ウクライナの戦争が続いています。
早く治まると良いのですが。
【今回観た作品】
ベン・ハー(1959年版)
スクールガール・コンプレックス~放送部篇~
エントラップメント
舟を編む
ニック・オブ・タイム
映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年)
乱
パシフィック・リム
底抜け大学教授
リメンバー・ミー
バトル・オブ・ザ・セクシーズ
女相続人
ツインズ
ベン・ハー(1959年版) ★★★☆☆
1959米。212分。ウィリアム・ワイラー監督。チャールトン・ヘストン。スティーヴン・ボイド。ハイヤ・ハラリート。ジャック・ホーキンス。
3度目の映画化。
(1度目は1907年、2度目は1925年に制作された)
国を失ったユダヤ人の青年、ベン・ハーの物語。
救世主イエス・キリスト生誕、受難、復活と絡ませて描かれる。
ベン・ハーは事故が元で奴隷に落ち、ガレー船の漕ぎ手になるが、マケドニアとの海戦で総司令官を救ったことから支援を得て第二の人生を歩き始める。
そして、アラブの富豪イルデリムの元で彼を奴隷に落としたメッサーラとの戦車競争に挑む。
超大作。
インターミッション有り。
212分も使っているだけあって、全体的にゆったりしている。
中盤は動きが少なくて、間延びしてる様に感じる。
戦車競争は迫力。
これはお金が掛かっただろうと思う。
1959年の技術でよくこんなのが撮れたものだ。
本作は制作に8年間もかかったそうだけど、中でも戦車競争には3ヶ月もかけたとか。
戦車競争の後も長い。
正直ちょっと疲れます。笑
チャールトン・ヘストンは素晴らしかった。
スクールガール・コンプレックス~放送部篇~ ★★☆☆☆
2013日。96分。小沼雄一監督。森川葵。門脇麦。
女子高の放送部を舞台に生徒同士の友情や恋愛を描く。
写真集を原案とした映画だそうだ。
雰囲気はあるけど、話は今イチ。
ラストもスッキリしなかった。
サブカルぽい作品。
サブカルが嫌いな訳じゃないけど、マイナーな、一部の人にしか受けなさそうな映画だと思った。
森川葵は良かった。
この人、バラエティ番組で“ワイルド・スピード森川”って企画でダイスとかアーチェリーとか色々チャレンジしてすごかった。
映画でもアクションが出来そうだけど、どうなんだろう。
これまで特に見たことがないけど、それはそれで別物なんだろうか。
エントラップメント ★★★☆☆
1999米・英・独。113分。ジョン・アミエル監督。ショーン・コネリー。キャサリン・ゼタ=ジョーンズ。
保険会社の優秀な女性調査員のジンは世界最高の美術品泥棒のマックを追跡するが、やがて2人はパートナーを組むことに。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズが、とてもきれい。
でもどこか要潤に似てる。
(ググったら同じ意見の人はいないようだった。
ブラピと窪塚洋介が似てると思った時は、ググったら結構いたのに)
ショーン・コネリーは歳を取っても格好良い。
ジェームズ・ボンドの面影は無かった。
舟を編む ★★★★☆
2013日。133分。石井裕也監督。三浦しをん原作。松田龍平。宮﨑あおい。オダギリジョー。加藤剛。
変人編集者の馬締光也は、新しい辞書の編集に携わることに。
一方で、下宿先の女性、林香具矢と知り合って恋に落ちる。
期待を大きく上回る、良い映画だった。
特に、光也が書いた筆書きの読めない恋文に香具矢が怒るところが印象に残った。
松田龍平、宮﨑あおいとも良かった。
ニック・オブ・タイム ★★★☆☆
1995米。90分。ジョン・バダム監督。ジョニー・デップ。クリストファー・ウォーケン。
会計士のジーン・ワトソンは、娘の命と引き換えに90分という制限時間内にカリフォルニア州知事の暗殺を強要される。
ジーンは犯人の隙を見て警備や関係者に助けを求めるが、既に犯人の手が張り巡らされていた。
