【今回観た作品】
クライマーズ・ハイ
ベイブ/都会へ行く
サヨナライツカ
アルマゲドン
燃える平原児

チーム・バチスタの栄光
ジェネラル・ルージュの凱旋
バンク・ジョブ
麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜
ONE PIECE FILM STRONG WORLD(ワンピース フィルム ストロングワールド)




クライマーズ・ハイ ★★★☆☆
2008日。145分。原田眞人監督。
横山秀夫原作。堤真一。堺雅人。尾野真千子。髙嶋政宏。山崎努。

1985年8月12日。
乗客乗員524名を乗せた日本航空123便が、群馬県多野郡上野村の御巣鷹山に墜落した。

群馬の有力地方新聞・北関東新聞社の記者・悠木は、事件の担当デスクに任命される。


現場記者の原稿を皆で読むシーンは胸に迫るものがあった。

文章の力を感じた。

映画は映像や音だけでなく、言葉もこんなに伝えられるんだと思った。

総合芸術って言われる所以かもしれない。




ベイブ/都会へ行く ★★★☆☆
1998豪・米。97分。ジョージ・ミラー監督。マグダ・ズバンスキー。ジェームズ・クロムウェル。

牧羊犬コンテストで優勝しベイブは一躍人気者になったが、相変わらず牧場でのんびりと過ごしていた。

ある日、主人のホゲットはベイブのせいで大怪我をしてしまう。

ベイブは、働けなくなったボゲットに代わって借金返済のために都会へ行く。


「ベイブ」の続編。

動物たちがかわいい。




サヨナライツカ ★★☆☆☆
2010韓。134分。イ・ジェハン監督。辻仁成原作。中山美穂。西島秀俊。石田ゆり子。

1975年。
タイ・バンコク。

東京から単身赴任してきたエリートビジネスマンの豊は、現地で自由に暮らす沓子と知り合い、惹かれ合う。

豊は東京で帰りを待つ妻に後ろめたい気持ちを持ちながらも沓子との関係にのめり込んでいく。


原作は未読。

不倫の話を、気取ってお洒落な雰囲気で、所々中二病なのか自己満足なのか、陶酔してる様な感じがする映画。

中山美穂が不倫の映画に出て原作者が辻仁成なんて、趣味の悪いジョークかと思った。

中山美穂も西島秀俊も本作では演技が今イチだと感じた。

話のせいか演出か、役者本人のせいか分からないけど。




アルマゲドン ★★★☆☆
1998米。150分。マイケル・ベイ監督。ブルース・ウィリス。ベン・アフレック。リヴ・タイラー。

テキサス州に匹敵する大きさの小惑星が地球への衝突コースにあることが分かった。

このまま小惑星が地球に激突すれば、人類の破滅は免れない。

回避する方法はただひとつ、小惑星内部に核爆弾を設置し、内側から破壊するしかない。

ハリーたち石油採掘のスペシャリストが集められる。


SF。

隕石に穴を掘って爆発させるとかトンデモな設定だと思うけど、ストーリーは結構面白い。

家族の話なんかうまいこと絡めて泣かせる。

ブルース・ウィリス演じるハリーが娘婿のA・Jの代わりになって別れを告げるシーンは涙が出る。

映像がきれいで迫力がある。




燃える平原児
1960米。101分。ドン・シーゲル監督。エルヴィス・プレスリー、。バーバラ・イーデン。スティーヴ・フォレスト。

1878年。テキサス西部の牧場主バートンと先住民の妻ネディ、長男クリント、次男ペイサーの家族は白人と先住民の争いに巻き込まれてしまう。


奥さんが先住民であったことから家族が悲劇に襲われる。

白人の入植(という言い方で良いのか分からないけど)が進み、争いや交流が増えればこうした事はあっただろうと思う。

シリアスで考えさせられる映画だった。




チーム・バチスタの栄光 ★★★★☆
2008日。118分。中村義洋監督。竹内結子。阿部寛。吉川晃司。池内博之。佐野史郎。野際陽子。平泉成。國村隼。

東城大学病院で結成された、高難度のバチスタ手術を専門とする「チーム・バチスタ」。

彼らは、これまで26回のオペを全て成功させるという驚異的な記録を打ち出していた。

だが突如として、3例立て続けに術中死が発生してしまう。

神経内科医師の田口公子は病院長の高階から内部調査を命じられる。


原作は未読。

ドラマもあまり覚えてない。
この頃はあまりテレビを観れなかったので。

