【今回観た作品】
父親たちの星条旗
時計じかけのオレンジ
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
ミッドナイト・ラン
伊豆の踊子(1963年版)

マンマ・ミーア!
めぐり逢わせのお弁当
クルーレス
マスク
ベンジャミン・バトン 数奇な人生




父親たちの星条旗 ★★★★☆
2006米。132分。クリント・イーストウッド監督・製作・音楽。スティーヴン・スピルバーグ他製作。ライアン・フィリップ。ジェシー・ブラッドフォード。アダム・ビーチ。

第2次世界大戦の重大な転機となった硫黄島の戦い。
米軍兵士たちは勝利のシンボルとして摺鉢山に星条旗を掲げる。

この光景は長引く戦争に疲れたアメリカ国民の士気を高めるために利用され、旗を掲げる6人の兵士、ジョン・ブラッドリー達は英雄に祭り上げられる。


第二次世界大戦。素朴な感想として、アメリカはアメリカなりに大変だったんだな、と。

もちろん、日本よりは大分余裕があるけど。


映画は文句無しに面白い。
クリント・イーストウッド監督はやっぱりうまいと思う。

スピルバーグが製作に加わっていたとは知らなかった。

「英雄はいない」
「若者たちは友のために死んだのだ」
という言葉が印象に残った。

最初の方にちょい役でポール・ウォーカーが出ていた。




時計じかけのオレンジ ★★★★☆
1971英米。137分。スタンリー・キューブリック監督・脚本・製作。マルコム・マクダウェル。パトリック・マギー。マイケル・ベイツ。

近未来のロンドン。

毎日のように暴力やセックスに明け暮れていた不良グループの首領アレックスは、ある殺人事件で仲間に裏切られ、ついに投獄させられてしまう。

そこで彼は、攻撃性を絶つ洗脳の実験台になる代わりに、釈放される取引をする。

晴れて釈放されたアレックスだったが…。


狂った美学。
こだわりが感じられる。
徹底的に磨き上げ、完成度を高めた作品。
でも、そもそもの発想がどこか歪んでる。
そんな感じ。

話は面白い。
原作(未読)が良いのか、原作から映画への切り取りや編集が良いのか。

本作を観たのは2回目だけど、初めて観た時は良く分からなかった。

今も、分かったとはとても言えない。笑




ジャック・リーチャー NEVER GO BACK ★★★☆☆
2016米。118分。エドワード・ズウィック監督。トム・クルーズ製作・主演。コビー・スマルダーズ。

アメリカ軍の優秀な秘密捜査官だったものの、今では街から街へとあてもなくさまよう生活を送っているジャック・リーチャー。

ある店でトラブルに見舞われ、保安官に連行されそうになった彼は、自分をめぐる何かしらの陰謀が動きだしているのを察知する。

やがて彼は、元同僚であったターナー少佐を訪ねるが、彼女がスパイ容疑を掛けられて逮捕されたことを知る。

ターナーを救い出して共に事態の真相を追ううちに、軍内部に不穏な動きのあることをつかむが……。


「アウトロー(2012米)」の続編。
知らずに続編だけ観てしまった。笑

他でも観た気がするような、目新しさはない話。
後半は特にそうだった。

けなしてるわけではなく、逆に、安心して楽しめる良質なエンタメ作品だと思う。面白かった。

主人公は格好良い。
巨大な陰謀に巻き込まれ、戦う。
味方は美女が1人だけ。
可愛らしいけど生意気盛りな娘が付いてくる。
弱点になるけど、意外な所で役に立ったり。

勘所をきちんと押さえてる。




ミッドナイト・ラン ★★★☆☆
1988米。126分。マーティン・ブレスト監督。ロバート・デ・ニーロ。チャールズ・グローディン。

元警官でバウンティ・ハンターのジャックはマフィアの資金を横領した通称“デューク”をニューヨークで捕まえる。

ジャックは依頼の通り“デューク”をロサンゼルスまで護送する。

更に“デューク”を狙うマフィアとFBIが後を追う。


ロードムービー。
コメディ。
80年代らしいエンタメ映画。

そこら中で煙草を吸っているのが時代を感じる。

最後が良い。

2人の間に友情めいたものが生まれ、ジャックは“デューク”を釈放してやる。
ロバート・デ・ニーロが良かった。

“デューク”が最初から胡散臭くて、何か隠してそうではあったんだけど、そう来たかよ、という感じだった。




伊豆の踊子 ★★★☆☆
1963日。87分。西河克己監督・脚本。川端康成原作。吉永小百合。高橋英樹。浜田光夫。南田洋子。十朱幸代。宇野重吉。浪花千栄子。大坂志郎。