「チャーリーとチョコレート工場」や「シザーハンズ」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のイメージが強かったので、ジョニー・デップってこういう顔だったんだと再認識した。
映画は緊迫感が凄かった。
あっという間の90分だった。没頭した。
敢えて言えば、反撃には少し無理があったかな。
もう少し説得力があると、もっと良かった。
映画ドラえもん のび太の新恐竜 ★★★★☆
2020日。110分。今井一暁監督。藤子・F・不二雄原作。水田わさび。大原めぐみ。かかずゆみ。木村昴。関智一。遠藤綾。釘宮理恵。木村拓哉。渡辺直美。神木隆之介。
のび太は偶然に発見した卵の化石から、双子の恐竜・キューとミューを育てる。
アニメ。
昔観た「のび太の恐竜」のリメイクかと思ったら別物だった。
似たところは多かったけど。
のび太の勇気やジャイアン(映画版の良い奴バージョン)達との友情は、毎度おなじみなんだけどやっぱり良い。
ラストは感動的。
そういえば、昔の「のび太の恐竜」と声優が代替わりしていた。
でも違和感が全然無かった。さすがに上手く選んでいると思った。
選ばれた声優がすごいのか、あるいは私が鈍感なだけかもしれませんが。笑
乱 ★★★☆☆
1985日・仏。162分。黒澤明監督・脚本。仲代達矢。寺尾聰。根津甚八。
70歳を迎えた戦国武将の一文字秀虎は、家督を3人の息子に譲ることを発表する。
息子たちの団結を信じる秀虎に、3男の三郎直虎は異を唱えるが、怒った父に追放されてしまう。
しかし、直虎の予想通り長男の太郎孝虎、次男次郎正虎と血で血を洗う骨肉の争いが始まる。
シェイクスピアの悲劇「リア王」をベースに毛利元就の「3本の矢」の故事などを取り入れた物語。
黒澤明監督の作品は何本か観たが、本作はどこか“老い”を感じた。
「八月の狂詞曲」、「まあだだよ」の方がこれより後だけど、そちらには特に感じなかった。
雄大な雰囲気で、話自体は結構面白い。ただ、テンポが遅い。
映像はとてもきれい。
賞とか取りそうな映画。
エンタメ性は低い。
パシフィック・リム ★★★☆☆
2013米。132分。ギレルモ・デル・トロ監督。チャーリー・ハナム。イドリス・エルバ。チャーリー・デイ。菊地凛子。
未知の生命体“怪獣”が人類を襲う。
人類は人型巨大兵器“イェーガー”を開発して“怪獣”に対抗する。
子供だましな映画では決してなく、ドラマの部分は大人も楽しめるようにきちんと作ってある。
だけど、それよりも
「巨大ロボットに乗り込んで、怪獣と戦う」
所にワクワクする。
我ながら良い歳して子供みたいだとは思うんだけど。笑
ただ、ここまでリアルな映像だと本当の子供(年齢的に)が本作を観たら怖がるかもしれない。
そういう子は、少し大きくなってから観ると良いかも。
底抜け大学教授 ★★★☆☆
1963米。107分。ジェリー・ルイス監督・脚本・主演。ステラ・スティーヴンス。
頭は良いがその他はまるでダメなジュリアス・ケルプ教授は学生にバカにされていた。
しかし、彼が発明した“カッコよくなる薬”を飲むと薬が効いている間は人が変わる。
ジェリー・ルイスの“底抜けシリーズ”と呼ばれる1作。
このシリーズは初めて観た。
ドタバタコメディ。
昔のカトゥーン(ジャニーズではなくマンガの方)とかドリフみたい。
今観ると古いけど、色々な作品の原点になったんだろう。
話は「ジキル博士とハイド氏」をモチーフにしている。
ステラ・スティーヴンスがきれい。
リメンバー・ミー ★★★☆☆
2017米。105分。リー・アンクリッチ監督。アンソニー・ゴンザレス。ガエル・ガルシア・ベルナル。
ミュージシャンを夢見るミゲル。
しかし、彼の家族は代々音楽に触れることを禁止されていた。
ある日、ミゲルは先祖たちのいる「死の国」へ迷い込んでしまう。