でも随分ヒットしてた印象がある。
当時のことをちょっと思い出した。

医療ミステリー。
「バチスタ手術」って言葉はこのシリーズで知った。

ストーリーは分かりやすくて面白かった。
リアリティはさすがに追求してないと思う。
古いけど「ブラック・ジャック」みたいなものか。

「グチ外来」とかソフトボールのシーンは、ほっこり、ほのぼの。

竹内結子って、台詞の言い方特に質問する時の語尾に特徴がある。こんな感じだったと懐かしかった。




ジェネラル・ルージュの凱旋 ★★★☆☆
2009日。123分。竹内結子。阿部寛。堺雅人。羽田美智子。山本太郎。高嶋政伸。佐野史郎。野際陽子。國村隼。

チーム・バチスタ事件から1年後。

院内の倫理委員会の委員長を務める田口公子のもとに一通の告発文が届いた。

救命救急速水晃一センター長と医療メーカーが癒着し、看護師長の花房美和が共犯という内容だった。

彼女が院内調査を開始した矢先、同様の告発文を受け取っていた厚生労働省の役人・白鳥圭輔が再び現れる。


田口と白鳥の距離感が少しだけ近くなる。

シリーズおなじみのキャラがまんべんなく活躍して、前作を上回る面白さだった。

速水の背任容疑は考えさせられる。

「チュッパチャップス」のオチは良かった。




バンク・ジョブ ★★★★☆
2008英。110分。ロジャー・ドナルドソン監督。ジェイソン・ステイサム。サフロン・バロウズ。

裏社会から足を洗って中古車店を営むテリーは借金返済のために銀行強盗を企む。

貸金庫の中にはテロリスト「英国のマルコムX」ことマイケルXが撮った英王室マーガレット王女のスキャンダル写真が入っていた。

テリーに銀行強盗を持ちかけたモデルのマルティーヌは英国諜報員のティムに麻薬密輸の罪を不問にする条件で協力していたのだった。

加えて、盗んだ金と一緒に汚職警官の買収記録も入っていた。

テリーたちはMI6、警察から追われることになる。


実話ベース。

1971年にロンドンで起こった銀行強盗事件「ベイカーストリート強盗事件(Baker Street robbery)」(「ウォーキートーキー強盗」ともいう)をモデルにしている。

ジェイソン・ステイサムが主演だけど、アクションはほとんど無い。

でも、ストーリーがとても面白くて引き込まれる。

事実は小説より奇なりとはこのことか。
小説じゃなくて映画だけど。

ただ、予備知識が無いと少々入り組んでるので把握しにくいかもしれない。




麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜 ★★★☆☆
2012日。129分。土井裕泰監督。東野圭吾原作。阿部寛。新垣結衣。溝端淳平。松坂桃李。菅田将暉。山﨑賢人。松重豊。中井貴一。

腹部を刺されたまま8分間歩き続け、東京・日本橋の麒麟の像の下で息絶えた男性。

一方、容疑者の男は逃亡中に車にひかれ、意識不明の重体となる。

日本橋署の加賀恭一郎は事件を捜査するにつれ、関係者の知られざる一面に近づいていく。

被害者はなぜ必死で歩いたのか?

また、加害者の恋人が彼の無罪を主張する理由とは!?


原作は未読。
ただ、加賀恭一郎シリーズは昔何冊か読んだ。

阿部寛は、小説でイメージした加賀恭一郎とは違ったけど、なるほどと思う人選だった。

本作は、謎が明らかになる後半が特に面白かった。

原作通りなのか分からないけど、どちらにしてもうまいなあと思った。
泣ける。




ONE PIECE FILM STRONG WORLD(ワンピース フィルム ストロングワールド) ★★★☆☆
2009日。113分。境宗久監督。田中真弓。中井和哉。岡村明美。竹中直人。

海賊王を目指して旅を続けるルフィたちの前に、ルフィと同じく悪魔の実の能力者で最強の男・「金獅子のシキ」率いる海賊船が現れる。

シキはナミの気象センスに目を付け、力ずくで誘拐する。


アニメ。
テレビでやっていたので観た。

ワンピースは昔からハマらなくて、先日観た「スタンピード」と同様に本作も面白さはよく分からなかった。

豪華な大作で、良く出来てると思うんだけど。

面白くない、ことはもちろんなく、それなりに楽しく観たんだけど、なぜ世間でここまで受けるのかが分からない感じ。