【今回観た映画】
ふしぎな岬の物語
大怪獣のあとしまつ
土竜の唄FINAL
ミッション:インポッシブル2(M:I-2)
ミッション:インポッシブル3(M:i:III)

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
ロッキー2
終わった人
アンチャーテッド
弱虫ペダル




ふしぎな岬の物語 ★★★☆☆
2014日。117分。成島出監督。森沢明夫原作「虹の岬の喫茶店」。吉永小百合。阿部寛。竹内結子。笑福亭鶴瓶。

海の向こうに富士山をのぞむのどかな岬で、喫茶店「岬カフェ」を経営する柏木悦子。
お店には、色んな人がやって来る。

心暖まる映画だった。

吉永小百合は大根でいつまでも良い子のお嬢さんみたいな役ばかりで幅がない女優な印象だけど、本作の役は合っていてとても良かった。




大怪獣のあとしまつ ★★★☆☆
2022日。115分。三木聡監督・脚本。山田涼介。土屋太鳳。濱田岳。眞島秀和。ふせえり。六角精児。MEGUMI。嶋田久作。笹野高史。オダギリジョー。西田敏行。

人類を恐怖に陥れた巨大怪獣が、ようやく死んだ。

国民が歓喜に沸く一方で、残された死体は徐々に腐敗・膨張が進み、このままでは爆発の危険がある。

各省庁が責任を押し付け合う中、死体処理の担当責任者に特務隊員の帯刀アラタが選ばれる。


「シン・ゴジラ」、「シン・ウルトラマン」を連想させるような映画。

アイデアは面白いと思う。

ただ、2時間はきついかな…怪獣の戦いもないし、ちょっと長く感じた。

時々入るギャグも寒い。

公開時の評判はあまり良くなかったらしい。

決してつまらなくはない。欠点はあるので惜しいとは思う。

山田涼介をはじめ、土屋太鳳や濱田岳など俳優はみんなうまくて、リアリティを感じられて良かった。




土竜の唄FINAL ★★★☆☆
2021日。129分。三池崇史監督。宮藤官九郎脚本。高橋のぼる原作。生田斗真。堤真一。仲里依紗。鈴木亮平。岡村隆史。菜々緒。滝沢カレン。吹越満。遠藤憲一。皆川猿時。岩城滉一。

潜入捜査官“モグラ”として長期に渡り活動してきた玲二の最後の任務は、6000億円の麻薬密輸を阻止することだった。

そんな玲二の前に、轟周宝会長の長男で最悪の敵となる烈雄(レオ)が現れる。


前2作に続いて、本作も面白かった。

生田斗真が熱演。

鈴木亮平は幅広い俳優だと思った。

堤真一も。

玲二の正体を知って拳銃を撃ち、寂しそうにする所は格好良かった。




ミッション:インポッシブル2(M:I-2) ★★★☆☆
2000米。123分。ジョン・ウー監督。トム・クルーズ製作・主演。ダグレイ・スコット。タンディ・ニュートン。

凄腕スパイのイーサン・ハントは、休暇中に緊急指令を受ける。

その任務は、感染すると20時間で治療不可、30時間で死に至る強力なウィルス「キメラ」とその治療薬をテロ集団から奪還すること。

イーサンは女泥棒のナイア・ホールと手を組み、危険なミッションに挑む。


休暇中のイーサンが楽しむロッククライミングのシーンは凄い迫力。

映画だし絶対大丈夫なんだけど、こういうのはハラハラする。

豪華な映画で、アクション、テンポも良くて面白かった。

ただ、「007」シリーズでも感じることだけど、映画としては主人公をピンチに陥らせたり脱出させたりを繰り返して観客を楽しませたいんだろうけど、凄腕スパイが簡単にピンチになるのもおかしいし、脱出させないと話が進まないしで演出はなかなか難しいと思った。

イーサン・ハントの脱出は体術がすごくて見入ってしまうけど、ストーリーとしてはよく捕まってる印象を持ってしまう。




ミッション:インポッシブル3(M:i:III) ★★★☆☆
2006米。126分。J・J・エイブラムス監督。トム・クルーズ製作・主演。フィリップ・シーモア・ホフマン。ヴィング・レイムス。ローレンス・フィッシュバーン。

元凄腕スパイのイーサンは第一線を退いて、教官として後進の育成に励みながら、婚約者のジュリアと平穏な日々を過ごしていた。

そんなある日、彼のもとに教え子の女性スパイ、リンジーが拉致されたとの情報が入る。

イーサンは再び危険なミッションへと戻る。

冒頭に一度クライマックスのシーンを持ってきて、そこに至るまでの話が始まる展開は新鮮だった。

本作もアクションは良かった。

捕えられたイーサンがエレベーターで脱出するシーンや、格闘中に、上にのし掛かってた相手が車に轢かれるシーンなど。

本作のアクションはトム・クルーズがほとんど演じていると読んだことがある。

凄いことだと思う。

あと、こういう格好良いアクションをよく沢山考え付くものだと思う。




ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル ★★★★☆
2011米。132分。ブラッド・バード監督。トム・クルーズ製作・主演。ポーラ・パットン。サイモン・ペッグ。ジェレミー・レナー。

