昨日は午前中にサッカーの試合、午後に虫取りに行くという2つの出来事がありました。4歳の長男の姿を見ていると、同じ子どもなのに2つの出来事で見せる姿が大きく異なることを感じます。また、それに伴う私の親としての在り方も全く異なるものであることを感じました。2つの出来事を対比しながら整理してみました。

 

「ダメな親だな」と思う出来事。ダークサイド。

 

「いい親かも」と思う出来事。ハッピーサイド。


 

 

ダークサイド。

昨日、長男のサッカーの試合がありました。所属しているチームでの試合ではなく、区内の参加希望者が集まってチームを作り、試合に出るという形式での試合でした。同じチームからは、長男の従兄ちゃんのみの出場で、それ以外は初対面でした。

この日の試合に向けて、平日も週に2~3回、公園で練習をしてきました。この数カ月でドリブルがとても上手になり、走りながら自分の行きたい場所にドリブルで行けるようになりました。また、シュートのミートも上達しており、「ドン!」という音が響く強いシュートが打てるようになってきました。公園練習では、友達や私と1対1のドリブル練習を重ねてきたので、ボールを奪うことも上達してきました。

 

 

ですが…試合が始まると、長男は自陣のゴール前に立ったまま。ほとんどボールに向かっていくことができません。まるで初めてサッカーをした子のように、どうしていいか分からないような表情。ゼッケンをいじったり、試合を観ているお母さんの方を見たりして全然試合に参加することができませんでした。

 

その様子を見ていた私は若干イライラ。

「ボールに向かって行け!」と長男に指示を出します。

本当にダメな親。完全に自分のエゴで子どもに指示を出している。7分×4本、試合に出していただきました。最後の1本は、自分からボールに向かっていくことができましたが、日頃の練習の成果を発揮する場面はほとんどありませんでした。

 

理由を分析しました。①知らない子の集団の中で、自分を出すことがうまくできない。1人だけ話ができる子がいましたが、家に帰ってからその子の名前が長男の口から出ていました。その子からはパスをもらうことができていました。②はじめての会場で緊張していた。③試合のスピード感についていけず、自分の技術を発揮することができなかった。


長男にとって初めての経験だったので、ピッチに入れただけでも素晴らしいことだったのに…ついつい親のエゴで子どもを見てしまい、反省しました。

自分がサッカーをしていただけに、「もっとこうすればいいのに!」という気持ちが強くなります。でも、子どもにとってはそのような気持ちはまだ芽生えていないわけで。でも教えることで上達するのに。

 

この申し訳ない気持ちが、ハッピーサイドのカマキリ探しにつながっています。



サッカーではついつい私のエゴが強くなってしまうので、他のことでは子どもの思いをできるだけ尊重したい。もちろんサッカーもですが。子どもと関わることで、色々な自分が表れ、人としての成長につながるように感じます。正解は子どもの中にあると思うので、その子の思いや願いを大切にし、関わり続けたいです。