昔の本です。角川でアニメ映画になっていました。
映画化した時は上下巻で終わりでしたが、映画で注目が集まった為なのか、後から続編として3〜5巻が書かれたようです。
映画公開の頃に上下巻を夢中になって読みました。
3巻以降は機会が無くて、最近ようやく読みました。
2巻までは、主人公の忍者ジロウ(カムイ)が形見
に残されたカムイの剣と出生の秘密を求めて活動す
るも、大海賊の残した財宝や徳川幕府の存亡まで関
わって来てしまい・・という、ジュブナイルものと
しては満点、いやもっとつけていいぐらいの非常に
面白い話です。
3巻からは、財宝を元に大商人になった青年ジロウ
(カムイ)が明治日本を影から支える役割を果たし
ます。忍者としての活躍は殆どなくなり、フィクサ
ーのような政財界のキーマンとしての活躍になります。
物語のスケールが一気に大きくなり、違う作品のよ
うです。
時代背景の説明が多くて、それはそれで面白いんで
すが、小説部分の読みやすさに比べて取っ付きにく
く、説明部分はちょっと浮いてるかもしれません。
続編を出すなら、小説部分にもっと集中させて欲し
かったかな。
ただ、作者は多分明治日本という新時代を舞台に、
ジュブナイル小説の形を借りて若い読者に時代背景
だけでなく自分の思いや考えを伝えたかったんだろ
うと思います。ジロウ(カムイ)の行動だけでは書
ききれなくて、あんなに説明や引用が多くなったん
じゃないか。そんな気もしました。
小説部分では、ジロウ(カムイ)の活躍は忍者から
フィクサーに形が変わっても痛快です。1、2巻より
だいぶ減ってますけれども。
マーク・トウェインやカール・マルクス等、歴史上
の有名人が出演する所はいかにもジュブナイル小説
ぽくて楽しい。
また、元組頭の藤林や、千軒の万といった忍者とし
ては超優秀だけど人としての感覚はごく普通で、ジ
ロウ(カムイ)みたいに大局を見て柔軟な発想が出
来る訳ではない、その部分では凡人と言っていい人
達が新時代の生き方に悩む所では、他人事に思えな
くて、すごく感情移入してしまいました。笑
3巻以降は読みにくさがあるものの、これはこれで
読みどころはあるのかな、と思います。
・・しかし、5巻の終盤になっても話の進みが遅
く、このペースで終わるのか?と思ったら・・6巻
に続くとなってました。あれ、6巻は売ってなかっ
たよな??と思って調べたら、何と!未完なんです
ね、この作品。知らなかった・・
映画化で調子に乗って続編を出したものの、売れな
かったんでしょうね・・確かに、1、2巻で付いた
読者は離れてしまうような内容でした。作者が不器
用なのか、読者のニーズを読み間違えたのか・・
ちょっと惜しい作品でした。
今はkindleでも読めます。
★★★☆☆
映画化した時は上下巻で終わりでしたが、映画で注目が集まった為なのか、後から続編として3〜5巻が書かれたようです。
映画公開の頃に上下巻を夢中になって読みました。
3巻以降は機会が無くて、最近ようやく読みました。
2巻までは、主人公の忍者ジロウ(カムイ)が形見
に残されたカムイの剣と出生の秘密を求めて活動す
るも、大海賊の残した財宝や徳川幕府の存亡まで関
わって来てしまい・・という、ジュブナイルものと
しては満点、いやもっとつけていいぐらいの非常に
面白い話です。
3巻からは、財宝を元に大商人になった青年ジロウ
(カムイ)が明治日本を影から支える役割を果たし
ます。忍者としての活躍は殆どなくなり、フィクサ
ーのような政財界のキーマンとしての活躍になります。
物語のスケールが一気に大きくなり、違う作品のよ
うです。
時代背景の説明が多くて、それはそれで面白いんで
すが、小説部分の読みやすさに比べて取っ付きにく
く、説明部分はちょっと浮いてるかもしれません。
続編を出すなら、小説部分にもっと集中させて欲し
かったかな。
ただ、作者は多分明治日本という新時代を舞台に、
ジュブナイル小説の形を借りて若い読者に時代背景
だけでなく自分の思いや考えを伝えたかったんだろ
うと思います。ジロウ(カムイ)の行動だけでは書
ききれなくて、あんなに説明や引用が多くなったん
じゃないか。そんな気もしました。
小説部分では、ジロウ(カムイ)の活躍は忍者から
フィクサーに形が変わっても痛快です。1、2巻より
だいぶ減ってますけれども。
マーク・トウェインやカール・マルクス等、歴史上
の有名人が出演する所はいかにもジュブナイル小説
ぽくて楽しい。
また、元組頭の藤林や、千軒の万といった忍者とし
ては超優秀だけど人としての感覚はごく普通で、ジ
ロウ(カムイ)みたいに大局を見て柔軟な発想が出
来る訳ではない、その部分では凡人と言っていい人
達が新時代の生き方に悩む所では、他人事に思えな
くて、すごく感情移入してしまいました。笑
3巻以降は読みにくさがあるものの、これはこれで
読みどころはあるのかな、と思います。
・・しかし、5巻の終盤になっても話の進みが遅
く、このペースで終わるのか?と思ったら・・6巻
に続くとなってました。あれ、6巻は売ってなかっ
たよな??と思って調べたら、何と!未完なんです
ね、この作品。知らなかった・・
映画化で調子に乗って続編を出したものの、売れな
かったんでしょうね・・確かに、1、2巻で付いた
読者は離れてしまうような内容でした。作者が不器
用なのか、読者のニーズを読み間違えたのか・・
ちょっと惜しい作品でした。
今はkindleでも読めます。
★★★☆☆