デルタ株の影響か、新規感染者数が過去最多を更新する中。
引き続き、家に引きこもって映画を観ています。



【今回観た作品】
東のエデン 劇場版I The King of Eden
東のエデン 劇場版II Paradise Lost
妖怪大戦争(2005年版)
我等の生涯の最良の年
青空エール

釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪
カノジョは嘘を愛しすぎてる
SUNNY 強い気持ち・強い愛
植物図鑑 運命の恋、ひろいました
台風家族



東のエデン 劇場版I The King of Eden ★★★☆☆
2009日。82分。

東のエデン 劇場版II Paradise Lost ★★★☆☆
2010日。92分。

神山健治監督・原作。羽海野チカキャラクターデザイン。木村良平。早見沙織。江口拓也。川原元幸。齋藤彩夏。斉藤貴美子。田谷隼。宮内敦士。

咲と記憶を失くした滝沢、大学サークル「東のエデン」の仲間たちは日本をミサイル攻撃から救うために奔走する。

アニメ。


テレビ放送を観ないで映画を観たので、少々分かり辛かった。
今はネットで調べれば何とかなるので、助かります。

前半のストーリーは凝ってて良かった。
後半は尻すぼみに感じた。前半の期待感が透かされたような気分。

テンポがもう少し早いと良かったけど、それだと話が分かり辛いか。

正直、テレビ版も観てみたい!と思うほどではなかった。

映像はCGの背景がリアルできれいだった。
ただ、地味かな。

もっと派手な見せ場を作れば良いのに、これなら実写映画かドラマで観たいと思った。

マンガだとこんなことは全然思わないので、完全に好みのお話ですが。

こういう感覚はやっぱり古いのかな。
昔はこんなリアルなアニメって無かったですもんね。




妖怪大戦争(2005年版) ★★★☆☆
2005日。124分。三池崇史監督・脚本。神木隆之介。宮迫博之。南果歩。成海璃子。大沢在昌。宮部みゆき。水木しげる。

タダシは両親の離婚で母親と一緒に田舎の祖父の家で暮らすことに。

ある時、神社のお祭りで“麒麟送子”に選ばれ、妖怪たちと知り合う。

1968年、2005年、2021年版(妖怪大戦争 ガーディアンズ)があるそうだ。

本作は2005年版。
神木隆之介くんが可愛らしい。(“くん”付けがふさわしい気がする)

最近のドラマを観て、すっかり子供時代を忘れていたけれど、久しぶりに思い出した。

メジャーな妖怪が勢揃い。
ストーリーも悪くなく、子供は楽しいと思う。

ただ、妖怪が苦手な子には厳しいかも。
私は昔、そんな子供でした(笑)。




我等の生涯の最良の年 ★★★☆☆
1946米。172分。ウィリアム・ワイラー監督。マーナ・ロイ。フレドリック・マーチ。ダナ・アンドリュース。テレサ・ライト。

第二次世界大戦後。
同じ軍用機に乗り合わせて帰還した、階級も経歴も異なる3人の元軍人たち。

第19回アカデミー賞・作品賞他9部門受賞。

白黒。

映像は今の映画と比べるべくもないけど、話は面白い。
興味深い、と言った方が適切か。
考えさせられる部分もあった。

古き、(良き、とは言えないですね。テーマ的に)アメリカのお話。
帰還兵を、家族は暖かく迎えようとするけれど、離れて暮らした時間は残酷で、気持ちはすれ違ってしまう。

3人の境遇があまりにも違うのが非情で、リアル。

アルはコンシェルジュ付きの高級アパートに住んでいる。
フレッドはあばら家。妻はナイトクラブで働いてる。

そんなフレッドとアルの娘、ペギーがくっ付くのも面白い。

ホーマーは戦争で両手を失い、義手で暮らしている。
ウィルマの変わらない愛を信じられずにいる。
彼の告白と、結婚式のシーンは感動的。

アルと息子の会話で、広島の原子爆弾の話が出てくる。
息子は批判的。
多くの人の意見なのかどうかは分からないが、昔の、アメリカの映画でこんな描かれ方をしていたとは知らなかった。




青空エール ★★★☆☆
2016日。125分。三木孝浩監督。河原和音原作。土屋太鳳。竹内涼真。葉山奨之。平祐奈。山田裕貴。志田未来。上野樹里。

主人公の小野つばさは、甲子園のスタンドで野球部の応援をする吹奏楽部に惚れ込み、初心者ながら吹奏楽の名門校へ入学する。

野球部の山田大介と出会い、一緒に甲子園を目標に頑張ろうと約束する。


ベタだけど良い。
こういうのは、つい入り込んで感動してしまう。

校庭からの演奏で励ますシーンとか、大介が復活して活躍する所とか。
我ながら単純だけど、涙が出る(笑)

竹内涼真って、やっぱり格好良いと思った。




釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪ ★★★☆☆
2005日。115分。朝原雄三監督。山田洋次他脚本。やまさき十三・北見けんいち原作。西田敏行。三國連太郎。浅田美代子。伊東美咲。尾崎紀世彦。さだまさし。ボビー・オロゴン。

今回の浜ちゃんは、長崎は佐世保へ出張して米軍基地に勤めるボブと意気投合。
一緒に釣りを楽しむ。

長崎営業所の久保田は恋人の美鈴に結婚を申し込むが、父親に問答無用で殴り飛ばされてしまう。

浜ちゃんはボビーと夜の町へ繰り出し、目覚めたら何とアメリカ艦隊のイージス艦の中だった!?