ロシアのクレムリンで爆破事件が発生。

米国極秘諜報組織IMFのエージェント、イーサン・ハントと、彼の率いるチームが事件の容疑者にされてしまう。

米国政府は「ゴースト・プロトコル」を発令してIMFを抹消する。

イーサンと仲間たちは、IMFの後ろ盾もなく単独でクレムリン爆破の犯人をつきとめようと動き出す。


本作のミッションも面白い。

話は分かりやすく、テンポも良かった。

何より、アクションが良い。

最初の脱出シーンで、何も持っていないところから街中の物を利用して行くのがいかにもスパイらしくて格好良い。

高層ビルの窓を登ったり飛び移ったりするシーンは凄い迫力。
手に汗を握る。

立体駐車場の戦いでブリーフケースを取り合うのもスリリングで目が離せなかった。

舞台(高層ビル、駐車場)も見映えがしてきれいなので、アクションが一層映える。


これで、順番は公開順じゃなかったけど「ミッション:インポッシブル」シリーズは一通り観た。

どれも甲乙付けがたい良さがあった。




ロッキー2 ★★★★☆
1979米。119分。シルヴェスター・スタローン監督・脚本・主演。

ロッキーとアポロの世界ヘビー級タイトルマッチは、チャンピオンのアポロが辛うじて判定勝ち。しかし、世間は無名の挑戦者ロッキーの健闘を称えた。

アポロはロッキーに再戦を要求する。

右目の負傷で一度は引退したロッキーだったが、仕事がうまく行かず、ついに復帰して再戦の要求を受ける。


久しぶりに観た。

ロッキーとアポロの友情は大好きだった。

チャンピオンになっても、ずっと変わらず庶民目線なのも良かった。

ボクシングシーンも見所だけど、ロッキーや周りの人たち、アポロも含めて泥臭い人間臭さが受けたんだと思う。

最近はテレビで放送しなくなってしまった。

金ローのリクエスト企画で「天使にラブソングを…」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」が流れていた。

「ロッキー」シリーズはもう人気がないのかな。

他の有名映画みたいに4Kリマスターなんかしたら、今でもヒットするんじゃないだろうか。




終わった人 ★★★☆☆
2018日。125分。中田秀夫監督。内館牧子原作。舘ひろし。黒木瞳。広末涼子。臼田あさ美。田口トモロヲ。笹野高史。

大手銀行の出世コースから子会社に出向し、そのまま定年を迎えた田代壮介。

仕事一筋だった壮介には趣味もなく途方に暮れる。

やがて、カルチャースクールや恋、再就職など壮介の第二の人生が動き始める。


老いらくの(失礼!)恋には少々、居心地の悪さを感じたものの、自分にもやがて来る未来であり、なかなか考えさせられる映画だった。




アンチャーテッド ★★★☆☆
2022米。116分。ルーベン・フライシャー監督。トム・ホランド主演・製作総指揮(共同)。マーク・ウォールバーグ。ソフィア・アリ。タティ・ガブリエル。アントニオ・バンデラス。

ニューヨークでバーテンダーとして働くネイサン・ドレイクは、トレジャーハンターのビクター・サリバンと一緒に生き別れた兄の行方と50億ドルの財宝を探しに出発する。

同じく財宝を狙う組織との争奪戦の末に、手がかりとなるゴールドの十字架を手にしたネイトとサリーは、500年前に消えたとされる幻の海賊船へとたどり着く。

新しい映画の映像は本当に凄い。

飛行機から落ちるところはハラハラした。

あと、新しい映画ほど色んな人種の俳優が出てくる気がする。

広がった市場に対応してってことなんだろうか。




弱虫ペダル ★★★☆☆
2020日。112分。三木康一郎監督。渡辺航原作。永瀬廉。伊藤健太郎。橋本環奈。竜星涼。皆川猿時。

アニメ好きで運動音痴、友人の少ない小野田坂道。

高校生になった彼はアニメ部に入ろうとするが、ひょんなことから自転車競技部に入部する。

千葉から秋葉原までママチャリで通っていた坂道は、思わぬ才能を発揮する。

良きライバル今泉俊輔、マネージャーの寒咲幹ら初めてできた仲間たちと自転車競技に取り組んでいく。


原作、アニメなどは観ていない。映画のみ。

甘酸っぱい青春もの。
良い映画だった。

クラスの地味な少年な坂道が仲間を得て自転車競技に打ち込んで行くところが、何て言うか王道で、観ていて気持ちいい。

永瀬廉は他のドラマだともっと格好良いけど、本作ではオタク少年の外見に徹してダサくしてる。
役に打ち込んでるのが伝わってきて良い。

橋本環奈のマネジャーも、いかにも青春もののヒロインで良かった。

レース展開はメチャクチャだし、突っ込みどころはたくさんあるけど、個人的にはそれを越える瑞々しい魅力を感じた。