【今回観た映画】
パリは燃えているか
ジェクシー! スマホを変えただけなのに
ヴィゴ カメラの前の情事
ワイルドカード
バーン・アフター・リーディング

スペシャリスト (1994米)
スター・トレック BEYOND
スター・トレック(2009米) 
メン・イン・ブラック3
イントゥ・ザ・ブルー




パリは燃えているか ★★★☆☆
1966米・仏。173分。ルネ・クレマン監督。フランシス・フォード・コッポラ脚本(共同)。

カーク・ダグラス。グレン・フォード。ゲルト・フレーベ。イヴ・モンタン。ジャン=ポール・ベルモンド。ロバート・スタック。アラン・ドロン。

第二次大戦中、ドイツ軍占領下のパリ。

連合軍によるパリ解放に至る過程と、その裏で繰り広げられた大戦秘話。


白黒。

約3時間と長い。

重たい内容を予想してたら、戦争だから重いのは重いんだけどテンポがよくて見やすく、話もドイツ軍対レジスタンスの激しい戦いの合間にレジスタンス内部の内輪揉めなんて身近に感じられるテーマを巧みに織り混ぜて飽きさせない。

期待以上だった。

出演者が豪華。

タイトルについて。

「敵に渡すくらいなら灰にしろ。 跡形もなく燃やせ」

と部下に命じていたヒトラーは、連合軍がパリを解放した際に「パリは燃えているか」と言ったとされる。

有名な逸話だそうだ。

パリ占領軍のコルティッツ将軍は、パリを破壊することは無用なことと考え、ヒトラーの指示に背き、パリを破壊から守った。




ジェクシー! スマホを変えただけなのに ★★★★☆
2019米。84分。ジョン・ルーカス、スコット・ムーア監督・脚本。アダム・ディヴァイン。アレクサンドラ・シップ。マイケル・ペーニャ。ローズ・バーン。

サンフランシスコに住むスマホ依存症の青年フィル。

機種変更した新しいスマホにはすべての個人情報を把握し、生活すべてをコーチングする機能「ジェクシー」が搭載されていた。

一方的にコーチングするジェクシーに、フィルは振り回される。

しかし、コーチングのおかげでフィルに恋人ができ、生活は劇的に変化していく。

ところが、ジェフが恋人を優先するようになったことでジェクシーは嫉妬し、妨害を始めてしまう。


コメディ。

ジェクシーが無機質な話し方で、無遠慮で下世話な話をするのがコミカル。
(吹き替えで観ました)

前半のフィルを小馬鹿にした態度も、後半の嫉妬して妨害するところも面白い。

テンポも良いし、84分と短めなのも内容に合ってる。

ケイトとの進展はいささか雑に感じたけど、この辺はご愛敬かも。

「デイズ・オブ・サンダー」が大好きなのは何か背景があるんだろうか。よく分からなかった。(「デイズ・オブ・サンダー」自体は面白い映画だったけど)




ヴィゴ カメラの前の情事 ★★★☆☆
1999英・仏。114分。ジュリアン・テンプル監督・脚本(共同)。ジェームズ・フレイン。ロマーヌ・ボーランジェ。ジム・カーター。ダイアナ・クイック。ウィリアム・スコット=マッソン。ニコラス・バーンズ。

「アトランタ号」などの名作を残して29歳でこの世を去った監督ジャン・ヴィゴの、波瀾に満ちた生涯を描く。

結核にかかった映画監督のヴィゴは、サナトリウムで闘病生活を送っていた。

同じ病気で入院していたにリデュと出会った彼は、恋に落ちる。

父親が反体制運動家だったことが彼の活動の障害となる。

病状が進む中、映画への情熱は溢れ、ヴィゴは後世に残る名作「アタランタ号」の製作に取りかかる。


「アタランタ号」製作中、アクシデントで冷たい川に落ちたカメラを追って、ヴィゴは迷うこと無く飛び込む。

そのせいで病気は更に悪化してしまうのだけれど、彼の気持ちは痛いほど伝わってきた。


診断書を書けないと言う主治医に、リデュが言う

幻想じゃないわ

映画は人生よ

って台詞が印象に残った。

きっと、彼女はヴィゴと一緒になってからたくさん苦労して、逞しくなっていた(ならざるを得なかった)んだろうと思う。


ロマーヌ・ボーランジェは昔、「野生の夜に」「伴奏者」で見た。

懐かしかった。


モデルとなった映画監督のヴィゴは、短命で残した作品も少ないが、後のフランス映画に大きな影響を与えた人だそうだ。

なぜか、画質がとても悪かった。(Amazonプライムで観ました)

使用している言語は英語。フランス語の方が合う気がするけど、営業上の都合かも。

邦題は、特に内容と関係無さそう。




ワイルドカード ★★★☆☆
2015米。92分。サイモン・ウェスト監督。ジェイソン・ステイサム。マイケル・アンガラノ。ホープ・デイヴィス。スタンリー・トゥッチ。

元エリート兵士のニックは、酒とギャンブルに溺れてラスベガスの裏社会で用心棒をする日々。

ある日、暴行を受けて重傷を負った元恋人のホリーから犯人の正体を突き止め、復讐してほしいと依頼される。

ニックは依頼を完遂するが、犯人の背後には強大な権力でラスベガスを牛耳るマフィアがついていた。


ジェイソン・ステイサムのアクションが良い。

スカッと楽しめる。

キャラへの共感は他の作品(ジェイソン・ステイサムの)と比べて少し弱かった印象。

それでも、ラストは良い感じで終わってスッキリする。

エンタメ作品としてうまいこと作るなあ、と素朴に思った。




バーン・アフター・リーディング ★★★☆☆
2008米・英。96分。イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン監督・脚本・製作(共同)。ジョージ・クルーニー。フランシス・マクドーマンド。ブラッド・ピット。ジョン・マルコヴィッチ。ティルダ・スウィントン。