大正末期。
伊豆を旅する学生・川島は、途中である旅芸人一座と出会う。

一座は、温泉宿などの客を相手に芸事をしながら生計を立てていた。

そんな中、川島は踊り子の薫の無邪気さに癒され、薫もまた川島に惹かれていく。


以前に三浦友和・山口百恵版を観た。

本作も大筋は同じかと思う。
記憶に残ってるエピソードもあった。

ただ、本作の最初と最後にあった白黒の回想シーンは要らないと思う。

大正の終わりかけでも、日本はまだこんな風だったんですね。

貧しさよりも、身分差が印象深かった。

高等学校の学生さん=富裕層で、身分の高い家の人って所か。
まるで殿様か貴族の息子さんみたいだった。

踊り子の一座は低い身分のようだ。

学生さんと活動写真に行こうとする薫を止めるお芳の気持ちが切ない。

浪速千栄子を初めて見た。
NHKの朝ドラ「おちょやん」で、どんな人かと思っていた。




マンマ・ミーア! ★★★★★
2008英独米。108分。フィリダ・ロイド監督。メリル・ストリープ。ピアース・ブロスナン。コリン・ファース。アマンダ・セイフライド。ドミニク・クーパー。

エーゲ海に浮かぶ島で、小さなホテルを営むドナ。

娘のソフィは翌日に結婚式を控え、かねてからの夢を実現しようとする。

それは、会ったことのない父とバージンロードを歩くというものだった。

母の日記から父親候補を絞り込んだ彼女は、3人の男性を結婚式に招待。

そして3人の男性、資産家、冒険家、銀行員が島を訪れ、かつての恋人であるドナと再会する。


ミュージカル。
エーゲ海と島の風景が美しい。

ABBAの音楽も良かった。

話はシンプル。凝った話にするより、これで良いと思う。

とても楽しい映画。元気が出る。傑作だと思う。

予備知識なしで観たけど、イギリスでは「タイタニック」を抜いて歴代1位になった大ヒット作だそうだ。

日本でも興業収入26億円とヒットしている。


ピアース・ブロスナンが、ジェームズ・ボンドの時とはまた違う良い味を出していた。

イケメンなのに微妙にダサくて決まらない、それ故に誠意が感じられるという人間臭いキャラがこの映画に合っていた。

後でWikiを見たら、彼は本作で「ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)」の最低助演男優賞を受賞したそうだ。

信じられない。良かったと思うんだけど。
(大根かもしれないけど、この映画には合っていた)




めぐり逢わせのお弁当 ★★★☆☆
2013印米独仏。105分。リテーシュ・バトラ監督。イルファーン・カーン。ニムラト・カウル。ナワーズッディーン・シッディーキー。

大都市ムンバイのオフィス街では、昼時に弁当配達人が、慌ただしく複数の弁当箱を配って歩く。

ある日、主婦イラが夫の愛情を取り戻すために腕をふるった4段重ねの弁当が、男やもめのサージャンのもとに誤って届けられる。

イラは空っぽになって戻ってきた弁当箱を見て喜ぶが、その弁当を食べたはずの夫からは何も反応がない。

不審に思ったイラは翌日、弁当に手紙を忍ばせる。

やがて、イラとお弁当を食べたサージャンの奇妙な文通が始まる…。


お弁当の文通という設定は良かった。

インドの町や会社が新鮮。

カフェでサージャンに会えなかったイラは娘を連れて“幸福の国”ブータンへ。

一度は怖じ気づいてしまったサージャンは、思い直して隠居先のナーシクからイラに会いにムンバイへ戻る。

2人は会えるんだろうか。

あるいは、会えないままの方がお互いに良いのか。




クルーレス ★★★☆☆
1995米。98分。
エイミー・ヘッカーリング監督。アリシア・シルヴァーストーン。ステイシー・ダッシュ。ブリタニー・マーフィ。ポール・ラッド。

ファッションはもちろん、音楽、車、食事、デートの相手まで、自分にとって相応しいかどうかを見極めることが人生で一番大事だと考えている、女子高校生のシェール。

彼女にとっては、センスのよさが一番重要。

そんな彼女を密かに愛し、心配しているのが義理の兄のジョシュ。

彼の気持ちに気づかないシェールは、新しくクラスに入ったクリスチャンに夢中になってしまうのだが…。


テレビで深夜に放送していた。

日本語の声が甲高くて耳障りで、消そうかと思った。笑

アメリカの高校生の話で、先日観た「初体験/リッジモント・ハイ」を思い出した。




マスク ★★★☆☆
1994米。101分。チャールズ・ラッセル監督。ジム・キャリー。ピーター・リーガート。ピーター・グリーン。キャメロン・ディアス。

小心者のスタンリーはひょんなことから不思議なマスクを拾う。

家に帰り何気なくそのマスクを着けると彼の中のもうー人の自分「マスク」が現れた。

そして彼は「マスク」の力を借りて、ー目惚れしたクラブ歌手、ティナにアタックするのだが……。


コメディ。

ジム・キャリー、キャメロン・ディアスを有名にした作品。

カトゥーン的な演出が特徴的。楽しい映画。




ベンジャミン・バトン 数奇な人生 ★★★☆☆
2008米。165分。デヴィッド・フィンチャー監督。スコット・フィッツジェラルド原作。ブラッド・ピット。ケイト・ブランシェット。

1918年。老人のような顔をした赤ん坊が養護施設に捨てられていた。

彼はそこで大切に育てられ、成長するにつれ逆に若返っていく。

やがて少年期を迎えた彼は、かけがえのない存在となる6歳の少女と出会う。


淡々として長い。

話自体は、つまらなくはないんだけど。