せ ★★★☆☆
1966日。95分。舛田利雄監督。柴田錬三郎原作。石原裕次郎。芦川いづみ。由美かおる。東野英治郎。

元政治家の千成は、政界から足を洗って愛人の鶴代と隠居生活を送っている。

千成の忠実な手下である徳川新六は、千成の命令で汚職まみれの政治家たちを失脚させる工作をしていた。

しかし、新六はそんな千成自身が汚職にまみれた男で、自分をだまして利用していたことを知ってしまう。

裕次郎は本作でも華やかな雰囲気で、ヤクザらしくない。

ストーリーや演出はいかにも昔風。今観ると、それも味かもしれない。




黄金の野郎ども ★★★☆☆
1967日。79分。江崎実生監督・脚本(共同)。石原裕次郎。二谷英明。宍戸錠。

笹田組の幹部・立原は横浜港の港湾工事入札で黒田組から落とし前を取るが、会長の笹田に裏切られ、笹田を射ち、足を洗う。

2年後。笹田組は潰れ、黒田組が横暴を極める横浜に立原が再び姿を現した。


この頃は裕次郎に貫禄が出てきて、ヤクザ役が似合ってきている。

とは言え、公開時の裕次郎はまだ33歳。昔の人は大人に見えるってよく言うけど、本当だと思う。

個人的には若い頃の輝くような明るい裕次郎が好きだけど、貫禄のあるこちらの姿も捨てがたい。

宍戸錠の悪役振りもキャラが立ってて良い。




昭和のいのち ★★★★☆
1968日。165分。舛田利雄監督・脚本(共同)。
石原裕次郎。辰巳柳太郎。高橋英樹。浜美枝。浅丘ルリ子。和泉雅子。浜田光夫。藤竜也。

昭和初期。国の将来を憂える若者達が七誠会を結成、その一員である真介は草薙総理大臣の暗殺に向かうが失敗する。

七誠会は特高に追われ、逃げようとした真介は裏切りだと誤解されて仲間に撃たれた。

テキ屋の親分・佐久良に助けられた真介はテキ屋の世界に入る。

しかし、佐久良は対立する黒崎組に騙し討ちにされ殺されてしまう。

真介は周りの勧めで後を継ぐことになる。


165分と長く、舞台も昭和初期の暗い時代なので期待はしていなかったが、映画はかなり良かった。

話が面白かったし、裕次郎も前半の決起青年はともかく後半のテキ屋は似合っていた。

和服の着流し姿がとても良い。

これは、男も女も惚れ込んでしまうだろうと思った。

年齢がこういう役に合って来たのだろうと思う。