今回もほのぼのとして楽しい映画。

伊東美咲が懐かしい。この頃はテレビにもよく出ていた。




カノジョは嘘を愛しすぎてる ★★★☆☆
2013日。117分。小泉徳宏監督。青木琴美原作。佐藤健。大原櫻子。三浦翔平。窪田正孝。吉沢亮。相武紗季。反町隆史。

デビュー前のバンドから脱退した秋は、高校生の理子と出会う。
秋は彼女の歌の才能に気付き、プロデュースする。

大原櫻子は当時高校生で、オーディションだったそうだ。
何となくだけど、YUIみたいだと思った。門脇麦とも。

佐藤健が格好良い。

反町隆史は、もうこういう役なんだなと思った。
当たり前だけど。40歳。渋い。




SUNNY 強い気持ち・強い愛 ★★★☆☆
2018日。119分。大根仁監督。小室哲哉音楽。篠原涼子。広瀬すず。小池栄子。ともさかりえ。渡辺直美。池田エライザ。山本舞香。富田望生。三浦春馬。リリー・フランキー。板谷由夏。

女子高でつるんでいたギャルグループ「サニー」。

楽しかったあの頃から20年以上がたち、メンバー6人はそれぞれ問題を抱えた大人になっていた。

末期ガンに侵された芹香の、「死ぬ前にもう一度みんなに会いたい」という願いを叶えるために、奈美はメンバーの行方を探し始める。


韓国映画のリメイク。
原作は観ていませんが。

昔はこんな感じの子がたくさんいた。
安室奈美恵を始め、当時の歌が懐かしかった。劇中では流れなかったけど、篠原涼子が小室哲哉の曲を歌っていたのも多分この頃。

“コギャル”って何年振りに聞いた。
その内、“JK”も懐かしいと言われるんだろう。

年代も違うし、こういう人と付き合いがあった訳じゃないけど、当時の自分を思い出して観ていた。

どこか客観的に観れなくて、落ち着かない、ぞわぞわした気分になる映画だった。

しかし、広瀬すずって色々出ていますね。




植物図鑑 運命の恋、ひろいました ★★★☆☆
2016日。112分。三木康一郎監督。有川浩原作。岩田剛典。高畑充希。阿部丈二。今井華。

OLのさやかは仕事もプライベートも面白くない日々が続いていた。

ある日、マンションの前で倒れていた男・樹を“拾って”ごはんを食べさせ、泊めてあげる。

翌朝、美味しい朝ごはんを作ってくれた樹と半年の期限で奇妙な同居生活が始まる。

料理上手で物知りな樹との生活は楽しく、さやかは次第に惹かれていく。
しかし、樹には秘密があったのだった。


これは良いフィクション。
リアリティは置いといて、楽しむべきお話。

料理男子の理想みたいな男の子を岩ちゃんが演じる。
ごはんは美味しく、本人は優しくて色んな事を教えてくれる。

野草採りを“狩り”なんて言ってみたり、遊び心もある。

高畑充希がうまくて、感情移入して観ていた。

夢のような半年が過ぎて、しばらくは辛いけどそのお陰でクライマックスが引き立つ。

ラストシーンが幸せそう。
こちらも幸せな気分で観終わることが出来た。

ターゲットは絞られるだろうけど、楽しくて良い映画だった。

西武線の黄色い電車が懐かしかった。
私が乗ってたのは違う路線だったけど。




台風家族 ★★★☆☆
2019日。108分。市井昌秀監督。草彅剛。MEGUMI。中村倫也。尾野真千子。藤竜也。新井浩文。

鈴木一鉄が銀行強盗をして失踪してから10年後、仮想葬儀をして財産分与を行うため、子供達が集まる。


サブカルっぽい雰囲気の映画。小さい映画館が似合いそう。

一癖ある家族同士が遺産相続を争う。
強盗に遭った銀行も登場する。

派手さはないけど、話は面白い。特に前半。

途中で湿っぽくならなければもっと良かった。この辺は好みか。

個人的に、こういう映画はカラッとしてて欲しい。
お陰で、後半は平凡な映画に思えた。
前半を観て期待したんだけど。

草彅剛はやっぱり良い。
テレビドラマに出なくなっても、時々こうやって映画で観たい。

あと、中村倫也ってイケメンだけどうまいと思った。
“だけど”ってことはないですが(笑)。

“ユーチューバー”とか配信とか、時代を感じる。