【今回観た作品】
ロボコップ2
ロボコップ3
ジュピター
ブラック・スキャンダル
セックス・アンド・ザ・シティ2

セブンティーン・アゲイン




ロボコップ2 ★★★☆☆
1990米。117分。アーヴィン・カーシュナー監督。ピーター・ウェラー。ナンシー・アレン。ベリンダ・バウアー。

治安が悪化するばかりの犯罪都市デトロイト。

ある麻薬が蔓延する中、ロボコップは市民の生命を守るため孤軍奮闘していた。

一方、オムニ社では会長がロボコップより忠実に従うロボコップ2号を開発させていた。

そのさなか、ロボコップは麻薬組織のボスが牛耳る工場を突き止める。


マーフィの人間味がなくなって、身も心もロボットになっていく。

人間の感情を残そうとする場面はあるものの、これはマーフィではない。

この辺り、日本のロボットものと違うところ。

“鉄腕アトム”とか、“ドラえもん”はロボットだけど人間のような心の持ち主だった。

良し悪しではなく、違うなあという感想です。

アメリカではロボットはロボットらしい方が(映画が)受けるのかもしれない。

ロボコップ2という強敵が現れるのは、こういう映画の定石というか予想できる展開。

ロボットの映像は面白くて引き付けられる。CGのない時代に頑張ってたと思う。




ロボコップ3 ★★★☆☆
1993米。104分。フレッド・デッカー監督・脚本。ロバート・ジョン・バーク。ナンシー・アレン。ジル・ヘネシー。

未来都市デルタシティ建設のため旧市街の撤去にかかるオムニ社と、地下に潜った住民との戦いが繰り広げられているデトロイト。

オムニ社私設部隊リハッブによって傷つけられた所を救われたロボコップは、ゲリラと化した住民と共にオムニの野望に立ち向かう。


オムニ社とゲリラの対決。

前作とは少し方向性が変わって、敵ロボットのインフレ化を避けたのはなるほどと思った。

ただ、シリーズを重ねる毎にB級化してる。

後半、空を飛ぶ辺りはチャチくて笑ってしまった。

あと、もう少しロボコップの活躍シーンが多いと良かった。

こういう映画では主人公がピンチにならないと話が終わっちゃうからしょうがないと思うんだけど、あまり多いと“強いんじゃないのかよ”とストレスがたまる。

何なら最初の登場シーンが一番スッキリしたりして。

難しいものですね。

アメリカ人の忍者に対するしイメージが面白かった。




ジュピター ★★★☆☆
2015米英豪。127分。ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー監督・製作・脚本。チャニング・テイタム。ミラ・クニス。ショーン・ビーン。エディ・レッドメイン。ダグラス・ブース。

宇宙最大の王朝に支配されている地球。

家政婦として働くジュピターは、何者かに襲われたことをきっかけに、自身がその王朝の王族であることを知る。

王朝ではバレム、タイタス、カリークというアブラサクス家の3兄妹が権力争いを繰り広げており、それぞれが自身の目的のためジュピターを狙っていた。

ジュピターは、遺伝子操作で戦うために生み出された戦士ケイン・ワイズに助けられながら、アブラサクスの野望から地球を守るために戦いに身を投じていく。


ウォシャウスキー姉妹の、「マトリックス」以来のオリジナル作品ということで観てみた。

映像はきれい。所々にハッとするような良いシーンがある。

ストーリーはあまり力が入ってない印象。あらすじは結構面白そうなんだけど。




ブラック・スキャンダル ★★★★☆
2015米。122分。スコット・クーパー監督。ジョニー・デップ。ジョエル・エドガートン。ベネディクト・カンバーバッチ。

1970年代、ボストン。

アイルランド系マフィアのボス、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーは幼なじみのFBI捜査官ジョン・コノリーと情報提供の密約を交わし、FBIと協力してイタリア系マフィアを排除する。

ホワイティはやがて絶大な権力を握るようになり、ボストンで最も危険なギャングへとのし上がっていく。


実話ベース。
「ゴッドファーザー」を思い起こさせる。

身内への愛情が強い反面、何かあるとすぐキレる危ういところはよく似てる。

イタリア系とアイルランド系の違いこそあれ、どっちもマフィアだから当然か。

FBIのジョンはいいように利用されてしまう。ジミーの方が上手だった。

というより、ジョンにそこまでの器量が無いように見えた。

マフィアとの密約なんて両刃の剣に軽々しく手を出すものではないということか。

映画は淡々と進むが、話が面白くて退屈しない。あっという間の2時間だった。

ジョニー・デップの変身ぶりがすごい。
主役だからジミーに決まってるんだけど、最初は疑ったくらいだった。




セックス・アンド・ザ・シティ2 ★★★☆☆
2010米。146分。マイケル・パトリック・キング監督。サラ・ジェシカ・パーカー。キム・キャトラル。クリスティン・デイヴィス。シンシア・ニクソン。クリス・ノース。

ミスター・ビッグと2年目の結婚記念日を迎えたキャリー。

ビッグは恋人だった当時から打って変わり、家庭的で隙だらけの態度を見せるようになっていた。

いつでも恋愛生活のような胸の高鳴りを感じたいキャリーが彼に不満を抱く一方、シャーロットやミランダも生活の中で違和感を覚え始める。


コメディ。

お馴染みの4人がアラブ首長国連邦へゴージャスな旅行を楽しむ。

楽しい映画。

旅行もニューヨークの生活も、どちらも楽しく見られる。

良い生活だけど、4人に共感できる部分があるからだと思う。

ミスター・ビッグの罰がお洒落だった。




セブンティーン・アゲイン ★★★☆☆
2009米。102分。バー・スティアーズ監督。ザック・エフロン。マシュー・ペリー。レスリー・マン。トーマス・レノン。

1989年、17歳の高校生マイク・オドネルは、バスケットボールの花形選手として将来を期待されていたが、恋人・スカーレットの妊娠を知り、夢を諦めて彼女との人生を選択する。

それから20年後、マイクは出世にも見放され、結婚生活も破綻、過去の栄光の日々とはほど遠い生活を送っていた。

そんなある日、ひょんなことから突然17歳の姿に戻ったマイクはこれでまでの人生を取り戻そうと高校生活を再び始める。

いかにもアメリカらしい雰囲気のコメディ。

マイクは17歳になって、過去に戻って自分の人生をやり直すのかと思ったら現在から動かず。

高校生の姿になった父親が、家族とやり直す話だった。

主人公マイクの他に、主要人物は妻のスカーレット、息子のアレックス、娘のマギー。
プラス、居候先の親友(高校には保護者のおじさんってことになってる)ネッド。

それぞれの話が並行して語られる。

整理され、テンポ良く進むので、とても分かりやすくて楽しく観られる。

ラストはとても良かった。
伏線もうまく回収してる。

ネッドおじさんがムロツヨシっぽい。