CIAの機密情報を含んだ1枚のCD-ROMを巡って、様々な人物が争奪戦を繰り広げるドタバタ劇

ワシントンのジムで働くチャドは、CIAの機密情報が入っていると思われるCD-ROMを拾う。

チャドは情報の持ち主である元CIAのオズボーンを脅迫して大金を引っ張ろうとする。


気軽に楽しめるお気楽な映画(褒め言葉)。

出演者が豪華。




スペシャリスト (1994米) ★★★☆☆
1994米。110分。ルイス・ロッサ監督。シルヴェスター・スタローン。シャロン・ストーン。

元CIAの特殊工作員で、現在はフリーの爆破請負人のレイ・クイックは、メイ・マンローという女性から両親を殺した犯人を復讐のために爆殺してほしいと依頼を受ける。

危険を感じて断ったレイだが、メイに惹かれて巻き込まれていく。

難しいことは考えずに楽しめるエンタメ作品。
シャロン・ストーンがきれい。

スタローンも若くてイケメン。




スター・トレック BEYOND ★★★☆☆
2016米。122分。ジャスティン・リン監督・製作(共同)。クリス・パイン。ザカリー・クイント。カール・アーバン。ゾーイ・サルダナ。ジョン・チョー。アントン・イェルチン。イドリス・エルバ。

5年におよぶ宇宙探査へと旅立ったエンタープライズ号。

カーク艦長とスポック副艦長率いるエンタープライズ号は新たな謎の敵に遭遇する。


テンポが良くなったおかげで、本シリーズに詳しくない人(私ですが)でも馴染みやすくなった印象。

これまでは、あくまで個人的な感覚だけど遅くて重くて。

今回は、ファンでなくても普通に楽しめると思った。

「ワイルド・スピード」の監督が「スター・トレック」を撮るのか、と少し驚いた。

職業監督ってことか。




スタートレック(2009米) ★★★☆☆
2009米。126分。J・J・エイブラムス監督・製作(共同)。クリス・パイン。ザカリー・クイント。カール・アーバン。ゾーイ・サルダナ。エリック・バナ。レナード・ニモイ。ウィノナ・ライダー。

伝説のキャプテンを父に持つカークは、宇宙艦隊アカデミーで訓練の日々を送っている。

そんなある時、かつて父の命を奪ったロミュラン人の巨大宇宙戦艦が惑星連邦を襲った。

カークはパーク船長の下、新造戦艦USSエンタープライズに乗船する。


今度はJ・J・エイブラムス監督。「M:i:III」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の人。


SF要素は健在。

理屈っぽさは抑え目で、その分普通の映画になってしまった気もする。

ヤンチャなカーク少年の成長譚、といったテイスト。

相棒のスポックは好青年。

昔のスポックが悪い人だった訳ではないが、不思議な感じ。笑

この2人のコンビはとても良かった。

昔の作品ではこういうコンビ感はあまりなかったと思う。

昔の個性が無くなった、とは言わないけど薄れた。

これは、「007」シリーズを観てる時にも同じことを思った。

でも、シリーズ物が続いていく以上は、その時々のメジャーな作品に影響を受けるのは必然なのかもしれない。

過去のオリジナルのテイストを引っ張ったらヒットするってものでもないし。

「スター・トレック」シリーズも正直、今観るなら昔の作品よりも本作やその前に観た「BEYOND」の方が面白いと思うし。笑




メン・イン・ブラック3 ★★★☆☆
2012米。108分。バリー・ソネンフェルド監督。スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮(共同)。ウィル・スミス。トミー・リー・ジョーンズ。ジョシュ・ブローリン。マイケル・スタールバーグ。エマ・トンプソン。

MIBのエージェントJは、上司から「(相棒の)Kは40年前以上に亡くなっている」と聞かされ、過去が書き換えられていることに気がつく。

謎を解明するためJは40年前にタイムスリップし、若き日のKと出会ってコンビを組む。


本作ではタイム・リープ要素を入れて目先を変え、楽しませてくれる。

ただ、それでもさすがに3作目ともなると飽きてくるかも。

本作単体ではちゃんと面白いんだけど。




イントゥ・ザ・ブルー ★★★☆☆
2005米。110分。ジョン・ストックウェル監督。ポール・ウォーカー。ジェシカ・アルバ。スコット・カーン。アシュレイ・スコット。ジェームズ・フレイン。タイソン・ベックフォード。

貧乏ながらも恋人のサムと幸せな日々を送っているジャレッド。

美しいカリブ海で観光ダイバーとして働きつつ、沈没船の宝を発見して一攫千金を夢見ていた。

ある日、ジャレッドは仲間とダイビングを楽しんでいる最中に古い沈没船の遺留品と思われる金装飾品、さらには大量の麻薬を積んだまま沈んでいる墜落機を海底で発見する。

しかし、麻薬を売ろうとする仲間のせいでジャレッドとサムは危険に巻き込まれてしまう。


カリブ海の映像が美しい。

ポール・ウォーカーがイケメン。

気軽に楽しめるエンタメ作品。