一族の秘密に迫る冒険が始まる。
ディズニー(ピクサー)映画は分かりやすくて楽しい。
バトル・オブ・ザ・セクシーズ ★★★☆☆
2017米。122分。ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス監督。エマ・ストーン。スティーブ・カレル。アンドレア・ライズブロー。
1973年。
女子テニス第一人者のビリー・ジーン・キングは、テニス界の男女格差に異議を唱えて新たに「女子テニス協会」を立ち上げる。
元男子ウィンブルドン王者のボビー・リッグスは、男性の方が優れていることを証明しようと彼女にエキジビション・マッチを申し込む。
NHK総合で「“多様性”映画特集」と銘打って放送していたので観てみた。
実在した「ビリー・ジーン・キング」選手と「ボビー・リッグス」選手の“The Battle Of The Sexes”(性別間の戦い)と銘打たれた「男女対抗試合」の話。
どちらの選手も知らなかった。
分かったのは、途中で少し出てきたクリス・エバートぐらい。
眼鏡をかけていて、LGBTQのLだって描写があったのでナブラチロワがモデルなのかと思って観ていた。
後でググってみたら、「キング夫人」と書かれていた。この呼び名は聞いたことがあった。
ナブラチロワとダブルスを組み、テニス界に大きな影響を与えた人だそうだ。
この試合、というかイベントは今じゃ考えられない。
でもこういう時代を経過してこそ今がある訳で、これも歴史の1ページってことか。
この頃の女子テニスは、興業としては男子と比べ物にならなかったらしい。
このイベントは女子テニスが発展する大きなきっかけになったそうだ。
NHKの「“多様性”映画特集」では、“様々な差別や偏見に向き合う人たちを描いた名作映画を放送しています”ということで、この後も何本かの映画が放送予定になっていた。
その中に、以前に観た「ボヘミアン・ラプソディー」と「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」が入っていた。
「ボヘミアン・ラプソディー」は分かる。
フレディ・マーキュリーの話ですし。
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」も“多様性”の特集に入れるのか。
規格外の天才児の話だからか。
女相続人 ★★★☆☆
1949米。115分。ウィリアム・ワイラー監督。オリヴィア・デ・ハヴィランド。モンゴメリー・クリフト。
裕福な医師スロッパーの一人娘キャスリンは不器量で社交性がなく、男性に縁がなかった。
ある日、パーティで知り合ったモーリスと恋に落ちる。
しかし、父親のスロッパーにはモーリスが財産目当てにしか見えなかった。
キャサリンは駆け落ちしようとするが、裏切られ・・
オリヴィア・デ・ハヴィランドは第22回アカデミー賞主演女優賞を受賞している。
この人は「断崖」で第14回アカデミー賞主演女優賞を受賞したジョーン・フォンテインのお姉さん。
すごい姉妹だ。
で、オリヴィア・デ・ハヴィランド。
役の通り、見た目は全然冴えない。
ググってみたら本人は結構きれいだから、役作りなんだろう。
前半は世間知らずのアホの子だが、モーリスに裏切られ、父親が亡くなって急速に賢く、現実的になる。
再び姿を表したモーリスをバッサリ切り捨てるところは、ようやくしっかりしたと安心した。
ツインズ ★★★★☆
1988米。107分。アイヴァン・ライトマン監督。アーノルド・シュワルツェネッガー。ダニー・デヴィート。ケリー・プレストン。クロエ・ウェッブ。
極秘実験で生まれた双子の兄弟。別々に育てられた二人は大人になって再会し、母親を探す旅に出る。
コメディ。久々に観た。
似てない“双子”が楽しい。
シュワちゃんの肉体はお見事。
コメディに相応しいハッピーエンドで、気持ち良く観終わることが出来る。